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Emerson, Lake & Palmer(ELP)の音楽

キース・エマーソン(キーボード)、グレッグ・レイク(ベース)そしてカール・パーマー(ドラム)のギターレスのユニット。
学生時代、キングクリムゾンの次によく聞いたロック・グループです。
特徴は、クラシックとジャズとロックをミックスしたような独特の楽曲と最新のムーグ・シンセサイザーを操る先進性にあったと思います。しかし、3rdアルバム以降はバンドのスタイルが固定化されてしまい、中盤6thアルバム頃からに色々と試行錯誤をしてバンドの新しい方向を模索しようとしましたが、バンドの活動は徐々に低下していき、78年の8thアルバム"ラブビーチ(LOVE BEACH)"を最後に解散してしまうことになります。結局のところ、彼らの最も輝いた時期は1970年から73年までの4年間と非常に短いものでしたが、その間に発表された、1stから5thまでのアルバムは、その先進性と彼らの溢れるパワーに満ち満ちたロック史上に名を残す傑作アルバムであったと思います。

以下は、よく聞いたアルバムの簡単な紹介です。

1.エマーソン・レイク・アンド・パーマー
ELP.jpg
自らの名前をグループに冠した、彼らのデビューアルバム。
まだ、1stアルバムなので、彼らのバンドとしての音楽性はまだ確立されていない感じがします。しかし、最初の1曲目"The Barbarian"で見せる激しく歪んだベースとそれに続く暗く情念のこもったハモンドの旋律を聞けば、彼らの何か新しいものを生み出そうとする情熱がひしひしと伝わってくるはずです。続く"Take A Pebble"は、一転して非常に静謐な感じのする楽曲で、アメリカンロックとは違うブリティッシュロックの持つ気品と奥深さ、そして精神性のようなものを感じることが出来ます。そして最終曲"Lucky Man"では、グレッグ・レイクの歌う牧歌的とも感じる美しいフォークソングの旋律に斬新なムーグシンセサイザーの音を被せて、いかにも新しいことをやろうという意気込みを感じさせて曲を終了させます。
このアルバムでは、まだ、各人のソロプレイのようなものも多く、アルバムとしての完成度としては後期作品に譲ると思いますが、個人的には、ELPの中で一番好きなアルバムです。

2.タルカス(Tarkus)
ELPタルカス
2作目にして、ELPのスタイルを確立してしまった傑作アルバム。目玉はやっぱり組曲"Tarkus"で、すさまじい変拍子に負けないハモンドオルガンとムーグシンセサイザーの響き。メロディラインの美しさはもちろんですが、その旋律も一本調子ではなく動から静へと一瞬で切り替わる様には音楽のマジックを見るような感動を憶えます。評価は各人さまざまでしょうが、個人的には、音楽の凝縮感やまとまり感から、5thアルバム"恐怖の頭脳改革"の組曲"悪の経典#9"を超える傑作ロック組曲です。
近年、Tarkusがオーケストラに編曲され、そしてそれがNHK大河ドラマに使われることによって本作に再度注目が集まったことは、ファンにとってはうれしい限りです。

3.展覧会の絵(Pictures at An Exhibition)
ELP展覧会の絵
71年発表のELPの3rdアルバム。ELPは、初期のころから本曲をライブで演奏していたところ、ブートレッグが多く出回るようになってしまったため、急遽ライブ版で発表になるという経緯を持った作品です。
自分は、この展覧会の絵のライブDVDを持っていますが、ちょっと強面のするキース・エマーソンがピンクのラメの入った服を着てキーボードによじ登ったり投げ飛ばしたりと大立ち回りをして、まさにロック興行ともいえるショーを見せ、それに観客も大喜びで、これはこれでELPの持っているひたすら打ち上げ花火を上げ続けるようなどっ派手な一面を良く表していたと思います。
本作は、CDなので映像は見られないのですが、improvisationの部分ではエマーソンのアクションとそれに熱狂する観客の熱さを十分に伝えることが出来ている優秀なライブアルバムだと思います。
ムソルグスキーの展覧会の絵は、いろんなタイプの楽曲が一つにまとまっていることで、作曲家の編曲魂に火を付けるのか、かなり色々な人たちが編曲版を出しています。(日本では富田勲のシンセサイザー版が有名ですよね。)その中で、ELP版の展覧会の絵は、ロックとしてのアレンジはもちろんオリジナル曲やボーカルも加えることによって、他の編曲版と一線を画した素晴らしい出来になっていると思います。
本作は、ELPが92年に再結成した際、スタジオ版としても録音されており、現代の機器を使っての展覧会の絵の演奏はファンにとっては必聴でしょう。

4.恐怖の頭脳改革
ELP恐怖の頭脳改革
73年に発表されたELPの5thアルバム。アルバムとしての完成度は、おそらくELPの中で最高作と言えるもので、30分にも及ぶ全3楽章からなる"悪の経典#9(Karn Evil 9)"は、圧巻の一言。
しかし、この後バンドのスタイルは完全に固定されてしまい、メンバーは色々な可能性を探ろうともがくのですが、78年の8thアルバム"ラブビーチ(LOVE BEACH)"を最後に解散してしまうことになります。

バンドの方向が行き詰った原因は、中心メンバーだったキーボードのキースエマーソンが、クラシックの影響から逃れられず、曲がマンネリ化してしまったからなのかもしれません。ここで、他のメンバの加入(特にギタープレイヤーなど)があれば何かしらの新しい展開もあったかもしれませんが、グループ名がそもそも3人のメンバー名から取ったものなのでそれも難しく、グループ名に自分たちの名前を冠することは、グループを新たにスタートさせるにあたっての彼らの決意の表れだったと思うのですが、それは同時に、グループ名で自らを縛ってしまい、発展の余地を自ら閉ざしてしまったような気がします。
しかしながら、彼らがもっとも輝いた時期に発表された1stからこの5thまでのアルバムは、ロック史上に名を残す素晴らしい作品であったことは間違いありません。

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