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トランプ大統領の爆誕!

12月初頭に予定されていた米国出張は、一時期赤信号が点灯し、今回は無理かと思っていたのですが、自分が出張中の装置の保守について人員の配置が可能になったため、急遽行けるようになりました。恐らく、今度の米国出張は、自分にとって最後の海外出張になると思うので頑張りたいと思っています。
ただ、今回の出張では、海外支店からのHelp無しで、自分ともう一人の営業担当との2人で海外メーカーでの2週間に渡る会議を乗り切らねばならなくなってしまい、コミュニケーションに関してかなりヤバイ状況になってしまいました。自分の会社は貿易商社なので英語が堪能な人間はゴロゴロいるのですが、自分と今回の営業担当は語学に関して自社内においては完全に劣等生なので。

ただ、それを嘆いてもいられませんので米国に向かって出発するまで英語の勉強を集中して行うことにしました。ですので、出張から戻る12月中ごろまでブログの更新は難しそうです(今までも、更新は1~2週間程度だったので、改めて断りを入れるほどでは無いのですけれども)。ですので、ブログ更新が滞る前に、今回米国に出張と言うこともありますので、ちょっと古くなりますが、この前行われた大統領選について記事を書いてみます。(といっても、詳しくわからないのでもやもや~としたことしか書けません...)

大統領選前のTVやNetニュースなどの下馬評を覆してトランプ氏が当選したのには殆どの人が驚いたと思います。自分も驚きましたが、どちらかと言うとトランプ氏の圧倒的な勝ちっぷりに驚いたという感じでした。確かに、あの過半数を制した側がその州の選挙人を総取りするという独特の方式は、つば競り合いにはなりにくいのかもしれませんが(実際、総得票数ではヒラリー氏の方が多かったの報道もありました)、それでも、事前でのヒラリー氏有利の予測とはかけ離れていたものと思います。(まぁ、圧倒的は言いすぎかもしれませんが、自分が仕事の合間にちらちら見ていた選挙速報では、常にトランプ氏がリードしていてつばぜり合いとはとても言えなかったと思います。)
大統領選結果01

この結果を見て自分が最初に感じたのは、アメリカのメディアも、日本に負けず劣らず所謂リベラルの偏向報道が多いのだなぁというものでした。実際、大統領選前のアメリカから入ってくる大半の情報では、トランプ氏を支持する層は”低収入低学歴のプアホワイト”と呼ばれる負け組の人たちで、ただトランプ氏の差別的かつ扇情的な発言に何も考えず感情的に踊らされているだけの少数派のような扱いだったと思います。このステレオタイプ的な扱いは、日本のネット上の保守の人の扱いとほぼ同じで、所謂リベラル派マスコミ曰く”ネット上で特定の国を排斥するような攻撃的な発言を繰り返す”ネトウヨ”と呼ばれる人たちの殆どは低学歴低所得層の人々であり、彼らの劣等感のはけ口が弱者である他国者への差別発言につながっている。また、彼らの多くは他者とのコミュニティ力が低く一般社会との関わりに問題を持っており、アニメやゲームに耽溺しているキモオタが多い”などという自称リベラルの人が普段ポリシーとして掲げている平等主義とおよそ反する差別的な表現に満ち満ちた酷い物言いで、彼らの自分の考えが絶対的な正義で、そこから外れた者は、自分が掲げる”正義”の名の元にいくらでも侮辱しても構わないし、また現実の事象が、自分にとっての”正義”に都合が悪いのなら、いくら歪曲報道してもかまわないという所などは、欧米のリベラル派の報道と本当にソックリです。(まぁ、低学歴低所得などという物言いは、どうぞお好きに言ってくれという感じですが、アニメ好きのキモオタというのは、自分にかなり当て嵌まって正確な表現であるのがちょっと悔しい...)

しかし、実際のトランプ氏支持層の調査結果では、米マスコミが流した”低収入低学歴”というのは全くの嘘で、下記の表から色々な年収層の人たちから幅広く支持を集めたというのが本当のところのようです。
トランプの支持層年収

では、何故、あれだけリベラル派が嘘の情報を流し、そして一般的には暴言王と見えたトランプ氏が勝利したのでしょうか。ざっくりとなのですけれども、ネット記事を読んでいくと1)米国内の格差の拡大の問題 2)行き過ぎたグローバル主義による疲弊という2つの事柄がトランプ氏を次期大統領選ばせたように感じました。

1)米国内の格差の拡大の問題
米国には、広大な屋敷に住んで自家用Jetをバンバン乗り回すようなスーパーリッチと呼ばれる、日本ではちょっと考えられないようなスケールを持ったお金持の人たちが数多く存在していますが、元々米国にはそういう特別な人に富が集まることを容認する土壌があると言えるのかもしれません。わかりやすい例では、例えばメジャーリーグでの有名選手の年棒などは日本のスタープレーヤーの数倍にも達してしまうぐらいの巨額ですが、こういうところは、他人より少しでも秀でるところがあれば、そこに凄い価値を認めるという、如何にもNo1好きなアメリカ的な考え方が良く現れていると思います。所謂アメリカン・ドリームというヤツです。

逆に日本の場合はアメリカンドリームが無い分、富の分配がある程度公平に行われている国と言えるでしょう。更に言えば、ヨーロッパのように階級社会が厳然と残りコネクションが幅を利かす社会とは違い、日本は、努力がある程度公平に認められる社会であり、ある意味、世界で1番チャンスがある社会だと言ってもよいかもしれません。例えば、学歴の点から見ても、大学を卒業せずとも、起業して億の金を稼ぐことは十分可能な社会であり、この公平さが、日本の経済の強みのような気がします。

更に、司法問題についても非常に公平で、アメリカの場合、訴訟大国のせいかもしれませんが、高額でいい弁護士を雇えるかどうかが裁判の行方を左右することは珍しくなく、また人種問題までも複雑にからんでくる裁判事案も多々有り、公平さを保つのは日本に比べて非常に難しいと言えるでしょう。債務処理や自己破産手続きなどの小額訴訟でも、アメリカではかなりの費用と時間がかかるのに対し、日本では、街角法律相談所のような簡単なサイトですぐに解決することが可能であり、司法環境においても、もはや、日本は世界でもかなり生活がしやすい国と言えるようです。

日本は欧米や東南アジアの国々に比べると中流階級層が厚い国と言われ、スーパーリッチ層は少なく、最下層の人々も生活保護などで手厚く保護されており、格他国に比べると差は少なく見えます。事実、日本社会では「お金が無い…」などと言いながらも、住む家もあり、食べるには困らず、携帯電話やパソコンを持ち、車を持っている人も多いのです。それでも、実は日本は『世界で一番冷たい』格差社会であり、アメリカ、ヨーロッパに比べても日本の格差社会の問題は大きいと言う見方の人もいます。この見方をする人は、アメリカの格差社会の特徴を以下のように述べています。

『アメリカは確かに国家の福祉機能が小さく、利潤追求と競争の市場原理を重視しているが、それが全てという訳ではない。

市場原理にまったく従わない民間非営利セクターが大きな力を持ち、福祉機能、すなわち社会を維持する役割を担っている。貧困者や市場で失敗した人たちの救済活動はその分かりやすい例だろう。

非営利団体はホームレスの シェルター(無料宿泊所)を運営したり、食事や古着を提供したりしている。ハーバード大学の学生も忙しい勉強の合間にボランティアで恵まれない子供に勉強を教えたり、或はシリコンバレーで成功した人が社会貢献活動をするのが ブームになったりしている。

このようにアメリカには、政治に対する意識とは別に社会に何を還元できるのかを考える人が多いのである』

...

欧米は格差社会の歴史が長く、何だかんだ言いながら持つ者も持たざる者もその対応に順応しています。
しかし、伝統的に格差の少なかった日本がいきなり二極化社会に進んでしまえば、政府も市民もその対応ができず混乱してしまうでしょう。そう言う意味では日本と欧米の格差社会はまるで違うもののように見えます。

先ほどの方の意見は さらにこう続きます。

『日本はアメリカと似て国家の福祉機能が小さく、また、「自助努力が大切だ」と考える人が多い。しかし、企業や社会にはじき出された人を守るシステムが弱く、家族に頼らなければならない。

意外に聞こえるだろうが、生活保護の受給条件は実は日本の方が厳しい。アメリカでは個人に受給資格があればよいが、日本では家族の所得も事実上調査される。大学教授だった私の知人は裕福だが、息子は生活保護を受けている。日本だったら、まず あり得ない話しだろう。日本の役所は生活保護の申請書をくれなかったりするが、他に助けてくれる所がないから行政に行っているのになかなか助けてくれない。

ちなみに、アメリカ型の市場原理に対する批判はヨーロッパでもある。ただ、欧州先進国の多くは国家の福祉機能が大きく、「市場で失敗するのは個人だけの責任ではないので、国家が助けるのは当然だ」と考える人が多い。

こうしてアメリカと ヨーロッパ、日本を比べてみると、日本が一番冷たい社会のように思える』

上記のような意見を聞いてみると、格差の問題は国ごとの事情によって異なり、一概に言えないようです。アメリカは、確かに個人主義ではありますが、実際には社会全体の意識として弱者に対しての配慮があり、それに、アメリカ人は日本人より楽観的という気質もあって、格差はあるけれども暮らしやすいと言えるのかもしれません。

では、このように伝統的に格差が存在し、それに対処してきたアメリカ人が問題にする”格差の拡大”とはどのようなものなのでしょうか。

その格差の拡大の一つは教育の問題に端的に表れているようです。
日本ではこの頃、奨学金の返済が問題になってきていますが、アメリカの奨学金問題は日本のよりもはるかに問題になっています。

現在、アメリカでは一般に大学を4年卒業させるのに、1000万円ものお金がかかってしまうと言われています。それに高校を卒業させるまでに2000万円ものお金が必要だという、信じられないことがアメリカでは起こってきています。これでは、男女共働きでも、大学を出すのはかなり難しくなってしまいます。
更に極端な例では、ハーバード大学の1年の授業料は7万ドルで約800万円もかかりロースクールまで最低6年かかるとすると、授業料だけで4800万円という巨額な費用がかかることになります。これでは、超富裕層の子どもしか名門大学へ入れません。

こんな社会になってしまうと、大学を卒業できるのは1部の金持ちしかいなくなってしまい、アメリカは日本以上の学歴社会ですので、大企業の重役は、すべて金持ちの息子や娘が独占することになってしまいます。これでは、まるでヨーロッパの格差階級で、格差が絶対に追いつかないところまで拡がってしまってきている不満が大きく膨れ上がってきているようです。

更には、ウォール街の金融に代表されるような情報を扱う特定の業種に富が集中してしまう問題で、このようなグローバルで高度にシステム化された世界の上でのみ行われる経済活動には、アメリカの伝統的な個人の才覚と能力で一発逆転をするというアナログチックなアメリカン・ドリームは実現しにくく、夢が無くなってきているという感覚的な虚しさも格差の問題に拍車をかけているようです。

2)行き過ぎたグローバル主義による疲弊
トランプ氏が言ってきたことは、一言でいえば、一国繁栄主義で、”いいじゃないか、アメリカだけが栄えたらいいんだ、なんで東洋の日本に軍隊を集中して派遣しなければいけないんだ。なぜ、朝鮮半島の平和のために、米軍が駐留しなければいけないのか。なぜグアムにあれだけの大軍を置かなければいけないのか。第七艦隊という金食い虫である艦隊は、アジアの平和のために存在しているといっても過言ではない。そんなバカなことはしないでアメリカ人の福祉にもっと役立てたらいいじゃないか。

移民? とんでもない話だ、メキシコからの移民が低賃金で働くから、アメリカ人労働者が割を食う。メキシコの国境には壁を立てよ。その壁を立てるのは、メキシコが建てるべき、金もメキシコが出すべきだ!”と、トランプ氏は言い続け、アメリカの多くの人も、それに対して危ないなと思いながらも、「そうだ!」と支持してトランプ氏が当選した訳です。

この現象は、今年の6月のイギリスのEU離脱の国民投票の結果とほぼ同じことなのかもしれません。6月のあの投票の日まで、自分を含めて世界中の多くの人たちは、そして多くのイギリス国民でさえ、離脱するとは露ほども思っていなかったと思います。だから、国民投票の結果を伝えるニュースを見て、世界中がびっくり仰天してしまいました。

このEU離脱には移民問題が大きな影響を持ったと言われています。現在、ヨーロッパの国々の多くが、混迷と困窮と不安の中にいるという現実の中で、特に大英帝国の興亡を知っている年代のお年寄りたちは、”なんでEUなんかに入ってほかの国の面倒を見たり移民の受け入れなど考えなければならないのか。イギリスだけが繁栄したらいいじゃないか”と考えて、EU離脱に投票しました。つまり、トランプ氏の支持者とまったく同じ理由からイギリスはEUを離脱したのです。

2つも同じ事象が連続したからには、これはもはや偶然ではありません。この2つの事象に共に関係のある移民の問題が、今までの考え方を変えようとしているのです。移民については、米国がそもそも移民によって作り上げられた国であるし、EUは加盟国の間の人の流れを自由にしており、この両先進国が移民に対して取る寛容な姿勢はグローバリズムの象徴として、世界の中で受け入れられてきました。しかし、経済的なものと別の、移民が引き起こす問題は、長い年月が経っても解決されずに残り続け、それが”グローバリズムの限界”を示すものとして、英国のEU離脱、トランプ大統領の誕生と言う現象となってあらわれることになってしまいました。

以下に、Netで見つけた記事を転載させて頂きます。

・「メリー・クリスマス!」が言えなくなったアメリカ社会

===================
トランプ氏が大統領になるかもしれないと昨年の今頃言っていれば、「あいつはバカだね」と言われたかもしれない。「あれは泡沫候補だよ」と言われたかもしれない。しかし、実は昨年の時点で、トランプ氏への追い風が吹き始めていた。

私も昨年12月、ニューヨークにいたのだが、五番街の喧騒の中を歩いていて、強い違和感に襲われたことを覚えている。世界一のブランドショップ街に、「メリー・クリスマス!」の文字がほとんど見当たらなかったのだ。一年を通じて最大の商戦であるクリスマス商戦の真っ只中にもかかわらず、五番街にはメリー・クリスマスに代わって、「ハッピー・ホリディズ!」の文字が溢れていた。

このような変化はここ3~4年、徐々に進んできた。それは、異教徒に対する“配慮”からだと聞いた。ニューヨーク在住歴25年の日本人女性は、事もなげに私にこう言った。

「友人にも、ハッピー・ホリディズですね。どんな宗教を信じているかわからないし……」

ご存知の通り、アメリカ社会は人種・宗教のるつぼであって、既に非英語人口は約20%に及ぶと言われている。WASP(白人・アングロサクソン・プロテスタント)が社会の基盤にあった時代は、遥か遠い過去である。

「どうしてキリスト教のお祭りなのに、ユダヤ教の人もイスラム教の人も仏教の人もメリー・クリスマスと言わなくてはいけないんだ? それはキリスト教の驕りではないのか? 宗教の押し付けは止めてくれ」

このような動きが現在のアメリカ社会に、強いうねりとしてある。

もちろん、アメリカの新聞の中にも、「ハッピー・ホリディズ」なんて言わないで、「メリー・クリスマス」という言葉をそれぞれの宗教の人々が微笑で迎えるような多様性や寛容性があってもいいんではないか、という論調もあるが、それは少数意見である。

クリスマスツリーを飾るのも、「果たしてこのアパートメントでは、いいんだろうか? ここにはイスラム教の人もいるんじゃないか? それは宗教の押し付けになるんじゃないか?」と気兼ねする不思議な風潮。

「この国には公正で中立的なバカが多すぎる」

トランプ氏は、以前ツイッターで「この国には公正で中立的なバカが多すぎる」とつぶやいた。 「メキシコ国境に壁を造れ」「イスラム教徒の入国は禁止せよ」など、トランプ氏の主張には呆気に取られるものが数多い。しかし、「この国には公正で中立的なバカが多すぎる」という彼のこの言葉だけは、なぜか私の頭に引っかかった。

アメリカ社会では、今まで無邪気に謳歌してきた楽しい行事が、「多様な」という価値観にがんじがらめに覆われてしまっていたのである。

多様な価値観を認めようとするあまり、大切な価値観にふたをしてしまう、あるいは元々ある伝統的な価値観は古いと葬ってしまう社会の動きに潜む「非寛容さ」。これこそが、今のアメリカ社会を窮屈にしているのではないだろうか。

「多様な価値観を認めよう」という考え方そのものが、実は多様な宗教観や価値観、多様な楽しみ、生き方、そういうものを逆に縛る一神教的な教義となってしまっているのだ。このような現象は今の日本でも同じように見られることである。

少数意見は尊重されなければならない。それは、成熟した社会の一つのベクトルだろう。しかし、一方で多数意見や曲げるべきではない常識、伝統も尊重されるべきものではないだろうか。

「メリー・クリスマス!」と幸せそうに声を掛け合った街角の風景は、進行する多様性に満ちた社会では、すでに懐かしい幻となりつつあるのかもしれない。

だからこそ、このような風潮が昔の無邪気でそれでいて強かったアメリカに対する、国民のノスタルジーを呼び起こし、トランプ大統領誕生への追い風となったのではないだろうか。
==============================

アメリカは、移民によって作られた人種のるつぼの国であるため、一定の人種や考え方に偏よることを防ぎ、公平さを保つように民主主義を発達させてきた国です。しかし、人種のるつぼと言いながら、実は国民の80%近くがキリスト教(色々な宗派を含む)を信じる”キリスト教国家”でもあるのです。
アメリカ大統領の就任式では、聖書に左手を置き、右手を掲げて宣誓することになりますが、明文上の規定はないものの、宣誓の最後に「So help me God.」と付け加えるのが慣例となっており、次期大統領のトランプ氏も、今までの大統領と同じようにそうするでしょう。大統領だけでなく、アメリカに移住してきてアメリカ国籍を取る全ての人は「アメリカ国民になる宣誓」を行うのですが、その宣誓の中で、これまで所属していた国への忠誠を放棄しアメリカ国民としての義務と責任を誓い、その最後の文章で「私に神の御加護のあらんことを」を言うことになります。このように、あらゆる場所で聖書が顔を出し神の名前が称えられる”宗教国家”アメリカでは、人種のるつぼと言いながら、キリスト教を信じるという1つの価値観の上に成り立っていたため、人種の違いを超えて、今まで国としてまとまって来たと言えます。

しかし、あまりの急激なグローバル化の進展で、キリスト教以外の移民が増えキリスト教をベースとした価値観が揺らいできてしまっているのです(前述の移民の際の宣誓文は、キリスト教を信じていることを前提で書かれていますが、別にキリスト教を信じることを強制はしていません)。また、そもそも同じキリスト教信者ということで今まで民族間の壁を取り除けていたのかというと決してそんなことは無く、例えば、黒人への人種差別問題などは、絶えずくすぶり続けてきましたが、移民の増大にる軋轢が発生する中で、最近ことさら炙り出されて来ているようにも見えます。

話がいきなり変わってしまうのですけれども、自分は20年ほど前、TVで"生命40億年はるかな旅"というNHKの番組を見て以来、何故世の中に色々な人種が存在するのかを知って、感銘を受けたことがあります。
この番組は、全12話構成でCGを使って生命の進化の道筋をたどるというサイエンス・ドキュメンタリーでしたが、この第6話で「奇跡のシステム "性"」というタイトルの回で、生物の繁殖について以下のように説明していたのです。

-”太古の海に発生した単性生物は単に自分をコピーして増殖するだけだったが、地球環境の大変化が起きた時、その多くが絶滅してしまった。このような環境変化で一気に全滅してしまうのを防ぐために、生物は、親となる2つの性質の異なる生物が協力して親と違った個性を持つ新しい子孫を作る”性”というシステムを作り上げた。新しい子孫が親と異なる個性を持つことで、生物として生き残る可能性が多くなる。つまり、生物は生存の可能性を増やすために、"性"のシステムを使ってわざと違いを作りだそうとしている-"

雄雌や男女の存在は、子孫を作りだすだけでなく、生物として生存の可能性を増やすために、わざと違いを作りだそうとしているという説明は、それまで考えもしてきませんでしたので目からウロコでした。しかし、生物としての生存の可能性を増やすために多様な人種が存在すると考えると、人種の間に違いが有ることをに納得できる部分は多々あります。今後地球環境に大きな変化が出たときに、各人種が違いをもっていれば、その変化に一部の人種だけ対応できて人類が生き残るかもしれないからです。

このように生物としての生存ということを考えると、色々な人種の間に違いがあるのは当然ということになりそうです。なので、現在の自称リベラルの人が、"違い"に無理やり目をつぶって全てを"同じ"として見るというのは、そもそも無理があるように見えます(当然、全ての人に平等に生きる権利はあります。ここで言っているのは、各人種や民族固有の文化や気質のことを言っています)。ですから、一番良さそうなのは、お互いにその違いを認め尊重し合って共存していくことだとは思うのですが難しいのでしょうね。だから、今回トランプ氏のような偏った人が大統領に選ばれたと思うのですが、でもアメリカがこのまま自国第一主義で閉じこもるなどとは思えないのですよね。何というか、自分はこんなことでは終わらないアメリカの底力のようなものを基本的に信じているようなところがあるのです。

自分にとってアメリカと言う国は嫌い(というか反発する)なのと同時にものすごく好き(というか憧れる)という不思議な国です。
英語がほぼ世界の公用語であるのに、ビックリするほど自国の外へ出て行こうとせず自国以外の他国に関心を持たない人が多いアメリカ。そんな他国のことを知ろうともしないのに、中東をアメリカ的な民主国に出来ると信じて戦争をはじめ、そんなアメリカを憎む人もいるのに、なぜ憎まれるのかをちっとも理解しないし理解しようともしないアメリカ人。そして、アメリカはこのような戦争を起こすことが出来る巨大な軍事力を持った現代の帝国ともいえるのに、民主主義国家でもあるというとんでもない矛盾。
国内に目を向ければ、健康問題には煩く、公共の場で喫煙すらできなくなっているのに、銃の規制は殆ど無く毎年大勢の人が銃で犠牲になるというおかしな国。
アメリカの矛盾を挙げればきりがありませんが、それでもアメリカから感じるあの自由で活発な雰囲気には強く憧れずにはいられません。

アメリカのジャーナリストのマーク・ハーツガード氏は自著の中の”だからアメリカは嫌われる”の中で外国人がアメリカに対して持っているイメージを以下のように書いているとのことです。

1.アメリカは偏狭で自己中心的だ。
2.アメリカは豊かで刺激的だ。
3.アメリカは自由な国だ。
4.アメリカは偽善的で圧倒的な帝国だ。
5.アメリカ人は世間知らずだ。
6.アメリカ人は俗物だ。
7.アメリカは機会均等な国だ。
8.アメリカの民主主義は独りよがりだ。
9.アメリカは将来の世界の姿だ。
10.アメリカは自国の利益しか眼中にない。

まぁ、自分にとって9を除く殆どの項に納得がいく感じですね。本当にアメリカって憧れと反発を同時に感じてしまう不思議な国です。
また、アメリカを自由に感じる理由としてクライド・ブレストウィッツ氏は、日本とアメリカを比較して自著”ならずもの国家アメリカ”の中で「日本では、特別に許可されない限り全てが禁じられており、それに対してアメリカでは特に禁止されない限り全てが許される」と述べているそうで、なるほど、確かにそうかもなと感じてしまいました。

上の文章で述べられている、殆どのことが許される自由なアメリカである限り、一旦内向きに大きく振れた振り子も、みんなが等しく自由に振舞えるように徐々にですけれども着実に改善していくような気がします。なんだかんだ言っても現在、世界で一番多様性を認めている国はアメリカであり、その多様性の軋轢の中から何かが生まれてくると自分は信じているのです。

・TPP(環太平洋パートナーシップ)について
アメリカのことばかり言っていないで、では日本では人種や移民の問題はどうなのかと言えば、基本的に日本は移民政策を取っていないので、アメリカのような移民による軋轢は無い状態なので何ともいえません(某C国とK国が時々騒ぎますが、殆ど政治的プロパガンダなので無視していいと思います)。ただ、日本の少子高齢化は深刻であることは間違いなく、時代の流れから行っても、今後自国1国だけで経済活動を行っていくのは困難となって行くことは間違いないとおもっていますので、個人的にはTPPを進めて、ルールを決めた枠組みの中で他国の人との付き合いに慣れていくのがいいのではないかと思っています。そういうわけで個人的にはTPP推進に賛成する立場です。実は自分は殆どTPPの取り決め内容を知らず、またTPPに反対する人の意見や、それを説明する理論ももっともだとは思っています。それでも、長い目で見れば、将来、世界中の多くの国も関税を無くすような枠組みの上に乗って物流が進められる世の中に成っていくと自分は思っています。こういうグローバル化の流れは最早止められないのだと思うのです。であれば、現在の安倍政権のような安定した政権が続いているうちに、何とか混乱を最小限に抑える舵取りを政府に任せて、今のうちに市場のグローバル化に慣れていくほうが良いと思っているのです(逆に、今より人口が減って国の体力が落ちたときにグローバル化を受け入れるととんでもないことになりかねません)。
現在、トランプ次期大統領は、TPPからの離脱に言及していますが、まだ正式な就任までに時間がありますので、何とか翻意させるよう日本側の努力に期待します。

(上の文章は、Netニュース及び池上彰氏の著書から多くを引用させてもらいました。書いていくうちに、相変わらずメチャクチャ長くなってしまい、言っている事も辻褄が合わない箇所が多々出てきてしまったので、後で修正もしくは削除することもあると思います。)

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