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郡上八幡城訪問と郡上踊り

岐阜県のほぼ中央、長良川の支流の吉田川が長良川へ合流する場所にある山あいの町、郡上八幡。清流と郡上踊りで知られるこの町の中程にそびえる八幡山上に郡上八幡城は立っています。
DSC00804.jpg
少し前になってしまうのですが、8/13,14と郡上八幡を訪問しましたので、その記事をUPしてみます。

1.郡上八幡城訪問(岐阜県郡上市八幡町柳町一)
1)郡上八幡城の歴史
郡上八幡城は、永禄二年(1559年)、遠藤盛数が築いた砦が始まりとされています。
その当時、郡上一円を所領していたのは東氏で、市街地南部にそびえる東殿山に居城を構えていましたが、盛数がこれを滅ぼした後、八幡山の砦を城に改築して郡上統治の拠点にしました。この城を、盛数の子、慶隆は引き継ぎましたが、豊臣秀吉の不興を買い、一時転封されてしまい、遠藤氏の代わりに稲葉貞通が郡上八幡城へ入城しました。この時稲葉氏は城の大改築を行い、天守台などが築かれたとされます。しかし、関ヶ原の役の直前、東軍についた遠藤氏は、稲葉氏の籠る八幡城を攻め、勝敗は着かず和睦となりましたが、関ヶ原の役の後、稲葉氏は豊後臼杵へ移され、遠藤氏が再び城主へ返り咲くことになりました。
再度入城することになった慶隆は城の大改築を行い、現在見られる城郭を形作ったとされます。
その後、6代城主遠藤常友が寛永七年(1667年)に城下町を整備・拡張し、それまでの「城主格」から「城主」の称を幕府より許されました。その後、江戸時代に、城主は遠藤氏から井上氏、金森氏、青山氏と変わり明治維新を迎えました。

2)郡上八幡城訪問
郡上八幡城の天守閣へ続く道は上り専用と下り専用の2つの道が用意されています。天守閣前の駐車場は非常に狭いので、上り道入口でしばし待たされたあと、出発となりました。この上り道を車で10分程登ると天守前の駐車場に到着しますが、とにかく道幅が狭く上り勾配がきつい上に、180度ターンのコーナーが続くので車幅が広いオフロード車や、ホイールベースの長い1Box車はかなり通行に難儀すると思うので気を付けてください(我がランエボ君は、ほぼ全てのコーナーで切り返し&フロントブレーキ発進を行う羽目になりました)。

さて、山上の駐車場に車を置くと、天守閣の方向に向かって歩いていきます。
DSC00807.jpgDSC00827.jpgDSC00809.jpg

門をくぐると、天守閣にご対面。非常に美しい木造四層の天守閣です。
実は郡上八幡上には天守が存在した記録がないので(かつて三層の天守が存在していたという説もある)、この天守閣は郡上八幡城には実際には存在しなかった、模擬天守と呼ばれる天守閣になります。しかし、模擬とは言え昭和8年に建造されてから80年以上も八幡山に立ち続けた歴史的事実は、この天守閣に日本最古の木造模擬天守閣という称号を与え、かつ町の有形文化財にも指定されているに至っています。八幡城の天守閣は、大垣城の天守閣を模して建造されましたが、本物の大垣城の天守閣は戦災で消失してしまい、現在はコンクリートで再建されされたものになってしまっています。一方、この郡上八幡城の天守閣は木造なので、今やある意味、本家の大垣城を超えた天守閣になったかもしれません!?
いずれにせよ、80年以上の長きに渡って、八幡山の頂きから郡上八幡の町を見守り続けたこの天守閣は、いまやすっかり街の風景の中に溶け込んで、地元の人からも愛着を寄せられる存在となっています。一お城ファンとしては、その城が本物かどうかなどよりも、そのお城が地元の人に愛されてる存在になっていることの方がうれしい感じがしますね。

それでは、天守閣の内部に入ってみましょう。写真は天守入口。天守台は東側へ張り出しを持つ不整八角形なので、方形の1階平面を持つ天守閣は天守台より小さく建てられていることがわかります。
DSC00810.jpg

内部に入ってみると、中心は吹き抜けのようになっており、その周りを階段で登るようになっています。四層という高さを持った木造構造物の割には柱の数が少なく、柱の太さも細いので、強度的にはちょっと不安になります(昔の建物なので、今の建築基準法を満たしていないかもしれません?)。
郡上八幡城ないぶ

階段を上り続け最上階へ。ここからの見晴らしは素晴らしいです。ここでしばし休憩。
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天守閣から降りて、本丸内の隅櫓を見学。非常に小さい櫓です。
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郡上八幡城の山上部の遺構は非常に狭く、天守閣と隅櫓の他は、実はあまり見るものがありません。この城について少し厳しいことを言うならば、山上の城郭部は近世城郭としては小規模で、かつ縄張りも技巧性が乏しいように見えてしまうということです。下図は、郡上八幡城の山上部の縄張り図と、余湖氏のホームページから転載させて頂いた俯瞰図です。
郡上八幡城縄張り俯瞰図

実際に江戸中期になると、この狭い山上には門、塀、そして櫓2つが存在するだけになり、城郭の中心部は麓に移されるようになります。新しい本丸は、現在の天守閣への上り道入口付近の岸剣神社境内、そして現在の安養寺付近に三の丸が築かれたとされていますが、その遺構は現在殆ど残っておりません。
郡上八幡城は、日本100名城のリストから漏れましたが、それは上記の理由によるところが大きかったのかもしれません。

しかしながら、それでも、郡上八幡城は、自分にとって大きな魅力を持ったお城であり、これからも郡上八幡へ寄る際は、このお城へ登城し天守閣からの眺めを楽しむでしょう。

PS.
八幡城の登城口横の広場は、かつての本丸跡であり、そこに山内一豊とその妻千代、そして愛馬の銅像が建っています。これは、千代が内緒で持っていた金を使って夫の一豊のために名馬を買ったという有名な逸話の場面から取られたものですが、この千代が、実は八幡城主遠藤盛数の娘であるという説にちなんで、この銅像が平成になってから本丸跡地に建てられました。この銅像のバックに八幡城の天守閣を見ることができますので、写真撮影のスポットとして立ち寄ってみては如何でしょうか。
DSC00835.jpg

2.郡上八幡城下町
郡上八幡の城下町は長良川支流の吉田川を挟んで北町と南町に分かれています。北町は城の麓に位置し、碁盤目状に町割りされている旧来の城下町です。そして、城下町の発展と共に後年拡大していったのが南町となります。
2郡上八幡マップ

まずは北町を巡ってみます。
1)鍛冶町・職人町
本町の北に続く鍛冶町と職人町は町名のとおり職人の居住地だった町です。実は、大正時代に大火に遭い、家々はそれ以後に再建されたものですが昔ながらの町家が連なっており、この郡上八幡では最も古い町並み風情を留める地域となっています。
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職人町の中に、写真のような水飲み茶碗を綺麗に揃えた水飲み場を見つけました。このような水飲み場は、郡上八幡のいたるところにあります。下の写真は、安養寺近くの水飲み場です。
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職人町の奥に下のような風景も見つけました。その対面にある茶屋も日本風でいい感じでした。
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2)宗祇水
北町と南町を結ぶ宮ヶ瀬橋のたもと付近、肉桂飴の老舗「桜間見屋」の横の路地の奥に宗祇水があります。この湧水の由来は、室町時代の連歌師・飯尾宗祇が辺に庵を建てて居住したことに由来するとのこと。「水の町」と呼ばれる郡上八幡のシンボル的存在であり、日本名水百選第一号の名泉でもあります。
DSC00851.jpg
肉桂飴の老舗「桜間見屋」さんです。
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宗祇水入口とその路地。この路地の奥に宗祇水はあります。
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宗祇水は、日本名水百選第一号の名泉であり、いまも郡上八幡の人々に生活の中で使われ続けています。

3)大乗寺
小駄良川を挟んで職人町の対岸に大乗寺があります。享和三年(1803年)に建築された鐘楼門は城下町に残っている数少ない江戸時代の建築物となっています。
DSC00949.jpg
下は大乗寺の鐘楼門です。
             DSC00951.jpg

次に、吉田川を渡って南町へ行ってみます。南町は先程も書いたように北町より新しい街で、元役場で今は観光案内書となっている「郡上八幡旧庁舎記念館」から伸びる新町通りには多くの商店が並び、現在の郡上八幡の中心地となっています。
北町と同様に南町にも通りに沿って細い用水路が張り巡らされており、宗祇水と共に、この用水路が郡上八幡を「水の町」と呼ばせる由来となっています。この用水路は、六代城主遠藤常友が承応元年(1652年)の大火後に行った町作りの際に建設されたものと言われており、現在も防火用水、生活用水として活用されています。

4)いがわこみち(及びその他の用水路)
旧庁舎記念館の東を流れる用水路で、島谷用水が正式名称。幅1mの小道が用水路に沿って120m続く、非常に美しい道。この用水路へは有志によって鯉が放流されています。
DSC00935.jpg
郡上八幡旧庁舎記念館。その裏手にいがわこみちはあります。
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いがわこみちには鯉が放流され、餌を与える場所もあります。
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その他、以下は、新町通りに繋がる「やまなかこみち」の写真。
DSC00859.jpg
やまなかこみちには、カエルを形どった水飲み場もあります。
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「やまなかこみち」の横を流れる乙姫川。
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5)その他
・食品サンプル

地元出身の岩崎龍三氏が研究を重ね、地元で事業化に成功しました。市内いたるところに食品サンプルの店を見ることができます。
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・郡上八幡駅
長良川鉄道越美南線の郡上八幡駅は、市街の西端に位置します。
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非常に風情のある外観で、駅舎内には、ふるさとの鉄道館が併設されており、越美南線時代に実際に使用した鉄道用品などが展示されています。
DSC00801.jpg
ふるさとの鉄道館の前に置いてあるのはは、郡上八幡を舞台にした(作品中は備上八幡)ライトノベル「戦陣のクラスメイト」のパネルらしい。アニメ化されていないので知りませんでした。(ちょっとこのパネルは周りから浮いていたかな...?)
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・郡上八幡のお酒
自分の中では、恒例になった地酒巡り。調べてみてみると、残念ながら郡上八幡では蔵元は無くなってしまっているということが判りました。その代わり、下記の上田酒店さんが、いくつかの酒蔵とコラボして、この店のオリジナルブランドを造って販売しているのことを知りました。
DSC00849.jpg
そこで、上田酒店さんへ出向いて、選んだお酒が、「郡上おどり 踊り免状」シリーズの純米生酒(純米酒の他に本醸造酒もあります)。このお酒は、和良町の鍾乳洞から湧く「蛇穴の湧水(岐阜県名水50選)」をタンクローリーで川辺町の平和錦酒造に運んで仕込んでもらっているとのこと。
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飲んでみると、やや甘めですが、自然で心地よい味がして美味しかったです。
DSC01348.jpg
店の外には、野菜が水で冷やしてありました。これもいい感じです。
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3.郡上踊り
郡上八幡の名を有名にしているのが郡上踊りで、毎年7月中旬から9月上旬まで、各地区の縁日などに合わせて市街のどこかで開催されています。
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郡上踊りの特徴は、町の人たちだけでなく、観光客も自由に参加できることで、郡上踊りの時期は全国から大勢の人がこの踊りに参加するために郡上を訪れます。特に8月13日から16日のお盆期間は、夜8時から翌朝5時頃まで続く徹夜踊りで、新町通りには踊りに参加する人の大きな輪ができて祭りは最高潮に達します。

郡上踊りの起源は、戦国時代末期には行われていたと考えられ、江戸時代初期には城主遠藤慶隆も祭りを奨励したとされます。盛んになったのは江戸時代中期に城主の青山幸道氏が町民の踊りを保護、奨励したからで、それ以降、明治から対象にかけて衰退しかけた時期もありましたが、大正11年に保存会が結成され、戦時下も中断されることなく続けられ現在に至っています。

さて、郡上へは8月13日の夕刻に入りましたが、その日は一日中天気がぐずついて、夕方一時的に晴れましたが、夜になると再び雨が降り降り出しました。仕方ないので、雨が止むまで友人と二人で、店先のパラソルの下て雨宿り。どんどんビールを重ねるも一向に止む気配のない雨に焦り始めましたが、夜の11時頃やっと雨が上がりました。
DSC00899.jpg

祭り会場の新町通りの方へ向かうと、屋台がいっぱい。
DSC00888.jpgDSC00883.jpgDSC00892.jpg

踊りは既に始まっていました。とりあえず、踊りの振り付けを覚えながら、参加のタイミングを計ります。しかし、これがなかなか難しい。道幅が狭いところでは、踊りの輪に飛び込むのが難しそうなので、場所を変えます。
この郡上踊りは、新町通りの交差点の中央に置かれた山車の周りを回って踊りますが、ものすごく多くの人数が参加するので、その踊りの輪は添付図のようになっています。この輪がポールのようなもので180度ターンしている場所あたりが、踊りの輪に飛び込む狙い目かも。
下は、踊りが始まる前に十字路の中心に置かれた山車と踊りの輪の形です。
DSC00890.jpg郡上八幡踊り

何とか踊りの輪に飛び込むと3時間ぐらい踊ったでしょうか。踊りの種類は10種類あると聞きましたが、自分が踊った種類は6種類くらいだったような気がします(取引先の郡上出身の人に聞いたところ、数回しかやらないレアバージョンもあるとのこと)。踊りのパターンとしては激しい振り付けの踊りとゆったりめの踊りを交互に行うので、踊り手が疲れないように考えて進めらているので助かりました。踊りの振り付けは、初めは難しいけれども踊り続ければ覚えられるものばかりで、非常に楽しかったです(もちろん、踊るだけではなく、それをうまく踊ることができるかどうかは別問題です。ちなみに、レアバージョンの踊りはものすごく難しいとのことでした)。
DSC00901.jpgDSC00902-2.jpgDSC00907.jpg

祭りの踊りとして、よさこい踊りや、この前行った城端のむぎや踊りとかは有名ですが、これらの踊りは、練習をしないと出来ないもので、一般の人が飛び込みで参加するのは難しいものになっています。それに対して、この郡上踊りは、踊りがそれ程複雑でないので、誰でも飛び込みで参加できるところが魅力です。郡上踊りを見に行った際は、是非、実際に踊りに参加してみては如何でしょうか。

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