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男子高校生の日常 感想

日常系つながりということで、男子高校生の日常の感想。
日常系といえば結局のところかわいい女の子しか出てこないというこの頃の流れに真っ向勝負した快作です。
この作品での主人公は、タイトルの通り、かわいい女子高生ではなく、ごく普通の男子高校生です。しかもスポ根ものに出てくるような熱いキャラではなく、仲間とつるんで何をするわけでもなくダラダラと日々を過ごしてしまうような、まぁはっきり言ってしまえば普通の等身大の男子高校生です。ですので、あるあるネタなどには、何か懐かしいノスタルジーのようなものも感じてしまいました。そして、この男子高校生たちは確かにアホなのですが、とにかく人を思いやる優しい心を持ったいいヤツらばかりなのです。この作品の中では、男子高校生が相手に恥をかかせないようにと思いやって逆に苦労したりすることがよくあるのですが、男性から見ると、そういうのわかるよなぁと思うこともしばしばで、こういう感覚は女の子がメインキャラの日常ものを見ているときに感じたことはありませんでしたね。
女の子の下着に興味を持ったり、子供っぽい缶蹴りに本気で熱中してしまうようなしょうもないバカ、でもなんだか憎めない、そんな愛すべき男子高校生たちの物語です。
そしてこの作品は、男子高校生のバカっぷりを描くだけでなく、男子にとっての女の子の不可解さも実にうまく描ていました。どの年代にとっても女性は男性の興味の対象ですが、特に男子高校生にとっては、女子が急に理解不能な存在になる頃で、この作品ではその不可解さをを表す為に女性に目を描いていません。これとは逆に理解可能な女性には目が描かれており、その対比を表わすになかなかうまい方法だと思いました。(男性にとって、ある意味理解可能な文学少女や生徒会長りんごちゃんには目が描かれていますよね。)
この理解不能な女子達に囲まれた時の絶望感は、かなりリアリティがあります。本当に集団になると女子は怖い...

アホで隙だらけのりんごちゃん。やっぱりかわいい。

凸面鏡の中の幻の美少女。爆笑しました。

スカートネタは、男子にとって永遠です。

文学少女の話。こういうシチュというのは、男子の妄想の中にあるのかもしれませんね。

OPも、爽やかな曲と歌詞に対する作品内容のくだらなさとのギャップに笑わせてもらえましたし、BGMもなかなか良かったです。
そして、自分は普段あまり声優さんには気を止めない方なのですが、ヒデノリ役に杉田智和氏は実にドンピシャな配役だと思いました。
とにかく実に面白い作品でした。この作品が、今後の日常系作品に影響を与えてくれればうれしいですね。
(そのためには、円盤の売上も重要だと思うのですが、今度発売されるBlu-ray boxの売り上げは、まず爆死状態になるでしょうね。萌え系作品でないのにあの価格はキツイと思うのですが...)
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