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第5回ぼんぼり祭り番外編(花いろ旅歩きとのと鉄道)
先週は仕事でどハマリを喰らいましたが、どういう訳か今日は早く帰宅できましたので、これを機会に今日は何とか第5回ぼんぼり祭りの番外編をUpすることにします。
今年も、ぼんぼり祭りに参加した後は、のと鉄道の西岸駅へ巡礼の脚を伸ばしました。"花咲くいろは"には聖地が2つあって、1つはもちろん湯乃鷺温泉のモデルになった湯涌温泉ですが、作品中で緒花たちが通学に使う湯乃鷺駅のモデルになったのと鉄道の西岸駅がもう1つの聖地になっているのです。
この2つの聖地を結ぶと言っては大げさですが、のと鉄道と湯涌温泉が協力して行っている広域観光キャンペーン「花いろ旅あるき」という、これら聖地をキャラクターたちが案内するという観光企画があり、この企画を元に作られた"花いろ旅アプリ"というスマホソフトがなかなかの優れものなので、今回はこのアプリに沿って記事を書いていきたいと思います。


この"花いろ旅アプリ"は、簡単に言ってしまえば、ご当地観光案内ソフトで、マップに示された観光スポット(このアプリの中ではARポイントと呼ばれています)へ行くと、そこで各キャラと一緒に撮影が出来るカメラが起動できるようになり、そのキャラの声で観光案内が聞けるというものです。以前のバージョンでは、ARポイントで、CVによる観光案内を聞きながら写真を撮るだけでしたが、去年あたりでバージョンアップされたアプリでは、再生したCVによる観光案内をそのまま録音できるようになりました。つまり、緒花や菜子が語る観光案内を録音すれば、いつでもそれを聞けるようになったわけで、これはなかなかの機能だとは思いませんか?このバージョンアップを知ったあと、自分は旧バージョンで集めたバッチを全部クリアして、最初から巡りなおすことにしたのです(後でわかったのですが、ARポイントでCVを新たに録音するのに、バッチの有り無しは関係無かったので、バッチをクリアする必要はありませんでした)。


集めたバッチの数々。このバッチをタップすると、一度現地で録音したCVによる観光案内をいつでも再生することができます。
1.花いろ旅歩き(湯涌温泉編)
花いろ旅アプリでは、湯涌温泉の中のARポイントとして、1)総湯白鷺の湯・湯涌稲荷神社,2)玉泉湖,3)湯涌看板前,4)観光協会・いろは館の4箇所を示しています。それでは、宿泊先の湯涌ゲストハウスから上記ARポイントを巡ってみることにします。
昨日の宿泊先の湯涌ゲストハウスで起床すると、朝食を頂きチェックアウトした後に、その足で朝風呂を浴びに白鷺の湯へ向かいます。
上は昨日宿泊した湯涌ゲストハウス。2階の部屋に宿泊しました。
1)総湯白鷺の湯・湯涌稲荷神社
総湯白鷺の湯は、ゲストハウスから歩いて2~3分程の場所にある共同浴場で、こじんまりしていますが非常に清潔な感じがして好感度高いです。
中へ入ると、いろはのポスターがいっぱい。

お湯は、無色透明で源泉かけ流しです。浴槽はちょっと小さいけれども、湯の温度は結構熱くて、それが自分の好みとよく合いました。


(上記は他者様ブログから転載させて頂きました)
風呂から上がると、ドリンクを一杯。しかし、このラッピング自販機の出来はいつ見ても素晴らしい。

白鷺の湯を出ると、横の扇階段を上って湯涌稲荷神社へ向かいます。神社の横に掛けてあったのぞみ札は、一昨日にお焚き上げされましたが、その後また幾枚かのぞみ札がかけてありました。


自分の願いも、こののぞみ札の通りです。しかし、相変わらずみんな絵がうまいですね。
丁度その時、神社の賽銭を回収している方(おそらく稲荷神社の関係者?)に、神社の境内で出会って、湯涌の白雲楼について少し教えてもらいました。白雲楼の撤去は2006年ですから、そんな昔のことではなく、できれば撤去前の白雲楼を実際に見てみたかったですね。
湯涌稲荷神社を離れると以下の順で、湯涌温泉のARポイントを巡りました。
2)玉泉湖

3)湯涌看板前

4)観光協会・いろは館

以下に上記場所で撮影したアプリ写真を掲載します。




5)旧・白雲楼跡地
最後に、喜翠荘のモデルとなった白雲楼の跡地に行ってみます。

今はぽつんと東屋が立っているだけですが、ここにはかつては北陸一(もしくは東洋一?)と呼ばれた白雲楼というホテルが存在していました。下の写真が、その白雲楼です。

下の喜翠荘の絵と比べてみると、確かに白雲楼の面影があるので、白雲楼が喜翠荘のモデルになったのは間違いなさそうです(正確に言うと喜翠荘玄関の入母屋造りのような門構えは、昔の"かなや"さんがモデルになっているとのことなので、喜翠荘は白雲楼とかなやの両方がモデルになっています)。

白雲楼は1932年(昭和7年)に、石川県出身の国務大臣も務めた桜井兵五郎氏が開業し、私費を投じて市街地からの来客に備え、道路拡張工事などのインフラ整備も進めて運営されたとのことです。しかし、その後引き継いだ経営陣etcのゴタゴタ&バブル崩壊の影響により、1997年に文化財指定を受けるものの2000年を前に倒産しました。その後金沢の企業に競売で売却されるもうまくいかず、対策が遅れるうちに廃墟化が急速に進み2006年に取り壊されることになってしまいました。
かつての白雲楼

豪奢な医王の間の景観。これはすごい。また、上空からの写真を見ると、かつての白雲楼の巨大さがわかります。


倒産後、取り壊し直前の白雲楼


取り壊し直前では、遠くから見ると大きく立派な建物に見えるけれども、近づくと壁は崩れ窓ガラスは割れて異様な雰囲気がしていたとのことです。


かつて、白雲楼の顔の一つであった大広間の荒廃ぶり。

白雲楼のかつての栄華を写真で見ると、倒産後の荒廃の仕方が本当に痛々しい感じがしてしまいます。建物の規模が大きかっただけに、経営が傾くと建物を維持することすら難しくなってしまったのかもしれません。
しかし、現在の湯涌温泉しか知らない自分にとっては、ほんの十年前に、玉泉湖の上にこのような巨大な建物が存在したということがちょっと信じられない感じです。写真のような荒廃が進む前に、何とか手を打つことができなかったのかという思いもあるのですが、当時いろいろな人が出来るだけのことをした結果として、取り壊しになってしまったのですから、これはやはり仕方がないことなのでしょう。
でも、仮に白雲楼が取り壊しになっていなかったら、"花咲くいろは"という作品はどうなっていたでしょうね。
2.花いろ旅歩き(のと鉄道西岸駅編)
湯涌温泉を離れた後、のと鉄道の西岸駅にて聖地巡礼を行うために、まず、のと鉄道の七尾駅を目指しました。この七尾駅から花咲くいろはのラッピング電車が出るので、それに乗って西岸駅へ行こうという計画でした。しかし、腹ごしらえで、途中、北陸ラーメン博に立ち寄って思ったより時間を使ってしまったので、ラッピング電車の最終便に10分間に合わなくなってしまうという情けない結果になってしまったことを、前の記事に書きました。
いっそ、ラッピング電車に乗車することは諦めて、西岸駅へ車で行くことも考えましたが、実は代休を1日取って、次の日も休みだったので、のと鉄道での聖地巡礼は次の日に延期することとして、その日は早めに宿泊予定の五箇山の合唱作り民宿に宿泊するように予定を変更しました。そして、次の日は、ラッピング電車の運行時間をしっかり確認し、遅刻なしで七尾駅へ到着することができました。
さて、無事にラッピング電車へ乗り込むと、おもむろに"花いろ旅アプリ"を起動して録音準備に入ります。実は、のと鉄道では、いろはのCVで駅アナウンスを流しており、それを花いろ旅アプリで録音できるのです。ですので、ラッピング電車に乗りながら、駅に到着する事に駅アナウンスを再生し、全ての駅アナウンスを録音することができました。やったね!
下は、終点穴水駅へ到着したラッピング電車です(この型は、北陸三部作のヒロインも描いてある最新のものです)。本当にこのラッピング電車は綺麗ですね!。西岸駅に花咲くいろはの聖地として巡礼する人が多いのも、このラッピング電車の人気が一役買っていることは間違いありません。何しろ、アニメファンだけでなく、撮り鉄の人も撮影に来るくらいだから大したものです。





このラッピング電車の企画は末永く続いて欲しいものです。
さて、ラッピング電車の撮影を済ますと、普通の車両で西岸駅へ戻ります。実は、花色旅アプリでのARエリアは、穴水駅と能登中島駅周辺で、西岸駅は入っていません。今回は時間がないので、これらのエリアの探訪は次回にして、今回は西岸駅への聖地巡礼を優先です。
西岸駅で下車すると、やはり駅名標は"湯乃鷺"に変更されていました。連休期間が過ぎていたので、"西岸"に戻されているのではと不安だったのですが、ほっとしたと同時に、やはり嬉しかったですね。やっぱり、"湯乃鷺"の駅名標を見ないと、聖地巡礼の感激も半減してしまいますからね。

上りのホームから対面(下り)のホームの駅名標を見てみます。ここからのアングルは、花咲くいろはの以下の場面とほぼ同じですね。



これは、下りホーム側の写真。

下りホームから上りホーム側に続く階段は、後期OPで緒花たちが駆け下りる階段です。


アニメのシーンと全く同じですね。
上りホームに戻ったあと、駅舎の中に入ってみます。

まず、気がついたのは駅舎内が以前に比べて非常に整理されたということです。


特に巡礼ノートが置かれた棚のあたりは、色々置かれていたグッズ類がすべて撤去されすっきりした感じになっていました。

ちなみに、以下が以前の状態です。まぁ、ちょっとやりすぎだったかも。

でも、今の整理された駅舎内もすごく温かみがあっていい感じです。綺麗に書き込まれた巡礼ノートもついにNo28までになっています。自分ももちろん書き込みをしておきました。

自分が初めてちゃんとした聖地巡礼として訪れたのが西岸駅でした。そして、あぁ本当に聖地巡礼というのはいいものだなぁと感じたのは、最初に聖地として訪れたのが西岸駅だったからだと思っています。初めて西岸駅を訪れた時、偶然ラッピング電車の到着を目撃して感激したことも、自分の西岸駅好きにブーストをかけました。以下はその時撮った写真。西岸駅を出発する2代目ラッピング電車。

今後も、この西岸駅が、花咲くいろはの聖地として多くの人が訪れ続ければいいなと自分は思っています。

外の看板も"湯乃鷺"になっていた西岸駅。
PS.花咲くいろはのラッピング電車模型
1.Bトレインショーティ
自分は、バンダイから発売されている"Bトレインショーティー"シリーズの"花咲くいろは"バージョンのラッピング電車模型を持っています。このBトレインショーティーは、車両の長さ方向をカットしたマスコットモデルで、短縮された姿から、ミニカーのチョロQのような可愛さ重視のデフォルトモデルのようなイメージを持たれがちですが、実は表面のプリントは結構精緻に描かれており、CPに優れた中々のモデルです。



このモデルは、Nゲージ鉄道模型のサイズに合わせて制作されているので、別売りの共通パーツを使えばNゲージのレール上を走ることができます。

(上写真は、他者様ブログより転載させて頂きました。自分は、こんなジオラマはとても持てません)
2.㈱ヤマネのラッピング電車とジオラマ
しかし、いろはのラッピング電車模型ではBトレインショーティを遥かに上回るクオリティーの模型が発売されていました(既に販売停止)。
それが㈱ヤマネから発売されていた、以下のラッピング電車模型です。
1) NT200形気動車 花咲くいろは HOME SWEET HOME ラッピングバージョン




凄まじく精緻に制作された模型で、何と電車内の広告ポスターまで再現されています。す、すごい...



本品は、完全受注生産品で価格もなんと73,440円(税込)もするものでした。(本品は2014年10月で購入受付終了となりました)
2) NT200形気動車 花咲くいろはラッピングバージョンディスプレイモデル
上記のラッピング電車は、いろはの2代目ラッピング車両でしたが、初代ラッピング車両の模型も販売されていました。

本品も、完全受注生産品で価格も64,800円(税込) とやはり非常に高価なものでした。(本品は2012年に購入受付終了となりました。)
3) 花咲くいろは 湯乃鷺駅ジオラマ
㈱ヤマネは、ラッピング車両の模型だけでなく、湯乃鷺駅ジオラマも販売しています。



かなり精巧に出来ていると思うのですが、価格も超ド級です。その額何と496,800円 (税込) !た、高けぇ!!
実は、このモデルには別バージョンとして、のと鉄道 西岸駅ジオラマがあり、その額は410,400円(税込)です。その差86,400円の内容は、湯乃鷺駅ジオラマに付属する、プレミアムアイテム1:80の緒花・民子・菜子・結名・巴のフィギュアと、松前緒花(CV:伊藤かな恵さん)が認定するシリアルナンバー入り認定証(伊藤かな恵さんの直筆サイン入り)となっています。


上記プレミアムアイテムの内容を86,400円の価値があるとみなすかどうか...。って、その前にベースモデル(西岸駅ジオラマ)価格が410,400円という時点で、とても手が出ません...。
しかし、ネットニュースによると、ラッピング電車+湯乃鷺駅ジオラマの合計59万円で購入した強者がNHKのニュースでも報じられたことがあったとのこと。まぁ、オタクであれば、金に射止を付けずに購入してしまう人もいるだろうなぁ...。それにしても、すごいけれども。というか、このジオラマはかなり巨大そうなので、購入後は置き場所に困るだろうなぁ...
それはともかく、上記のラインナップから気がついたことが一つ。それは、まだ3代目ラッピング車両が発売されていないということです。しかし、もし、3代目ラッピング車両が発売されたら、自分はきっと購入します!マジっすか...
たぶん価格は2代目車両と同等かそれ以上なんだろうなぁ。これを購入するつもりとか、本当にもう頭の中に何か湧いているのではないかと自分でも思うのですが、それ以上に、この車両は魅力的すぎます!たぶん、購入したら自分は一日中飽きもせずにこの車両を眺めているんだろうなぁ。いや、本当にこの模型は素晴らしいですね。
今年も、ぼんぼり祭りに参加した後は、のと鉄道の西岸駅へ巡礼の脚を伸ばしました。"花咲くいろは"には聖地が2つあって、1つはもちろん湯乃鷺温泉のモデルになった湯涌温泉ですが、作品中で緒花たちが通学に使う湯乃鷺駅のモデルになったのと鉄道の西岸駅がもう1つの聖地になっているのです。
この2つの聖地を結ぶと言っては大げさですが、のと鉄道と湯涌温泉が協力して行っている広域観光キャンペーン「花いろ旅あるき」という、これら聖地をキャラクターたちが案内するという観光企画があり、この企画を元に作られた"花いろ旅アプリ"というスマホソフトがなかなかの優れものなので、今回はこのアプリに沿って記事を書いていきたいと思います。


この"花いろ旅アプリ"は、簡単に言ってしまえば、ご当地観光案内ソフトで、マップに示された観光スポット(このアプリの中ではARポイントと呼ばれています)へ行くと、そこで各キャラと一緒に撮影が出来るカメラが起動できるようになり、そのキャラの声で観光案内が聞けるというものです。以前のバージョンでは、ARポイントで、CVによる観光案内を聞きながら写真を撮るだけでしたが、去年あたりでバージョンアップされたアプリでは、再生したCVによる観光案内をそのまま録音できるようになりました。つまり、緒花や菜子が語る観光案内を録音すれば、いつでもそれを聞けるようになったわけで、これはなかなかの機能だとは思いませんか?このバージョンアップを知ったあと、自分は旧バージョンで集めたバッチを全部クリアして、最初から巡りなおすことにしたのです(後でわかったのですが、ARポイントでCVを新たに録音するのに、バッチの有り無しは関係無かったので、バッチをクリアする必要はありませんでした)。


集めたバッチの数々。このバッチをタップすると、一度現地で録音したCVによる観光案内をいつでも再生することができます。
1.花いろ旅歩き(湯涌温泉編)
花いろ旅アプリでは、湯涌温泉の中のARポイントとして、1)総湯白鷺の湯・湯涌稲荷神社,2)玉泉湖,3)湯涌看板前,4)観光協会・いろは館の4箇所を示しています。それでは、宿泊先の湯涌ゲストハウスから上記ARポイントを巡ってみることにします。
昨日の宿泊先の湯涌ゲストハウスで起床すると、朝食を頂きチェックアウトした後に、その足で朝風呂を浴びに白鷺の湯へ向かいます。

上は昨日宿泊した湯涌ゲストハウス。2階の部屋に宿泊しました。
1)総湯白鷺の湯・湯涌稲荷神社
総湯白鷺の湯は、ゲストハウスから歩いて2~3分程の場所にある共同浴場で、こじんまりしていますが非常に清潔な感じがして好感度高いです。
中へ入ると、いろはのポスターがいっぱい。

お湯は、無色透明で源泉かけ流しです。浴槽はちょっと小さいけれども、湯の温度は結構熱くて、それが自分の好みとよく合いました。


(上記は他者様ブログから転載させて頂きました)
風呂から上がると、ドリンクを一杯。しかし、このラッピング自販機の出来はいつ見ても素晴らしい。

白鷺の湯を出ると、横の扇階段を上って湯涌稲荷神社へ向かいます。神社の横に掛けてあったのぞみ札は、一昨日にお焚き上げされましたが、その後また幾枚かのぞみ札がかけてありました。


自分の願いも、こののぞみ札の通りです。しかし、相変わらずみんな絵がうまいですね。
丁度その時、神社の賽銭を回収している方(おそらく稲荷神社の関係者?)に、神社の境内で出会って、湯涌の白雲楼について少し教えてもらいました。白雲楼の撤去は2006年ですから、そんな昔のことではなく、できれば撤去前の白雲楼を実際に見てみたかったですね。
湯涌稲荷神社を離れると以下の順で、湯涌温泉のARポイントを巡りました。
2)玉泉湖

3)湯涌看板前

4)観光協会・いろは館

以下に上記場所で撮影したアプリ写真を掲載します。




5)旧・白雲楼跡地
最後に、喜翠荘のモデルとなった白雲楼の跡地に行ってみます。

今はぽつんと東屋が立っているだけですが、ここにはかつては北陸一(もしくは東洋一?)と呼ばれた白雲楼というホテルが存在していました。下の写真が、その白雲楼です。

下の喜翠荘の絵と比べてみると、確かに白雲楼の面影があるので、白雲楼が喜翠荘のモデルになったのは間違いなさそうです(正確に言うと喜翠荘玄関の入母屋造りのような門構えは、昔の"かなや"さんがモデルになっているとのことなので、喜翠荘は白雲楼とかなやの両方がモデルになっています)。

白雲楼は1932年(昭和7年)に、石川県出身の国務大臣も務めた桜井兵五郎氏が開業し、私費を投じて市街地からの来客に備え、道路拡張工事などのインフラ整備も進めて運営されたとのことです。しかし、その後引き継いだ経営陣etcのゴタゴタ&バブル崩壊の影響により、1997年に文化財指定を受けるものの2000年を前に倒産しました。その後金沢の企業に競売で売却されるもうまくいかず、対策が遅れるうちに廃墟化が急速に進み2006年に取り壊されることになってしまいました。
かつての白雲楼

豪奢な医王の間の景観。これはすごい。また、上空からの写真を見ると、かつての白雲楼の巨大さがわかります。


倒産後、取り壊し直前の白雲楼


取り壊し直前では、遠くから見ると大きく立派な建物に見えるけれども、近づくと壁は崩れ窓ガラスは割れて異様な雰囲気がしていたとのことです。


かつて、白雲楼の顔の一つであった大広間の荒廃ぶり。

白雲楼のかつての栄華を写真で見ると、倒産後の荒廃の仕方が本当に痛々しい感じがしてしまいます。建物の規模が大きかっただけに、経営が傾くと建物を維持することすら難しくなってしまったのかもしれません。
しかし、現在の湯涌温泉しか知らない自分にとっては、ほんの十年前に、玉泉湖の上にこのような巨大な建物が存在したということがちょっと信じられない感じです。写真のような荒廃が進む前に、何とか手を打つことができなかったのかという思いもあるのですが、当時いろいろな人が出来るだけのことをした結果として、取り壊しになってしまったのですから、これはやはり仕方がないことなのでしょう。
でも、仮に白雲楼が取り壊しになっていなかったら、"花咲くいろは"という作品はどうなっていたでしょうね。
2.花いろ旅歩き(のと鉄道西岸駅編)
湯涌温泉を離れた後、のと鉄道の西岸駅にて聖地巡礼を行うために、まず、のと鉄道の七尾駅を目指しました。この七尾駅から花咲くいろはのラッピング電車が出るので、それに乗って西岸駅へ行こうという計画でした。しかし、腹ごしらえで、途中、北陸ラーメン博に立ち寄って思ったより時間を使ってしまったので、ラッピング電車の最終便に10分間に合わなくなってしまうという情けない結果になってしまったことを、前の記事に書きました。
いっそ、ラッピング電車に乗車することは諦めて、西岸駅へ車で行くことも考えましたが、実は代休を1日取って、次の日も休みだったので、のと鉄道での聖地巡礼は次の日に延期することとして、その日は早めに宿泊予定の五箇山の合唱作り民宿に宿泊するように予定を変更しました。そして、次の日は、ラッピング電車の運行時間をしっかり確認し、遅刻なしで七尾駅へ到着することができました。
さて、無事にラッピング電車へ乗り込むと、おもむろに"花いろ旅アプリ"を起動して録音準備に入ります。実は、のと鉄道では、いろはのCVで駅アナウンスを流しており、それを花いろ旅アプリで録音できるのです。ですので、ラッピング電車に乗りながら、駅に到着する事に駅アナウンスを再生し、全ての駅アナウンスを録音することができました。やったね!
下は、終点穴水駅へ到着したラッピング電車です(この型は、北陸三部作のヒロインも描いてある最新のものです)。本当にこのラッピング電車は綺麗ですね!。西岸駅に花咲くいろはの聖地として巡礼する人が多いのも、このラッピング電車の人気が一役買っていることは間違いありません。何しろ、アニメファンだけでなく、撮り鉄の人も撮影に来るくらいだから大したものです。





このラッピング電車の企画は末永く続いて欲しいものです。
さて、ラッピング電車の撮影を済ますと、普通の車両で西岸駅へ戻ります。実は、花色旅アプリでのARエリアは、穴水駅と能登中島駅周辺で、西岸駅は入っていません。今回は時間がないので、これらのエリアの探訪は次回にして、今回は西岸駅への聖地巡礼を優先です。
西岸駅で下車すると、やはり駅名標は"湯乃鷺"に変更されていました。連休期間が過ぎていたので、"西岸"に戻されているのではと不安だったのですが、ほっとしたと同時に、やはり嬉しかったですね。やっぱり、"湯乃鷺"の駅名標を見ないと、聖地巡礼の感激も半減してしまいますからね。

上りのホームから対面(下り)のホームの駅名標を見てみます。ここからのアングルは、花咲くいろはの以下の場面とほぼ同じですね。



これは、下りホーム側の写真。

下りホームから上りホーム側に続く階段は、後期OPで緒花たちが駆け下りる階段です。


アニメのシーンと全く同じですね。
上りホームに戻ったあと、駅舎の中に入ってみます。

まず、気がついたのは駅舎内が以前に比べて非常に整理されたということです。


特に巡礼ノートが置かれた棚のあたりは、色々置かれていたグッズ類がすべて撤去されすっきりした感じになっていました。

ちなみに、以下が以前の状態です。まぁ、ちょっとやりすぎだったかも。

でも、今の整理された駅舎内もすごく温かみがあっていい感じです。綺麗に書き込まれた巡礼ノートもついにNo28までになっています。自分ももちろん書き込みをしておきました。

自分が初めてちゃんとした聖地巡礼として訪れたのが西岸駅でした。そして、あぁ本当に聖地巡礼というのはいいものだなぁと感じたのは、最初に聖地として訪れたのが西岸駅だったからだと思っています。初めて西岸駅を訪れた時、偶然ラッピング電車の到着を目撃して感激したことも、自分の西岸駅好きにブーストをかけました。以下はその時撮った写真。西岸駅を出発する2代目ラッピング電車。

今後も、この西岸駅が、花咲くいろはの聖地として多くの人が訪れ続ければいいなと自分は思っています。

外の看板も"湯乃鷺"になっていた西岸駅。
PS.花咲くいろはのラッピング電車模型
1.Bトレインショーティ
自分は、バンダイから発売されている"Bトレインショーティー"シリーズの"花咲くいろは"バージョンのラッピング電車模型を持っています。このBトレインショーティーは、車両の長さ方向をカットしたマスコットモデルで、短縮された姿から、ミニカーのチョロQのような可愛さ重視のデフォルトモデルのようなイメージを持たれがちですが、実は表面のプリントは結構精緻に描かれており、CPに優れた中々のモデルです。



このモデルは、Nゲージ鉄道模型のサイズに合わせて制作されているので、別売りの共通パーツを使えばNゲージのレール上を走ることができます。

(上写真は、他者様ブログより転載させて頂きました。自分は、こんなジオラマはとても持てません)
2.㈱ヤマネのラッピング電車とジオラマ
しかし、いろはのラッピング電車模型ではBトレインショーティを遥かに上回るクオリティーの模型が発売されていました(既に販売停止)。
それが㈱ヤマネから発売されていた、以下のラッピング電車模型です。
1) NT200形気動車 花咲くいろは HOME SWEET HOME ラッピングバージョン




凄まじく精緻に制作された模型で、何と電車内の広告ポスターまで再現されています。す、すごい...



本品は、完全受注生産品で価格もなんと73,440円(税込)もするものでした。(本品は2014年10月で購入受付終了となりました)
2) NT200形気動車 花咲くいろはラッピングバージョンディスプレイモデル
上記のラッピング電車は、いろはの2代目ラッピング車両でしたが、初代ラッピング車両の模型も販売されていました。

本品も、完全受注生産品で価格も64,800円(税込) とやはり非常に高価なものでした。(本品は2012年に購入受付終了となりました。)
3) 花咲くいろは 湯乃鷺駅ジオラマ
㈱ヤマネは、ラッピング車両の模型だけでなく、湯乃鷺駅ジオラマも販売しています。



かなり精巧に出来ていると思うのですが、価格も超ド級です。その額何と496,800円 (税込) !た、高けぇ!!
実は、このモデルには別バージョンとして、のと鉄道 西岸駅ジオラマがあり、その額は410,400円(税込)です。その差86,400円の内容は、湯乃鷺駅ジオラマに付属する、プレミアムアイテム1:80の緒花・民子・菜子・結名・巴のフィギュアと、松前緒花(CV:伊藤かな恵さん)が認定するシリアルナンバー入り認定証(伊藤かな恵さんの直筆サイン入り)となっています。


上記プレミアムアイテムの内容を86,400円の価値があるとみなすかどうか...。って、その前にベースモデル(西岸駅ジオラマ)価格が410,400円という時点で、とても手が出ません...。
しかし、ネットニュースによると、ラッピング電車+湯乃鷺駅ジオラマの合計59万円で購入した強者がNHKのニュースでも報じられたことがあったとのこと。まぁ、オタクであれば、金に射止を付けずに購入してしまう人もいるだろうなぁ...。それにしても、すごいけれども。というか、このジオラマはかなり巨大そうなので、購入後は置き場所に困るだろうなぁ...
それはともかく、上記のラインナップから気がついたことが一つ。それは、まだ3代目ラッピング車両が発売されていないということです。しかし、もし、3代目ラッピング車両が発売されたら、自分はきっと購入します!マジっすか...
たぶん価格は2代目車両と同等かそれ以上なんだろうなぁ。これを購入するつもりとか、本当にもう頭の中に何か湧いているのではないかと自分でも思うのですが、それ以上に、この車両は魅力的すぎます!たぶん、購入したら自分は一日中飽きもせずにこの車両を眺めているんだろうなぁ。いや、本当にこの模型は素晴らしいですね。
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