Aiuto!の穴

≫2016年11月

「イエス ジャパン・ツアー2016」名古屋公演とイエスの音楽

しばらくUpdateしないと言いましたが、その前に久し振りにコンサートへ行ってきたのでそのReportを更新しておきます。

TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のEDに代表曲"ROUNDABOUT"が使用されて日本でも人気が上昇してきた(嘘)YESが来日したので11/25(金)の夜、コンサートへ行って来ました。場所は名古屋のZepp Nagoyaです。
Yesのコンサートへ行くのは、恐らく1995年頃の新譜「TALK」のワールドツアーで武道館へ行って以来だから約20年ぶりです。いやぁ懐かしいなぁ。
Yes-w690_20161127.jpg

Yesというバンドを若い人はもうご存じないでしょうが、昔、所謂プログレ四天王(King Crimson, EL&P, Pink Floyd, Yes)の一つにも数えられたその手の音楽が好きな人にとっては結構ビッグネームのバンドです。ただ、自分にとってのプログレの雄といえばキング・クリムゾンとEL&Pであり、これら両バンドの作品はかなり聞き込んだのですが、Yesに関しては、実は作品をそこまで熱心に聞き込むには至りませんでした。クリムゾンが作った作品群は、数あるロックミュージックの中でも唯一無二の輝きを放ち、正にプログレッシブに尖りまくった孤高の音楽と感じましたし、EL&Pの作った作品も、輝いた期間は短かったですが、新しいことをやろうとした若さと才能の迸りを十分に感じることが出来ました。これらのに対してYesが作る音楽は、各メンバーのテクニックは素晴らしく楽曲のメロディラインが美しいと感じる作品は多々ありましたが、自分の感性に訴えかけるものが今ひとつ足りていなかったのかもしれません。

では、そのYesの作品の特徴とはどのようなものかというと、これが説明するのが中々難しくて、何しろ活動期間が極めて長いうえにメンバーの入れ替わりが激しく、かつそのメンバー入れ替わりの度に作品の雰囲気がガラッと変わると言うことを繰り返してきたからです。ただ、Yesの代表作と言われる"fragile(こわれもの)","close to the edge(危機)"に関して言えば、Yesの音楽と言うのは、クラシックからジャズに至るまで幅広いジャンルの音楽要素を取り入れながら幾重にも絡み合う複雑精巧なアンサンブルを作り上げ、それを圧倒的なコーラスワークで謳い上げるというのがそのが特徴で、特にバンドのリーダーであるジョン・アンダーソンの独特の透明感が有るボーカルは、Yesサウンドが描く音楽世界の魅力を更に高め、バンドの圧倒的な演奏テクニックとの相乗効果でYesの人気を不動のものとさせました。
ただ、Yesの音楽は計算されて絵画のように美しいと感じることがありましたが、もっとロックらしい聴いている人の魂を揺さぶるような熱さや力強さを感じることが無かったところが、自分にとって今ひとつと感じたところなのかもしれません。しかし、この辺のところは個人の嗜好の範疇だと思います。

さて、今回来日したYesは、以前バンドのリーダーで顔でもあったヴォーカルのジョン・アンダーソンが脱退した後で、その代わりにジョン・デイヴィソンがVoとして加わり、昨年他界したクリス・スクワイア(合掌...)の代わりにベースとしてビリー・シャーウッドが加わるという布陣で行われました。メンバーは以下の通り。

スティーヴ・ハウ(G)
アラン・ホワイト(Dr)
ジェフ・ダウンズ(Key)
ジョン・デイヴィソン(Vo)
ビリー・シャーウッド(B)

ほぼ7:00pmぴったりに会場の照明が落ちると、最初に、ステージ上のスクリーンに昨年他界したベーシスト、クリス・スクワイアの写真がYesの楽曲をバックに次々に映し出される追悼がありました。追悼写真が流れる間、ステージの上に置かれたクリスのベースにも照明が当たります。写真の投影が終わると、観客席からは自然に拍手が沸き起こりました。

その後メンバーがステージ上に上がると、最初の1曲目はアルバム「DRAMA」の冒頭を飾っていた曲である"Machine Messiah"。今回、Voはジョン・アンダーソンではありませんでしたので個人的には少しがっかりなのですが、しかし、もし彼がVoとして参加していたら、この曲は演奏されなかった曲でしたので、そのがっかり感は相殺された上におつりが来るくらいでした。実は、この曲が含まれるアルバム「DRAMA」はジョンがYesを脱退していた時に作られたアルバムであり、実際にジョンがVoを取っていたコンサートでは今まで演奏されたことは無かったので、Yesのファンの間ではコンサートでは演奏されない幻の曲とされていたのです。その曲を今回聞けたわけですから、結構感激しました。新ボーカルのジョン・デイヴィソンも声質がジョンと似ており、聴いていくうちに段々違和感がなくなってきました(見た目は、若作りしたヒッピー風の変なおじさんでしたが。でも、まぁ、それってジョン・アンダーソンのスタイルそのままなのですけれどもね)。
2016 YES-LIVE1_20161127
(上は、同ツアーの東京公演での写真をNetから転載させて頂きました)

また、名古屋公演での演奏Listは以下になります。

第一部
1.Machine Messiah
2.White Car
3.Tempus Fugit
———以上、アルバム『DRAMA(ドラマ)』より選曲
4.Your Move/I’ve Seen All Good People
5.Perpetual Change
6.And You And I ~同志
7.Heart Of Sunrise ~燃える朝焼け
———以上、ライヴ盤『YesSongs(イエスソングス)』より選曲

第二部
8.The Revealing Science of God ~神の啓示
9.Leaves Of Green ※スティーヴ・ハウ ギターソロ
10.Ritual ~儀式
———以上、アルバム『Tales from Topographic Oceans(海洋地形学の物語)』より選曲

アンコール
11.Roundabout
12.Starship Trooper

このコンサートは途中に20分ほど休憩を入れましたが、全部で2時間以上の演奏があり、凄く満足できた公演でした。特に、スティーブ・ハウの歳にもかかわらずの元気一杯の演奏には非常に感激しました。(以下の写真も、同ツアーの東京公演での写真をNetから転載させて頂きました)
2016 YES-LIVE3_20161127
(スティーブが数年前のAsiaのNew Album「phoenix」で来日したときは、さながら"ギターを抱いた死神博士"といってもいいほどの痩せさらばえた姿に一瞬ビビッたくらいでしたが、今回は、確かに同じくらい痩せていたのだけれども、楽しそうに演奏している姿を見て、本当に嬉しかったです。「phoenix」ツアーのときは、ジョン・ウェットンとあまりうまく行っていないのが客席から見ても分かったから、見ているのが結構辛かった...。)
また、今回のツアーの目玉は、ツアーのタイトルにもなった『Tales from Topographic Oceans(海洋地形学の物語)』からの選曲の完全演奏でしたが、その"Ritual~儀式"という曲でのスティーブのギターとビリー・シャーウッドのベースの白熱の掛け合いが、今回のツアーでの白眉であったのは間違いありません。特に、ビリーのゴリゴリ弾きまくるベースはクリスのベースが乗り移ったかのような熱演で素晴らしかったです!そして、あのジェフ・ダウンズのキーボード演奏も見ることが出来たことも良かったです。バングルスで"ラジオスターの悲劇"という世界的なヒット曲を出した後、Yes, Asiaなどのバンドに参加して多くの楽曲を提供してきた才能は折り紙つきであるにも関わらず、縁の下の力持ちに徹するような穏やかな性格であることが有名で(Asiaでもジョンとスティーブの仲を取り持っていたとのこと)、今回のツアーでもソロパートを弾くこともなくにバックの演奏に徹していました(なんて、奥ゆかしいんだ...)。是非、これからも末永く音楽活動を続けて欲しいと思っています。そして最後に、今年腰部の手術を受けたドラムのアラン・ホワイトがコンサートの第2部目から参加して(第一部は、北米ツアーでも代役を務めたジェイ・シェレンがドラムを叩いていた)、客席から”アラン!”の掛け声がかかるのも、聞いていて実に心地よかったです。今回のコンサートは、素晴らしいと同時に、何か全体に凄く優しい気持ちになれた良いコンサートでした(まぁ、これは自分より年齢の上の人が頑張っているのを見て感激したと言う個人の主観が激しく入った感想であることは間違いありませんけれども)。

以下は、今回のコンサート会場と入手したコンサートグッズの品々。
IMG_3333_20161127.jpg
Zepp Nagoyaの外観。まさかコンサート会場の外に一枚もポスターが貼ってないとは、思ってもみませんでした。
IMG_3352_20161127.jpg
コンサート会場の入り口。基本的にスタンディングのホールらしく、中には据付でなく持ち込みの椅子が並べられていました。今回は何と前から8列目のほぼ中央の位置で、メンバーたちの動きが良く見えました。
IMG_3348_20161127.jpg
グッズ売り場の風景。写真億の""fragile"のジャケットをプリントしたハンカチが2,000円というのも凄いけれども、それが即完売というのもスゴイ。というか、これが欲しかった...。
IMG_3355_20161127.jpg
結局、パンフレットと"YesSongs"のTシャツを購入。また普段着もしないTシャツが増えてしまった...。中央のクリアファイルは、無料で配られたもの。

以下に簡単にYesの自分のお気に入りアルバムを紹介して見ます。
1)THE YES ALBUM/サード・アルバム(1971年)
61GMTxfyl6L__SL1050_.jpg
Yesの3rdアルバムで、このアルバムからスティーブ・ハウがYesに参加しました。実質、ここからイエスの黄金期が始まったと言える記念すべきアルバム。メロディラインやリズムの組み立ては、非常に複雑かつ独創的なものを持っていますが、まだプログレ色は薄く、どちらかというと軽快なノリを持ったロックンロール的な曲が多いと言えます。しかし、これらの曲はライブでも頻繁に演奏されるイエスの代表曲といってよいほどの完成度を既に持っており、ベースの、クリスは今でもこのアルバムが最もお気に入りだと公言している程です。
唯一つ気になる点は、CDのジャケットが、何かのホラー映画のような陰鬱な雰囲気を漂よわせており、実際のアルバムが持っている明るく力強い内容とは雰囲気がかけ離れているので、もっとアルバムの内容にあった写真を使って欲しかったところです。

2)FRAGILE/こわれもの(1972年)
51nKLGzvy8L.jpg
本作から、キーボードのトニー・ケイに代わり、元ストローブスのリック・ウェイクマンが加入して、ついに黄金期メンバーが顔を揃えることになりました。前作で用意万端整っていた状態に、リック・エウィクマンが加入することによってキーボードとシンセサイザーによる表現の幅が広がり、プログレの名曲を作り出すバンドとして大きく花開いた感じです。1曲目の「ラウンドアバウト」やアルバム最後の「燃える朝焼け」はリック・ウェイクマン加入したからこそ作り上げることが出来たイエスの名曲と言えるでしょう。

メンバー:
ジョン・アンダーソン(vo)、クリス・スクワイア(b)、ビル・ブラッフォード(ds)、リック・ウェイクマン(key)、スティーヴ・ハウ(g)

3)CLOSE TO THE EDGE/危機(1972年)
51IRx0LCLrL.jpg
Yesの最高傑作として名高いのが、本アルバムです。曲構成はLP時代ではA面1曲、B面2曲という大作で、これら3曲が全てYesの代表曲であり、特に1曲目の "Close To The Edge"は、本アルバムのタイトルにもなった複雑かつ幽玄で奥深い世界を表現した18分を超える楽曲で、 この曲によりYesのシンフォニックロックと言われる曲のスタイルが確立したと言えます。しかし、本アルバムを最後にドラムのビル・ブラッフォードがKing Crimsonへ参加するためにYesを離れてしまいます。

4)RELAYER/リレイヤー(1974年)
A1aygpMF_NL__SL1500_.jpg
"CLOSE TO THE EDGE"の後、Yesはシンフォニックロックの更なる発展を試みた"TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEANS/海洋地形学の物語(1974年)"を作り上げました。この作品はLPで2枚組のA面/B面を合わせて4曲、つまりLP片面に1曲づつ合計4曲という超大作でしたが、あまりに長尺過ぎて、緊張感に欠けるところがあり、ファンからもあまり評価されませんでした。それどころか、メンバーであるリック・ウェイクマンすらこの曲をライブで演奏することを嫌がり、バンドを離れると言う事態まで起こるようになってしまいました。そこで、リック・ウェイクマンの代わりにパトリック・モラーツを新たにキーボードとして迎え初心(というか"CLOSE TO THE EDGE"と同じスタイル)に帰って本作を作り上げました。しかし、曲構成こそ確かに"CLOSE TO THE EDGE"と同じでしたが、楽曲の雰囲気はまるで違うもので、曲構成の複雑はそのままに、更に躍動感が加えられ、緊張感と開放感の明確な対比から来るダイナミズムが、曲に奥深さを加えていました。"CLOSE TO THE EDGE"と"RELAYER"は雰囲気がなるで違う作品のため比べることは出来ませんが、どちらもYesサウンドの到達点を示す名盤と言えるでしょう。

5)DRAMA/ドラマ(1980年)
71RKU_ZqzwL__SL1122_.jpg
Yesサウンドに一種の化学変化を起こさせたパトリック・モラーツは、残念なことにRELAYERの1作で脱退してしまいます。その後、リック・ウェイクマンが再加入して、新たな新境地で"GOING FOR THE ONE/究極 (1977年)"と"TORMATO/トーマト(1978年)"という今までと違ったPOPさを前面に押し出した作品が作られましたが(個人的にこの両作は何だか酔っ払ったロックンロールのように聞こえてしまいイマイチ...)、メンバー間の音楽観の違いから、Voのジョン・アンダーソンとkeyのリック・ウェイクマンが同時にバンドから離脱してしまいます。この危機を埋めるために、トレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズのバグルスの2人が加わって発表されたのが本アルバムです。
VoとKeyというバンドの2枚看板が同時にいなくなってしまったため作品の出来が心配された本作ですが、パトリック・モラーツが加わったときと同じく、新メンバーの加入がバンド内に化学変化をもたらし、今までのYes作品とは違うけれども、ロックらしい激しさと疾走感を持った素晴らしい楽曲が作られたのでした。ただ、この作品は、Voでありバンドのリーダーであったジョン・アンダーソンがいないと言うことで差別的な扱いを受け、CD発売などは国内版を発売していたワーナーパイオニアからは最後まで行われず、別会社から行われたほどです。最近やっと再評価され、今回Liveでも聴けて嬉しい限りです。

6)90125/ロンリー・ハート(1983年)
31dtCzmBv3L.jpg
「DRAMA]版Yesからトレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズが抜けて空中分解状態となったYesでしたが、クリス・スクワイア(b)とアラン・ホワイト(ds)、それに全く若いトレヴァー・ラビン(g)を加えて、「シネマ」というバンドを作ろうとしているところに、ジョン・アンダーソン(vo)が入り、最初は元U.K.のエディ・ジョブソンが加入する予定であったのを、レコード会社の方針で元Yesのトニー・ケイを入れさせてYes復活とぶち上げたレコード会社の宣伝戦略に沿って出来上がった新生"Yes"。プロデューサーは、元「DRAMA]版Yesというよりバングルスのトレヴァー・ホーンで、作品内容はトレヴァー・ラビンの楽曲にトレヴァー・ホーンが、バングルス風の味付けを施した、昔のYesとは全く異なる作品(というよりラビンの作品と言ったほうが良いくらい)です。しかし、そこからシングルカットされた「ロンリー・ハート」はイエス史上最大のヒット曲がとなり、これがYesサウンドとして一般の音楽ファンにも広く知られてるようになってしまいましたから、Yesサウンドとの正統性云々を昔からのファンが言っても、もはや手遅れといった感じだったのかもしれません。そして、実際にトレヴァー・ラビンは凄い才能の持ち主で、「ロンリー・ハート」以外に次々とヒット曲を生み出し、Yesを再度音楽シーンの最前線へ返り咲きさせたのでした。

7)TALK/トーク(1994年)
61plSzRAkHL__SL1500_.jpg
90125以降、"BIG GENERATOR/ビッグ・ジェネレーター(1987年)", "UNION/結晶(1991年)"とアルバムを出した新生Yes(90125Yes)でしたが、本作はその4枚目に当たります。この頃は、ジョン・アンダーソンが、この90125Yesから離れて、"ANDERSON,BRUFORD,WAKEMAN,HOWE/閃光(1989年)"を作ったと思ったら、"UNION"で再び合体したりなどもう何が何だかわからない状況になっていました。そんな中でひっそりとリリースされた"TALK"ですが、アコースティックとデジタル音楽が融合したような音造りで、曲調もゆったりしたものが多く個人的には好きなアルバムです。まぁ、ひっそりとは言い過ぎですが、しかし、今までのアルバムに比べると地味な感じのするアルバムだったため話題には全くなりませんでした。というよりも、この9015Yesは結成の経緯が無理やりだったからかもしれませんが、メンバーの入れ替わりが激しすぎてファンとしてもバンドに思い入れが出来ず、このアルバムも正当な評価を得られないまま今に至っているというような気がします。

トランプ大統領の爆誕!

12月初頭に予定されていた米国出張は、一時期赤信号が点灯し、今回は無理かと思っていたのですが、自分が出張中の装置の保守について人員の配置が可能になったため、急遽行けるようになりました。恐らく、今度の米国出張は、自分にとって最後の海外出張になると思うので頑張りたいと思っています。
ただ、今回の出張では、海外支店からのHelp無しで、自分ともう一人の営業担当との2人で海外メーカーでの2週間に渡る会議を乗り切らねばならなくなってしまい、コミュニケーションに関してかなりヤバイ状況になってしまいました。自分の会社は貿易商社なので英語が堪能な人間はゴロゴロいるのですが、自分と今回の営業担当は語学に関して自社内においては完全に劣等生なので。

ただ、それを嘆いてもいられませんので米国に向かって出発するまで英語の勉強を集中して行うことにしました。ですので、出張から戻る12月中ごろまでブログの更新は難しそうです(今までも、更新は1~2週間程度だったので、改めて断りを入れるほどでは無いのですけれども)。ですので、ブログ更新が滞る前に、今回米国に出張と言うこともありますので、ちょっと古くなりますが、この前行われた大統領選について記事を書いてみます。(といっても、詳しくわからないのでもやもや~としたことしか書けません...)

大統領選前のTVやNetニュースなどの下馬評を覆してトランプ氏が当選したのには殆どの人が驚いたと思います。自分も驚きましたが、どちらかと言うとトランプ氏の圧倒的な勝ちっぷりに驚いたという感じでした。確かに、あの過半数を制した側がその州の選挙人を総取りするという独特の方式は、つば競り合いにはなりにくいのかもしれませんが(実際、総得票数ではヒラリー氏の方が多かったの報道もありました)、それでも、事前でのヒラリー氏有利の予測とはかけ離れていたものと思います。(まぁ、圧倒的は言いすぎかもしれませんが、自分が仕事の合間にちらちら見ていた選挙速報では、常にトランプ氏がリードしていてつばぜり合いとはとても言えなかったと思います。)
大統領選結果01

この結果を見て自分が最初に感じたのは、アメリカのメディアも、日本に負けず劣らず所謂リベラルの偏向報道が多いのだなぁというものでした。実際、大統領選前のアメリカから入ってくる大半の情報では、トランプ氏を支持する層は”低収入低学歴のプアホワイト”と呼ばれる負け組の人たちで、ただトランプ氏の差別的かつ扇情的な発言に何も考えず感情的に踊らされているだけの少数派のような扱いだったと思います。このステレオタイプ的な扱いは、日本のネット上の保守の人の扱いとほぼ同じで、所謂リベラル派マスコミ曰く”ネット上で特定の国を排斥するような攻撃的な発言を繰り返す”ネトウヨ”と呼ばれる人たちの殆どは低学歴低所得層の人々であり、彼らの劣等感のはけ口が弱者である他国者への差別発言につながっている。また、彼らの多くは他者とのコミュニティ力が低く一般社会との関わりに問題を持っており、アニメやゲームに耽溺しているキモオタが多い”などという自称リベラルの人が普段ポリシーとして掲げている平等主義とおよそ反する差別的な表現に満ち満ちた酷い物言いで、彼らの自分の考えが絶対的な正義で、そこから外れた者は、自分が掲げる”正義”の名の元にいくらでも侮辱しても構わないし、また現実の事象が、自分にとっての”正義”に都合が悪いのなら、いくら歪曲報道してもかまわないという所などは、欧米のリベラル派の報道と本当にソックリです。(まぁ、低学歴低所得などという物言いは、どうぞお好きに言ってくれという感じですが、アニメ好きのキモオタというのは、自分にかなり当て嵌まって正確な表現であるのがちょっと悔しい...)

しかし、実際のトランプ氏支持層の調査結果では、米マスコミが流した”低収入低学歴”というのは全くの嘘で、下記の表から色々な年収層の人たちから幅広く支持を集めたというのが本当のところのようです。
トランプの支持層年収

では、何故、あれだけリベラル派が嘘の情報を流し、そして一般的には暴言王と見えたトランプ氏が勝利したのでしょうか。ざっくりとなのですけれども、ネット記事を読んでいくと1)米国内の格差の拡大の問題 2)行き過ぎたグローバル主義による疲弊という2つの事柄がトランプ氏を次期大統領選ばせたように感じました。

1)米国内の格差の拡大の問題
米国には、広大な屋敷に住んで自家用Jetをバンバン乗り回すようなスーパーリッチと呼ばれる、日本ではちょっと考えられないようなスケールを持ったお金持の人たちが数多く存在していますが、元々米国にはそういう特別な人に富が集まることを容認する土壌があると言えるのかもしれません。わかりやすい例では、例えばメジャーリーグでの有名選手の年棒などは日本のスタープレーヤーの数倍にも達してしまうぐらいの巨額ですが、こういうところは、他人より少しでも秀でるところがあれば、そこに凄い価値を認めるという、如何にもNo1好きなアメリカ的な考え方が良く現れていると思います。所謂アメリカン・ドリームというヤツです。

逆に日本の場合はアメリカンドリームが無い分、富の分配がある程度公平に行われている国と言えるでしょう。更に言えば、ヨーロッパのように階級社会が厳然と残りコネクションが幅を利かす社会とは違い、日本は、努力がある程度公平に認められる社会であり、ある意味、世界で1番チャンスがある社会だと言ってもよいかもしれません。例えば、学歴の点から見ても、大学を卒業せずとも、起業して億の金を稼ぐことは十分可能な社会であり、この公平さが、日本の経済の強みのような気がします。

更に、司法問題についても非常に公平で、アメリカの場合、訴訟大国のせいかもしれませんが、高額でいい弁護士を雇えるかどうかが裁判の行方を左右することは珍しくなく、また人種問題までも複雑にからんでくる裁判事案も多々有り、公平さを保つのは日本に比べて非常に難しいと言えるでしょう。債務処理や自己破産手続きなどの小額訴訟でも、アメリカではかなりの費用と時間がかかるのに対し、日本では、街角法律相談所のような簡単なサイトですぐに解決することが可能であり、司法環境においても、もはや、日本は世界でもかなり生活がしやすい国と言えるようです。

日本は欧米や東南アジアの国々に比べると中流階級層が厚い国と言われ、スーパーリッチ層は少なく、最下層の人々も生活保護などで手厚く保護されており、格他国に比べると差は少なく見えます。事実、日本社会では「お金が無い…」などと言いながらも、住む家もあり、食べるには困らず、携帯電話やパソコンを持ち、車を持っている人も多いのです。それでも、実は日本は『世界で一番冷たい』格差社会であり、アメリカ、ヨーロッパに比べても日本の格差社会の問題は大きいと言う見方の人もいます。この見方をする人は、アメリカの格差社会の特徴を以下のように述べています。

『アメリカは確かに国家の福祉機能が小さく、利潤追求と競争の市場原理を重視しているが、それが全てという訳ではない。

市場原理にまったく従わない民間非営利セクターが大きな力を持ち、福祉機能、すなわち社会を維持する役割を担っている。貧困者や市場で失敗した人たちの救済活動はその分かりやすい例だろう。

非営利団体はホームレスの シェルター(無料宿泊所)を運営したり、食事や古着を提供したりしている。ハーバード大学の学生も忙しい勉強の合間にボランティアで恵まれない子供に勉強を教えたり、或はシリコンバレーで成功した人が社会貢献活動をするのが ブームになったりしている。

このようにアメリカには、政治に対する意識とは別に社会に何を還元できるのかを考える人が多いのである』

...

欧米は格差社会の歴史が長く、何だかんだ言いながら持つ者も持たざる者もその対応に順応しています。
しかし、伝統的に格差の少なかった日本がいきなり二極化社会に進んでしまえば、政府も市民もその対応ができず混乱してしまうでしょう。そう言う意味では日本と欧米の格差社会はまるで違うもののように見えます。

先ほどの方の意見は さらにこう続きます。

『日本はアメリカと似て国家の福祉機能が小さく、また、「自助努力が大切だ」と考える人が多い。しかし、企業や社会にはじき出された人を守るシステムが弱く、家族に頼らなければならない。

意外に聞こえるだろうが、生活保護の受給条件は実は日本の方が厳しい。アメリカでは個人に受給資格があればよいが、日本では家族の所得も事実上調査される。大学教授だった私の知人は裕福だが、息子は生活保護を受けている。日本だったら、まず あり得ない話しだろう。日本の役所は生活保護の申請書をくれなかったりするが、他に助けてくれる所がないから行政に行っているのになかなか助けてくれない。

ちなみに、アメリカ型の市場原理に対する批判はヨーロッパでもある。ただ、欧州先進国の多くは国家の福祉機能が大きく、「市場で失敗するのは個人だけの責任ではないので、国家が助けるのは当然だ」と考える人が多い。

こうしてアメリカと ヨーロッパ、日本を比べてみると、日本が一番冷たい社会のように思える』

上記のような意見を聞いてみると、格差の問題は国ごとの事情によって異なり、一概に言えないようです。アメリカは、確かに個人主義ではありますが、実際には社会全体の意識として弱者に対しての配慮があり、それに、アメリカ人は日本人より楽観的という気質もあって、格差はあるけれども暮らしやすいと言えるのかもしれません。

では、このように伝統的に格差が存在し、それに対処してきたアメリカ人が問題にする”格差の拡大”とはどのようなものなのでしょうか。

その格差の拡大の一つは教育の問題に端的に表れているようです。
日本ではこの頃、奨学金の返済が問題になってきていますが、アメリカの奨学金問題は日本のよりもはるかに問題になっています。

現在、アメリカでは一般に大学を4年卒業させるのに、1000万円ものお金がかかってしまうと言われています。それに高校を卒業させるまでに2000万円ものお金が必要だという、信じられないことがアメリカでは起こってきています。これでは、男女共働きでも、大学を出すのはかなり難しくなってしまいます。
更に極端な例では、ハーバード大学の1年の授業料は7万ドルで約800万円もかかりロースクールまで最低6年かかるとすると、授業料だけで4800万円という巨額な費用がかかることになります。これでは、超富裕層の子どもしか名門大学へ入れません。

こんな社会になってしまうと、大学を卒業できるのは1部の金持ちしかいなくなってしまい、アメリカは日本以上の学歴社会ですので、大企業の重役は、すべて金持ちの息子や娘が独占することになってしまいます。これでは、まるでヨーロッパの格差階級で、格差が絶対に追いつかないところまで拡がってしまってきている不満が大きく膨れ上がってきているようです。

更には、ウォール街の金融に代表されるような情報を扱う特定の業種に富が集中してしまう問題で、このようなグローバルで高度にシステム化された世界の上でのみ行われる経済活動には、アメリカの伝統的な個人の才覚と能力で一発逆転をするというアナログチックなアメリカン・ドリームは実現しにくく、夢が無くなってきているという感覚的な虚しさも格差の問題に拍車をかけているようです。

2)行き過ぎたグローバル主義による疲弊
トランプ氏が言ってきたことは、一言でいえば、一国繁栄主義で、”いいじゃないか、アメリカだけが栄えたらいいんだ、なんで東洋の日本に軍隊を集中して派遣しなければいけないんだ。なぜ、朝鮮半島の平和のために、米軍が駐留しなければいけないのか。なぜグアムにあれだけの大軍を置かなければいけないのか。第七艦隊という金食い虫である艦隊は、アジアの平和のために存在しているといっても過言ではない。そんなバカなことはしないでアメリカ人の福祉にもっと役立てたらいいじゃないか。

移民? とんでもない話だ、メキシコからの移民が低賃金で働くから、アメリカ人労働者が割を食う。メキシコの国境には壁を立てよ。その壁を立てるのは、メキシコが建てるべき、金もメキシコが出すべきだ!”と、トランプ氏は言い続け、アメリカの多くの人も、それに対して危ないなと思いながらも、「そうだ!」と支持してトランプ氏が当選した訳です。

この現象は、今年の6月のイギリスのEU離脱の国民投票の結果とほぼ同じことなのかもしれません。6月のあの投票の日まで、自分を含めて世界中の多くの人たちは、そして多くのイギリス国民でさえ、離脱するとは露ほども思っていなかったと思います。だから、国民投票の結果を伝えるニュースを見て、世界中がびっくり仰天してしまいました。

このEU離脱には移民問題が大きな影響を持ったと言われています。現在、ヨーロッパの国々の多くが、混迷と困窮と不安の中にいるという現実の中で、特に大英帝国の興亡を知っている年代のお年寄りたちは、”なんでEUなんかに入ってほかの国の面倒を見たり移民の受け入れなど考えなければならないのか。イギリスだけが繁栄したらいいじゃないか”と考えて、EU離脱に投票しました。つまり、トランプ氏の支持者とまったく同じ理由からイギリスはEUを離脱したのです。

2つも同じ事象が連続したからには、これはもはや偶然ではありません。この2つの事象に共に関係のある移民の問題が、今までの考え方を変えようとしているのです。移民については、米国がそもそも移民によって作り上げられた国であるし、EUは加盟国の間の人の流れを自由にしており、この両先進国が移民に対して取る寛容な姿勢はグローバリズムの象徴として、世界の中で受け入れられてきました。しかし、経済的なものと別の、移民が引き起こす問題は、長い年月が経っても解決されずに残り続け、それが”グローバリズムの限界”を示すものとして、英国のEU離脱、トランプ大統領の誕生と言う現象となってあらわれることになってしまいました。

以下に、Netで見つけた記事を転載させて頂きます。

・「メリー・クリスマス!」が言えなくなったアメリカ社会

===================
トランプ氏が大統領になるかもしれないと昨年の今頃言っていれば、「あいつはバカだね」と言われたかもしれない。「あれは泡沫候補だよ」と言われたかもしれない。しかし、実は昨年の時点で、トランプ氏への追い風が吹き始めていた。

私も昨年12月、ニューヨークにいたのだが、五番街の喧騒の中を歩いていて、強い違和感に襲われたことを覚えている。世界一のブランドショップ街に、「メリー・クリスマス!」の文字がほとんど見当たらなかったのだ。一年を通じて最大の商戦であるクリスマス商戦の真っ只中にもかかわらず、五番街にはメリー・クリスマスに代わって、「ハッピー・ホリディズ!」の文字が溢れていた。

このような変化はここ3~4年、徐々に進んできた。それは、異教徒に対する“配慮”からだと聞いた。ニューヨーク在住歴25年の日本人女性は、事もなげに私にこう言った。

「友人にも、ハッピー・ホリディズですね。どんな宗教を信じているかわからないし……」

ご存知の通り、アメリカ社会は人種・宗教のるつぼであって、既に非英語人口は約20%に及ぶと言われている。WASP(白人・アングロサクソン・プロテスタント)が社会の基盤にあった時代は、遥か遠い過去である。

「どうしてキリスト教のお祭りなのに、ユダヤ教の人もイスラム教の人も仏教の人もメリー・クリスマスと言わなくてはいけないんだ? それはキリスト教の驕りではないのか? 宗教の押し付けは止めてくれ」

このような動きが現在のアメリカ社会に、強いうねりとしてある。

もちろん、アメリカの新聞の中にも、「ハッピー・ホリディズ」なんて言わないで、「メリー・クリスマス」という言葉をそれぞれの宗教の人々が微笑で迎えるような多様性や寛容性があってもいいんではないか、という論調もあるが、それは少数意見である。

クリスマスツリーを飾るのも、「果たしてこのアパートメントでは、いいんだろうか? ここにはイスラム教の人もいるんじゃないか? それは宗教の押し付けになるんじゃないか?」と気兼ねする不思議な風潮。

「この国には公正で中立的なバカが多すぎる」

トランプ氏は、以前ツイッターで「この国には公正で中立的なバカが多すぎる」とつぶやいた。 「メキシコ国境に壁を造れ」「イスラム教徒の入国は禁止せよ」など、トランプ氏の主張には呆気に取られるものが数多い。しかし、「この国には公正で中立的なバカが多すぎる」という彼のこの言葉だけは、なぜか私の頭に引っかかった。

アメリカ社会では、今まで無邪気に謳歌してきた楽しい行事が、「多様な」という価値観にがんじがらめに覆われてしまっていたのである。

多様な価値観を認めようとするあまり、大切な価値観にふたをしてしまう、あるいは元々ある伝統的な価値観は古いと葬ってしまう社会の動きに潜む「非寛容さ」。これこそが、今のアメリカ社会を窮屈にしているのではないだろうか。

「多様な価値観を認めよう」という考え方そのものが、実は多様な宗教観や価値観、多様な楽しみ、生き方、そういうものを逆に縛る一神教的な教義となってしまっているのだ。このような現象は今の日本でも同じように見られることである。

少数意見は尊重されなければならない。それは、成熟した社会の一つのベクトルだろう。しかし、一方で多数意見や曲げるべきではない常識、伝統も尊重されるべきものではないだろうか。

「メリー・クリスマス!」と幸せそうに声を掛け合った街角の風景は、進行する多様性に満ちた社会では、すでに懐かしい幻となりつつあるのかもしれない。

だからこそ、このような風潮が昔の無邪気でそれでいて強かったアメリカに対する、国民のノスタルジーを呼び起こし、トランプ大統領誕生への追い風となったのではないだろうか。
==============================

アメリカは、移民によって作られた人種のるつぼの国であるため、一定の人種や考え方に偏よることを防ぎ、公平さを保つように民主主義を発達させてきた国です。しかし、人種のるつぼと言いながら、実は国民の80%近くがキリスト教(色々な宗派を含む)を信じる”キリスト教国家”でもあるのです。
アメリカ大統領の就任式では、聖書に左手を置き、右手を掲げて宣誓することになりますが、明文上の規定はないものの、宣誓の最後に「So help me God.」と付け加えるのが慣例となっており、次期大統領のトランプ氏も、今までの大統領と同じようにそうするでしょう。大統領だけでなく、アメリカに移住してきてアメリカ国籍を取る全ての人は「アメリカ国民になる宣誓」を行うのですが、その宣誓の中で、これまで所属していた国への忠誠を放棄しアメリカ国民としての義務と責任を誓い、その最後の文章で「私に神の御加護のあらんことを」を言うことになります。このように、あらゆる場所で聖書が顔を出し神の名前が称えられる”宗教国家”アメリカでは、人種のるつぼと言いながら、キリスト教を信じるという1つの価値観の上に成り立っていたため、人種の違いを超えて、今まで国としてまとまって来たと言えます。

しかし、あまりの急激なグローバル化の進展で、キリスト教以外の移民が増えキリスト教をベースとした価値観が揺らいできてしまっているのです(前述の移民の際の宣誓文は、キリスト教を信じていることを前提で書かれていますが、別にキリスト教を信じることを強制はしていません)。また、そもそも同じキリスト教信者ということで今まで民族間の壁を取り除けていたのかというと決してそんなことは無く、例えば、黒人への人種差別問題などは、絶えずくすぶり続けてきましたが、移民の増大にる軋轢が発生する中で、最近ことさら炙り出されて来ているようにも見えます。

話がいきなり変わってしまうのですけれども、自分は20年ほど前、TVで"生命40億年はるかな旅"というNHKの番組を見て以来、何故世の中に色々な人種が存在するのかを知って、感銘を受けたことがあります。
この番組は、全12話構成でCGを使って生命の進化の道筋をたどるというサイエンス・ドキュメンタリーでしたが、この第6話で「奇跡のシステム "性"」というタイトルの回で、生物の繁殖について以下のように説明していたのです。

-”太古の海に発生した単性生物は単に自分をコピーして増殖するだけだったが、地球環境の大変化が起きた時、その多くが絶滅してしまった。このような環境変化で一気に全滅してしまうのを防ぐために、生物は、親となる2つの性質の異なる生物が協力して親と違った個性を持つ新しい子孫を作る”性”というシステムを作り上げた。新しい子孫が親と異なる個性を持つことで、生物として生き残る可能性が多くなる。つまり、生物は生存の可能性を増やすために、"性"のシステムを使ってわざと違いを作りだそうとしている-"

雄雌や男女の存在は、子孫を作りだすだけでなく、生物として生存の可能性を増やすために、わざと違いを作りだそうとしているという説明は、それまで考えもしてきませんでしたので目からウロコでした。しかし、生物としての生存の可能性を増やすために多様な人種が存在すると考えると、人種の間に違いが有ることをに納得できる部分は多々あります。今後地球環境に大きな変化が出たときに、各人種が違いをもっていれば、その変化に一部の人種だけ対応できて人類が生き残るかもしれないからです。

このように生物としての生存ということを考えると、色々な人種の間に違いがあるのは当然ということになりそうです。なので、現在の自称リベラルの人が、"違い"に無理やり目をつぶって全てを"同じ"として見るというのは、そもそも無理があるように見えます(当然、全ての人に平等に生きる権利はあります。ここで言っているのは、各人種や民族固有の文化や気質のことを言っています)。ですから、一番良さそうなのは、お互いにその違いを認め尊重し合って共存していくことだとは思うのですが難しいのでしょうね。だから、今回トランプ氏のような偏った人が大統領に選ばれたと思うのですが、でもアメリカがこのまま自国第一主義で閉じこもるなどとは思えないのですよね。何というか、自分はこんなことでは終わらないアメリカの底力のようなものを基本的に信じているようなところがあるのです。

自分にとってアメリカと言う国は嫌い(というか反発する)なのと同時にものすごく好き(というか憧れる)という不思議な国です。
英語がほぼ世界の公用語であるのに、ビックリするほど自国の外へ出て行こうとせず自国以外の他国に関心を持たない人が多いアメリカ。そんな他国のことを知ろうともしないのに、中東をアメリカ的な民主国に出来ると信じて戦争をはじめ、そんなアメリカを憎む人もいるのに、なぜ憎まれるのかをちっとも理解しないし理解しようともしないアメリカ人。そして、アメリカはこのような戦争を起こすことが出来る巨大な軍事力を持った現代の帝国ともいえるのに、民主主義国家でもあるというとんでもない矛盾。
国内に目を向ければ、健康問題には煩く、公共の場で喫煙すらできなくなっているのに、銃の規制は殆ど無く毎年大勢の人が銃で犠牲になるというおかしな国。
アメリカの矛盾を挙げればきりがありませんが、それでもアメリカから感じるあの自由で活発な雰囲気には強く憧れずにはいられません。

アメリカのジャーナリストのマーク・ハーツガード氏は自著の中の”だからアメリカは嫌われる”の中で外国人がアメリカに対して持っているイメージを以下のように書いているとのことです。

1.アメリカは偏狭で自己中心的だ。
2.アメリカは豊かで刺激的だ。
3.アメリカは自由な国だ。
4.アメリカは偽善的で圧倒的な帝国だ。
5.アメリカ人は世間知らずだ。
6.アメリカ人は俗物だ。
7.アメリカは機会均等な国だ。
8.アメリカの民主主義は独りよがりだ。
9.アメリカは将来の世界の姿だ。
10.アメリカは自国の利益しか眼中にない。

まぁ、自分にとって9を除く殆どの項に納得がいく感じですね。本当にアメリカって憧れと反発を同時に感じてしまう不思議な国です。
また、アメリカを自由に感じる理由としてクライド・ブレストウィッツ氏は、日本とアメリカを比較して自著”ならずもの国家アメリカ”の中で「日本では、特別に許可されない限り全てが禁じられており、それに対してアメリカでは特に禁止されない限り全てが許される」と述べているそうで、なるほど、確かにそうかもなと感じてしまいました。

上の文章で述べられている、殆どのことが許される自由なアメリカである限り、一旦内向きに大きく振れた振り子も、みんなが等しく自由に振舞えるように徐々にですけれども着実に改善していくような気がします。なんだかんだ言っても現在、世界で一番多様性を認めている国はアメリカであり、その多様性の軋轢の中から何かが生まれてくると自分は信じているのです。

・TPP(環太平洋パートナーシップ)について
アメリカのことばかり言っていないで、では日本では人種や移民の問題はどうなのかと言えば、基本的に日本は移民政策を取っていないので、アメリカのような移民による軋轢は無い状態なので何ともいえません(某C国とK国が時々騒ぎますが、殆ど政治的プロパガンダなので無視していいと思います)。ただ、日本の少子高齢化は深刻であることは間違いなく、時代の流れから行っても、今後自国1国だけで経済活動を行っていくのは困難となって行くことは間違いないとおもっていますので、個人的にはTPPを進めて、ルールを決めた枠組みの中で他国の人との付き合いに慣れていくのがいいのではないかと思っています。そういうわけで個人的にはTPP推進に賛成する立場です。実は自分は殆どTPPの取り決め内容を知らず、またTPPに反対する人の意見や、それを説明する理論ももっともだとは思っています。それでも、長い目で見れば、将来、世界中の多くの国も関税を無くすような枠組みの上に乗って物流が進められる世の中に成っていくと自分は思っています。こういうグローバル化の流れは最早止められないのだと思うのです。であれば、現在の安倍政権のような安定した政権が続いているうちに、何とか混乱を最小限に抑える舵取りを政府に任せて、今のうちに市場のグローバル化に慣れていくほうが良いと思っているのです(逆に、今より人口が減って国の体力が落ちたときにグローバル化を受け入れるととんでもないことになりかねません)。
現在、トランプ次期大統領は、TPPからの離脱に言及していますが、まだ正式な就任までに時間がありますので、何とか翻意させるよう日本側の努力に期待します。

(上の文章は、Netニュース及び池上彰氏の著書から多くを引用させてもらいました。書いていくうちに、相変わらずメチャクチャ長くなってしまい、言っている事も辻褄が合わない箇所が多々出てきてしまったので、後で修正もしくは削除することもあると思います。)

「きんいろモザイク劇場版 Pretty Days」及び「この世界の片隅で」感想

例によって、前回から間隔が開いてしまいました(今回は約2週間でさすがに長過ぎました)。先週は以前のブログに記事に書いたとおり"きんいろモザイク劇場版 pretty days"を初日に劇場まで足を運んで観て来ました。ついでに、Netではやたらと前評判の高かった"この世界の片隅に"も鑑賞して来ました。その後、直ぐに感想を書こうと思っていたのですが、仕事やなんやかやでバタバタしてしまい、Netにも殆どアクセスせずに今週末まで来てしまいました。しかし、今度こそ簡単にですが、感想をUpしてみたいと思います。

1.きんいろモザイク劇場版 Pretty Days 鑑賞
        IMG_3258_1113.jpg
実は、この作品のチケットはNet予約をしていたのですが、間違えて他の作品のチケットをNet予約していた事に前日の夜に気がつき(返金は不可なので間違って購入したチケット代1,800円はパァです。というか、事前予告のあった1,200円でない時点で気が付くべきなのに相変わらずアホです...orz)、慌ててチケットを再購入しようとしたのですが、初回上映は全て満席、2回目の上映も最前列と最前列から2番目の一番端の席しか空いておらず、しかしこの上映を逃すと、同じ日に別の映画館で見る予定になっていた"この世界の片隅に"が観られなくなってしまうので、次の日曜日に見に行こうか激しく迷いましたが、この初回上映Sold outの状況から、2日目は来場特典が無くなっている可能性が高かったので、泣く泣くこの劣悪な鑑賞席をNet予約したのでした...。むぅ。

まぁ、嘆いていても仕方が無いので気を取り直し、翌日の土曜日に上映館である"名古屋109シネマズ"へ行って来ました。
到着すると、早速Net予約してあったチケットを発券し、入場ゲート抜ける際に来場特典を受け取ることが出来ました。(でも、もし入場ゲートの所に積まれてあった来場特典が本日の全てであれば、本日の3回目の上映で無くなる可能性があったかもしれません。実際のところは分かりませんが、とりあえず無理にでも2回目の上映に滑り込んだ自分の判断は正しかったような気がします。)
この作品は上映時間が60分のOVA作品のようなのようなものなので、大して観客は来ないのではないかと高を括っていたのですが、まさか2回目の上映までSold outになる程の盛況になるとは予想もしていませんでした。ただ、考えて見ればこの作品の上映館数は全国で16館と少なく、自分のいる中部・北陸エリア(岐阜・愛知・三重・福井・石川・富山・新潟の7県)では何と、この"名古屋109シネマズ"1館だけですから、そりゃあ観客が集中するわけです。自分の予想が甘すぎました。

さて、入場ゲートを抜けて通路を進んでいくと以下のような、きんモザ主要キャラたちの等身大POPのお出迎えがありました。
IMG_3259.jpg
こういうところは、何にも専門映画館らしい特別な演出のような感じがしてよかったです。

その後、指定されたシアター室へ入り、自分のシートに座ってみると、前列から2番目の一番端という場所が如何に画面が見にくいのかを実感してしまいました。完全に見上げる姿勢になってしまい、かつ斜めの方向を見るので、ものすごく窮屈な姿勢になっているのが自分でもわかる。首がいてー...

このようにケチがついてしまった、きんいろモザイク劇場版の鑑賞ですが、では映画の内容はというと、これが中々良かったのです!!

よく劇場版というと、TV版とは違った特別感を出すために、外伝風の異色物語になったりちょっとスケールが大きすぎる物語になってしまったりしてしまって元々の作品が持っていた雰囲気を壊してしまったりすることもあるのですが、このきんモザ劇場版は、TV版の雰囲気をそのままに、かつ劇場版らしい特別感を出すことに成功していました。以下は、劇場版に関する簡単な感想です。内容に触れてしまっている部分もありますので、未聴の方は飛ばしてしまってください(といっても、この劇場版はきんモザらしく基本的に日常アニメなので、内容を知ってしまったからといって別に大したことにはならないのですけれども)

さて、この劇場版は事前のPVによって学園祭にの出し物をとして演劇を上演する話であることが事前に告知されていたので自分は、てっきりその演劇制作の奮闘物語になると思っていました。しかし、確かにその部分はあったものの、話の大部分は、それ以外の違うことに費やされていたのです。それは、ヨーコのモノローグによって語り始められた、忍(しの)、ヨーコ、綾の三人が現在の高校に入学するための受験奮闘秘話だたのです。

きんモザファンの方は、忍のアホさ加減をよく知っているので、一度は"どうして、このアホな忍が綾と同じ高校へ入学できたのだろう?"と疑問に思うことがあったのではないかと思います。しかし、優等生が揃う高校の中に何故か底無しの劣等生がいる(もしくはその逆)というシチュはコミックやアニメには昔から良くある設定なので、これもその流れに沿った典型的なものとして自分は特に気にしていなかったのですが、実は綾の特訓の賜物で忍が高校入学を果たすことができたという物語があったのです。

個人的に、学園ものの中で受験が入る作品はとても好きで、この受験の描写によって、作品中の登場人物たちにものすごくリアリティが出てくる感じがするのですよね。当たり前のことですが、受験のことを気にしない学生などいるはずないのですから。特に、この受験の特訓で、きんモザ主要キャラの中では若干影が薄い綾が大活躍するところが、特別版という感じがしてとても良かったです。更に、この受験に関するヨーコの思い出話が始まるきっかけだった綾の一方的な思い込みによる気持ちの落ち込みが、忍の天然な行為によって綾の気持ちが救われるのと逆にアリスとカレンがガッカリするという、ギャグと感動が同時に実現する離れ業が炸裂する場面もあって、この演出は流石きんモザの世界を知り尽くしている天衝監督の面目躍如といったところでした。

その代わりといっては何ですが、告知のあった文化祭の演劇の出し物の方が滑り気味だったのが少し残念なところで、せっかく代役とは言え、あの綾が演劇の主役を張る流れだったのにちょっともったいない気がしました。それでも、それは全体で言えば些細なことで、良い作品であることは間違いありません。特に、綾のファンにとっては見逃せない作品とい言えるでしょう。キービジュアルの絵にも示されていたように、この作品の主役は綾なのですから。
thumb_a2df15f9-8a1d-47bb-a0f4-2c9bd3ce71bf.jpgkiniromosaic-pretty4.jpg

今回Getできた来場特典
IMG_3307_1113.jpg

そのほか、名古屋109シネマズのロビーで撮った写真。
IMG_3263.jpg
IMG_3264.jpg
スターウォーズの最新エピソード(エピソード3と4の間をつなぐ3.5のような話らしい)の立体キャラやシン・ゴジラの縫いぐるみが展示してあって、いかにも映画館へ来たという雰囲気があってよかったです。


2.劇場映画"この世界の片隅に"鑑賞
konosekai-550.jpga0087957_9455471.jpg

マンガ関係の各賞で2010年度の第1位に選出されるなど原作の良さが絶賛されていて、試写会でもこの映画の出来が良いと評判になっているとの記事をNetで読んだので、映画館へ足を運んで観てみる気になりました。



調べて見ると、監督はあの"BLACK LAGOON"を監督した片渕須直氏で、クラウドファウンティングで4,000万円もの資金を集めて製作されたとのこと。全く知りませんでした。

足を運んだ上映館は、以前ガルパンのULTIRA上映を観た"イオンシネマ名古屋茶屋店"です。
IMG_3274この世界の片隅で

そして、"この世界の片隅に"もULTIRA上映で視聴することが出来ました。初日の2回目の上映でしたが、自分がNet予約したときは、この上映回の1人目の予約でしたのでシアターのど真ん中の席を取る事ができました。
IMG_3270この世界の片隅でIMG_3268この世界の片隅で
ただ、この"イオンシネマ名古屋茶屋店"は名古屋109シネマズと違って、上映している映画の宣伝用展示など殆ど無くてちょっと寂しい気がしました。"この世界の片隅に"ポスターなど全く貼っておらず、上記の等身大POPが上映室の前に立っているだけです。せっかくわざわざ映画館へ足を運んでいるので、もうちょっと非日常感を感じる演出があって欲しいところです。

さて、映画の内容ですが、自分はこの映画は戦争が題材なので、"火垂るの墓"のような戦争の悲惨さを前面に出した号泣必至(実は、火垂るの墓は怖くて未だに観れていません...)の映画なのかと思っていたら、そうではなくて、一人の少女が他家に嫁いで、その嫁ぎ先での戦時下における日常生活の悲喜こもごもがリアルにかつ淡々と描かれるというものでした。

以下ネタバレ感想になります。

主人公のすずさんは、広島の猟師町に住んでいるのんびりした性格で絵を描くことが大好きな普通の女性です。物語はそんな彼女の幼少時代、そして彼女が呉に住む海軍に勤務する北条周作に見初められて北条家へ嫁ついだこと、そして、そこで繰り広げられる日々の生活を、小さなエピソードの積み重ねを丁寧に描きながら淡々と進んでいきます。時代は、第二次世界大戦の開戦前から実際の戦時下に至る激動の時代ですが、この映画では、そんな戦争さえも日常生活の一部として受け入れ、笑いと、温かさと、やさしさを忘れずに、あの時代を懸命に生きた人たちのことが描かれています。
242444konosekaino.jpgこの世界の片隅に003

戦時中だからといって、市井の全ての人たちが竹槍を持って"鬼畜米英"と叫んだり、ひもじくて恨み泣き叫んだりしていたはずも無く、たとえ戦争中であったとしても、人間らしさを失わずにささやかな幸せを求めて淡々と日常生活を送る人々が大部分であり、この映画では、そういう大部分の市井の人たちの普通の日常生活にスポットが当てられます。
殺伐とした世相にも関わらず、些細なことにも楽しさを見出す人たちの普段の日常が映画の中で丁寧に描かれていきますが、その一種のたくましさに思わず感心してしまうこともありましたし、特に主人公のすずさんの呑気な"ありゃ~"の声には癒され、笑ってしまうこともしばしばでした。いわゆる"反戦映画"で笑い声が上がると言うのも珍しいのではないでしょうか。
non7_konosekai.jpgこの世界の片隅に002

しかし、呑気なすずさんにも戦争の悲劇が襲い掛かり、米軍が落とした爆弾で、好きな絵を描いていた右手が奪われ、同時にすずさんの仲の良かった姪も命を落としてしまいます。そして、広島と長崎に原爆が落とされたことによって決定的になった日本の敗戦。その敗戦を、玉音放送で聞き、周りの人は受け入れモードにも関わらず、すずさんは、初めて声を出して怒りをあらわにします。"そんなのは覚悟のうえではなかったのか?最後の一人までまで戦うのではなかったのか?ここにはまだ人が残っているし、私には、まだ左手も両足も残っている!!"-
すずさんの意思とは無関係に始められ、すずさんの右手を奪い、姪の命も奪って、勝手に終わってしまった戦争。最後まで戦うと言う言葉を信じて来たのに、ここでやめたら、それでは一体自分の右手は何故失われ、姪の晴美も何故死ななければならなかったのか。今まで、文句も言わず全てを受け入れてきたすずさんから発せられた言葉だからこそ重みがあり、この映画の中で一番印象に残ったシーンでした。
20161112165246.jpg

ただ、この右手を失ったことによって、すずさんが初めて手に入れることが出来たものもありました。それは、夫の周作とのより強い絆であり、周作の姉の径子との関係であり、そして北條家に根を下ろし生きていこうという自分からの意思であり覚悟でした。そして、この失われた右手によって新しい家族も得るようになります。廃墟となった広島で増えたこの家族は、エンドロールで成長していく姿が紹介されます。もしかすると、この子は日本の復興を象徴する姿なのかもしれませんね。

今回の感想は、ただあらすじをなぞるだけのようなものになってしまいました。実際、この映画は、細かいエピソードの積み重ねが淡々と進むような感じで、どこかの1シーンを切り取って熱く語るようなものでは無かったのですが、しかし、後からジワジワ来る良さを持っていて、自分にとってはとても良い映画でした。

特に、今までの反戦映画のように、現代の目から見て人権的に過去の戦争を批判すると言うようなものではなく、当時に生きた人の視点で戦争が描かれているところがとても良かったです。もちろん戦争が描かれているのですから、この映画に戦争批判の要素は間違いなくあるのですが、この映画が描こうとしているのは、あのような戦時下でも明るさと優しさを失わずに暮らしてきた市井の人々の姿であると思うし、その悲しみを踏み越えても生きていこうとする力強さに頑張る気力をもらえたような気がしました。

また、この映画は海外展開もするようで海外Verの予告もあったのでそれも貼っておきます。

個人的に、この映画に対して、外国人がどういう感想を持つかを特に知りたいとも思いません(というかこの作品に対する外国人の意見など知ったこっちゃ無い)。しかし、日本人がこういう映画を作ったと言うことを海外に発信し続けることは良いことだと思います。

最後に:
今年はかなりの映画を見た年になりました。
昨年封切の劇場版ガルパンを除くと以下の5作にもなります。

・シン・ゴジラ(2回視聴)
・君の名は。
・聲の形
・きんいろモザイクPretty Days
・この世界の片隅で

こうして見ると話題作ばかり(きんいろモザイクはそうでもないか)で、我ながら底の浅いオタだと感心してしまいます。まぁ、それはともかく、アニメの劇場版が増えることは自分は歓迎しています。劇場版の場合はアニメ製作工房にももっとお金が落ちそうな気がするので。もう、無料で質の良いサービスを受けると言う考えは時代に合っていないと思います。身も蓋も無い言い方になりますが、良い作品を見たければ金を払えって言うことで、これは当たり前のことなのですけれども、TVという存在が当たり前のことを今まで当たり前にさせてこなかったような気がします。今後は、劇場版を含め有料コンテンツが伸びていくことを期待しています。


PS1.Yさんとの再会
この日、上記映画2本をはしごした後、韓国人のYさん(といっても、もう30年近く米国で暮らしている)と名古屋へ飲みに行きました。
IMG_3304_1113.jpg
もつ鍋と鳥料理を出すお店でとても美味しかったです。
IMG_3279_1113.jpg
Yさんが以前が来日した際は、今回が最後の来日と言っていたので最後のお別れをしたつもりでしたが、ちゃっかり再度来日していました。しかも今回やたらと元気で、会う早々トランプ氏が大統領選で勝利したことに憤慨していて"I will kill him!"を連発していました。相変わらずだなぁ...。まぁ、面白い人なのですけれども。韓国の人も、このエモーションさをもっと別の方へ発揮すれば良いと思うのだけれども、例えばどうしてあんなクネ氏退陣要求のデモなど無駄な方面へ力を使ってしまうのかがさっぱり分かりません。

PS2.博多 道路陥没復旧工事

2分でまとめた動画が上がっていたので貼ってみました。確かにこれはスゴイ!

PS3. 祝!「ガールズ&パンツァー 最終章」制作決定!!でも...

「ガールズ&パンツァー 最終章」制作決定、おめでとうございます!!
ただ、いくらなんでも劇場版6部作はちょっとなぁ...
いくらなんでも分割し過ぎじゃない?

ガルパンに関しては、作画のハードルが上がりすぎて最早TV版でそのクォリティーが維持できなくなっているのは、殆どのアニメファンなら理解していると思います。だから劇場版で作るのは理解できても、せめて4部作ぐらいに縮めて欲しい...。
6部もあると、マジで最初の章の内容を忘れてしまうかも。

ネット依存断ち切り計画推進!!

やっと週末になってくれました。先週は物凄く忙しかった訳では無いけれども、常に現場に出ていて、帰りは米国メーカーのエンジニアを最寄り駅まで車で送っていかなければならなかったため、全く自分のペースで仕事が出来なくて何か非常に疲れてしまいました...。

この様な過ごし方でしたので、相変わらずブログの更新が出来なかったのですが、以前宣言した英語の勉強再開宣言が、例によって途中挫折したと思いきや、これが以外や以外、そこそこ頑張っていたのです(まぁ、大した勉強量では無いのですが)。実は、先週からネットを見る回数を極力減らすようにしているのですが、それを実行する方策として、英語の勉強もどきをちょっと取り入れるようにしたからです。

なぜ、急にネットを見る時間を減らそうとし始めたのかと言うと、コンビニで偶然”仕事が早い人の仕事術云々?(正確なタイトル忘れました)”というダサいタイトルの本を立ち読みしたからです。こんな恥ずかしいタイトルの本を手に取ったのは、とにかく最近仕事が自分の思うように進まなくてちょっと焦っていたからだと思うのですが、意外とその本は人を読ませることが書いてあって、特に、”仕事の遅い人は自分が納得できるまで一つのことに執着しがちで、しかもNetに繋がっている時間が長い傾向にある”という分析には深く同意せずにはいられませんでした。何故なら、これはそのまんま自分に当て嵌ることでしたので。
軽い気持ちで立ち読みをしたのですが、このように中々為になることが書いてありましたので、これを機会にちょっと真剣に現状打破をしようと、まずNetを見る時間を減らそうと考えてみたわけです。

実は、自分でもどうもNet依存の傾向にあることは分かっていたのですが止められなかったのですよね。特に、Netで調べ物をし出すと際限なく広がっていってしまいハッと気がつくと長時間が経っていることが多々ありましたから。それ以外にも、自分はNetニュースを読むのが趣味のようになってしまっているので、仕事の合間にチョイチョイ見る癖が付いてしまっていて、それが集中力の低下を生んで仕事の効率にも影響を与え始めていたのでした。

そこで具体的なNetアクセス時間削減方法として、Netが見たくなったら、その前に現在行っている英語の勉強の為の英短文を呟いて見て、Netを見たいという気持ちを落ち着かせるという、ちょっと恥ずかしい方法をとってみることにしたのですが、このしょぼい方法が意外と効いて、かなりNetを見る時間が減って(というより、Netにアクセスする回数が減った)、仕事の効率も少しばかり上がりましたし、ついでに英語の勉強もある程度捗るという効果も出ることになったのです。まぁ、この方法は禁煙のためにタバコを吸いたくなったら禁煙パイポを咥えるのに似たようなものでいつまで効果があるのか分からないのですが当面この方法で頑張って見ようと思っています。

あと、ここのところ心がダークサイドに落ちてしまい、沖縄基地問題や特亜3国の記事を書いてしまいましたが、ああいう記事をUpし続けると精神衛生上良くありませんから、久しぶりにNetで拾ったアニメ小ネタを貼り付けてみます。

1.ユーフォの吉川"デカリボン"パイセンの過剰ラヴ
CvtMvzGVMAATLb0.jpg
そうか、あのデカリボンは過剰ラヴの放熱板だったのか...
ていうか、ユーフォ2期はおろか、前期(夏アニメ)も今期(秋アニメ)もまだ1本もアニメを見ていない。ヤバイ...

2.ポケモンXY&Zを見たフィリピン人のリアクション

クソワロタwww
でも、この正直な反応を見ていると、日本が少子化になるのも分かるわ...

3.ネットで見つけた有名アニメ工房の説明
以下Netからの転載
========================================
『サンライズ』
優秀なプロデューサーが揃ってる会社
バンダイグループなので、生え抜き社員とバンダイから降りてくる社員とのポスト争いが熾烈。
たぶん、アニメ業界で一番出世するのが大変な会社。

『京都アニメーション』
規模はそこまで大きくないが、ブランド力がすごい。
閉鎖的でアニメ業界人ですら京アニの内部はあまりわからない。
何本も制作するのではなく、一本一本を丁寧に丁寧に創り上げる職人気質。
あのヤマカンですら、才能に限界を感じ京アニに居場所が無くなったくらい。
入社するのは日本のアニメ制作会社で一番難しいと思う。

『プロダクションIG』
社員にIGの一員であることを自覚してもらうためにみんな正社員にするというアニメ業界の中ではかなりホワイトな会社。
作品実績もすごい。ただ、カリスマ社長のワンマン経営で後継者が育ってるかが心配されている。

『P.A.WORKS』
京都アニメーション同様、規模はそこまで大きくないが、ブランド力はすごい。
作画は富山にあるが、制作部は東京にあるため、制作の人間は意思疎通が大変だと聞く。
社長はかなり頭がキレるかた。

『シャフト』
斬新な演出で有名。
新房監督の会社みたいなもの。新房監督が好きで好きでたまらないならいいが、新房監督の駒になる必要がある。

『JCSTAFF』
量産アニメ制作所。

『A1pictures』
あれだけの作品を作っていながら、作品の質もかなり高い。
親会社がアニプレックスだからバックはしっかりしているが、
企画はアニプレックスがやってしまうので、
社員は作品を制作することだけに専念することになる。
制作進行は車で回収に外に出ることが無いので、いつも社内で上司に監視されることになる。

『マッドハウス』
親会社が日本テレビなので安定は保証されている。

『ガイナックス』
エヴァのおかげで安定的に莫大な収入を得ているが、メインクリエーターが抜けてしまったために、次の作品を作ることが出来ず、下請けや教育テレビ用のアニメを作ってる。
資金も豊富にあるが、それを投資できるクリエーターがいないのが現状。

『ufotable』
アニメ専門というより、CGを使った映像作品を色々やっている会社。
マチアソビっていう徳島県をアニメで盛り上げるイベントも主宰している変わった会社。
作品の質は京アニ、PAWORKSと同じく非常に高い。
========================================================
ホェ~~~、そうだったのか。なる程なる程...。
こういう有名どころ以外のWhiteFoxのような新生アニメ工房の説明も欲しかったです。

4.「アニメ聖地」選定ファン投票のアニメツーリズム協会の中間発表
整地順位
文豪ストレイドッグスの違和感がハンパ無い...。どこの組織票だよって感じですが、そもそも、この企画は、観光庁・JAL・JTB・成田空港とかが組んで「アニメ聖地商法で国内外から400万人呼ぶぞ!」って言ってるプロジェクトらしく、海外(特に中国)からの票も入っているらしい(別表で簡体字圏や繁体字圏からの投票結果もあるくらい)ですから、基本的に観光客取り込みのための企画で、順位などはメッチャ胡散臭いです 。

個人的に、アニメの聖地は、その作品が地域性を持っているのが基本で、その作品の中での旅行先の風景とかは聖地とは言わないと思うし、そもそもその作品を見てても舞台がどこかとか気付かない、もしくは気にもならないような作品は聖地を持っていないような気がするのですが...。まぁ、堅苦しいことを言っても仕方が無いかもしれません。(でも、エヴァやコナンの聖地ってどこよ?っていう感じはどうしてもしてしまいますが)

ちょっと吃驚したのは、"凪のあすから"のようなマイナーな作品も結構上位に入っていることです。個人的にはとても嬉しかったですが、かなり意外でした。あと、同じくあまり有名でない"いなり、こんこん、恋いろは。"のような作品も入っているのは、作品そのものというより、作品舞台の"伏見稲荷大社"の方が観光地としては断然有名だからなのかもしれませんね。(下は、"いなり、こんこん、恋いろは。"放映直後に伏見稲荷大社へ行った時撮った"うか様"こと宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ:伏見稲荷大社の主祭神)の等身大ポップ。この作品は、伏見稲荷大社の全面バックアップを受けて製作されましたので、この等身大ポップが飾られたと思いますが、放映が終了された今となっては、今後飾られることが無いと思うので結構貴重な写真になりました)
うか様20161105

基本的にファン投票で、かつ色々な事情はあるのかもしれませんが、単なる作品の人気投票やお金の事情だけでなく、最後にはアニメファンから見て納得がいくリストをアニメツーリズム協会には作ってもらいたいところです。(個人的に、地域性から言ってもTARITARI/つり玉の聖地である江ノ島が入っていないのは全く納得できませんし、ふらいんぐういっちの弘前ももっと上位であるべきだと思います)

5.tanuさんのイラスト
先ほど触れたTARITARIという作品のキャラクターデザインを行ったtanuさんのBlu-ray Packageで使われなかった画像がNetに上がっていたのでそれを貼って見ます。
TARI TARI坂井和奏TARI TARI宮本来夏TARI TARI沖田紗羽

      TARITARI3人

最後に江ノ島が描かれています。とても素敵なイラストですね。

(自分は昔、東京の片田舎に住んでいたのですが、子供の頃に海水浴へ行くといったら、東京から最も近い海水浴場であった江ノ島の片瀬海水浴場と相場が決まっていました。ですから、子供の頃は、結構な回数江ノ島へ行ったのですが、実はあまり良い印象は無いのですよね。何故かと言うと、片瀬江ノ島海水浴場は兎に角汚かった(!)からです。江ノ島も本当に田舎の観光地という感じで何か行っても全然楽しくなかった思い出しかないのですよね。
でも、最近はどの街も観光に力を入れているので、江ノ島も自分の記憶に残っているものから大きく変わっているのだと思います。そんな綺麗に変身した江ノ島へは是非一度行って見たいですね。)

韓国パククネ政権についての忘備録

今回も前回からの記事から期間が開いてしましました。
先週末に、自分が勤めている会社の創立記念式典参加のために神戸へ行き、そのついでに関西の幾つかの場所を巡って日曜の夜遅くに名古屋へ戻ってきたので、その間全くブログにアクセスしておらず、そのまま今週からの新装置立ち上げ工事開始のバタバタでここまで来てしまいました。しかし、今日は時間が出来ましたので、何とか更新をTryしてみます。

そこで前回、北朝鮮について記事をひとつ書いたので(ほぼコピーでしたが)、今度は韓国について書いてみることにしました。韓国関係の記事では、ほぼ間違いなく良いことは書けないので書こうかどうか悩みましたが、今後韓国の政権が大きく変わりそうなので記録の意味を込めて記事をUpしておきます。

発足当初から”超反日”政策を取り続けてきた韓国のパククネ政権が、現在揺らいでいます。

昨年以降、韓国の景気は低迷を続けてきましたが最近の韓進海運の破たん、ギャラクシーノート7の発火によるサムスンの減益、ヒュンダイ自動車の労組闘争問題など、韓国の経済を牽引する韓国の代表的な財閥Grに問題が続発して経済の悪化に拍車をかけています。このような経済状態に対してパククネ政権は今のところ有効な経済対策を立てられていません(まぁ、韓国の経済低迷は構造的なものなので、クネ氏のみを責めることは出来ないのですが...)。少し前までは、"創造経済"なる謎の政策を打ち立てていましたが、具体的に何をやるのか分からない謎の理念のまま終息してしまった感じです。このような経済問題に対する失策は、日本の場合では政権の命取りになりますが、韓国の大統領は、議院内閣制における日本の総理大臣の権限などを遥かに超越したほぼオールマイティーな絶対権限を持つので、経済政策の問題程度ではその立場が揺らぐものではありません。しかし、今回の状況は今までとはちょっと違うようです。

ことの発端は、大統領の単なる友人で政府関係者で無い一般人であるチェ・スンシル氏(女性)が建物の管理人に「破棄して欲しい」と残していったPCを、メディア関係者が確保したことから始まります。そのPCを管理の人の了解を得て中身を調査したところ、そのPCから、朴槿恵大統領の演説文(44個)が見つかり、そのファイルの日付が、実際に演説が行われる前であることが確認されたのです。つまりこれは、チェ氏は秘密文書である大統領の演説文の内容を事前に把握していたということを意味します。演説文以外にも、秘書陣の交替など、大統領府の人事に関する文書も発見されました。

この問題は、「誰かに見せた」という行為自体が問題視されている訳ではありません。極秘とされた44個におよぶ大統領演説文が「公職にもついていない人」にまるごと見せられたことが問題なのであり、しかもファイルでPCに入っていたということは、明らかな機密の「流出」でした。

現在、韓国のマスコミはこの話題一色で、あの狂牛病の騒ぎ以来8年ぶりに大規模なろうそくデモが行われ、クネ氏の支持率も10%をついに切りました。さすがのオールマイティーな韓国大統領も、この圧力には耐え切れず何らかの形で下野する可能性も出てきました。

この状況は、クネ氏が大統領となり、あの”被害者と加害者の関係は1000年経っても変わりは無い”との演説で、韓国中から熱狂的な支持を受けていたことを思い出すと、隔絶の感があります。
10001年恨

クネ氏以前の大統領は、政権末期に数々の失政でレームダック状態になると必ずと言ってよいほど”反日”カードを切り、政権浮揚に繋げてきました。特に、クネ氏の前のイ・ミョンバク氏は、4大河川事業の失敗、資源外交の行き詰まりなどを糊塗するためか、政権後半に突如反日攻勢に出て、竹島上陸、天皇陛下への謝罪強要発言、そして個人的には一番強烈だった日本政府からの親書送り返し(しかも最後は郵送で送り返すという前代未聞の外交的非礼)などをしでかしました。その当時は民主党政権だったので、日本は本当に韓国に舐められ切っていた訳だったのですが、日韓関係も今ほど拗れていたわけではありませんから、次の大統領には日韓関係の改善が期待されていたのです。特にクネ氏が女性で、しかも日韓基本条約を結んだパクチョンヒ元大統領の娘でしたから尚更でした。ところが、いきなり1000年恨をぶち上げた訳ですから、その日本に向けられたあまりにあからさまな憎悪に日本中が驚愕したという感じでした。あまりに強烈で政治家らしからぬ感情的な発言だったので、当初、あの発言はクネ氏の真意なのかどうかがTVで盛んに取り上げられたりもしていました。しかし、その後も反日ブースト全開で諸外国に日本の悪口を言って回り始めたので、直ぐにあの発言が全くの本気であったことが実にハッキリと分かりましたが。何しろ、あの親書を突き返されても、”いったい韓国はどうしちゃったんだろう”などと腑抜けな発言をしていた野田元首相からも、”女子学生みたいな告げ口外交は止めろ”と言われるくらいでしたから、どのくらい露骨な反日活動をしていたか分かるというものです。
しかし、確かにこのクネ氏の"告げ口外交"は腹立たしいものでしたが、そもそもその前に、そんなことをやって一体韓国にどんな利益があるのかと不可解に思う日本人の方が多かったのではないでしょうか。

ところが、日本人にとって不可解なこの告げ口外交が行われていた当時、韓国国内においてクネ氏は”外交の天才!!”と絶賛されていたのです。それは、日本ではあまりの馬鹿馬鹿しさにまともに取り上げられることもなかったのですが、彼女が以下のような壮大な構想をぶち上げて、この告げ口外交はその構想の一環だったからです。

以下は、自分が敬愛するみずきさんが主宰するブログ”みずきの知韓宣言!”から転載させて頂きます。


==========================================
パククネ政権発足後、韓国という国は本格的に二股外交に乗り出しましたが、そこには「米国と中国の二国をウリナラの味方にして、米中韓の三国で日本と北朝鮮を圧迫し、言うことを聞かせる」という計画があったんです。その先には「ウリナラがバランサーとして、米国から中国、ロシアやEUなど、すべての国を繋ぐ存在となる」というさらに壮大な計画もありました。

パククネが発表した韓国の外交の三つの柱は「韓半島信頼プロセス」「北東アジア平和協力構想」「ユーラシア・イニシアチブ」で、いろいろ美しい言葉で飾ってますが、単純に説明すれば以下に集約することができます。

①米中二股して、北朝鮮と日本に圧力をかけて叱りつけて言うことを聞かせる。→「韓半島信頼プロセス」「北東アジア平和協力構想」

②ウリナラがバランサーとして、米国から中国、ロシアやEUなど、すべての国を繋ぐ存在となる→「ユーラシア・イニシアチブ」

シロウトの私が見ても、まったく現実の国際政治を見てないアホみたいな計画としか思えないんですが、パククネが当初「外交大統領!」と誉めたたえられてた大きな理由は、この壮大な計画に対する賞賛でしょう。

韓国人のかゆいところを見事に掻いてくれる計画なんですよ。

(Aiuto!注:
韓国人のかゆいところを見事に掻いてくれるとは、韓国人が心の中に描いている理想の韓国像が以下のようなもので、クネ氏の計画はそれを実現させてくれそうに韓国人からは見えたからです。(以下は日本の"嫌韓流"に対抗して韓国で出版された"嫌日流"の最終項です)
韓国の自画像2
「全国民の90%が国旗を持っている愛国者の国」
「IQが世界で最も高い国」
「中学生高校生の学力が世界一高く世界の有名大学へトップで入学する学生を生む頭脳明晰な国」
「文盲率が1%未満の世界唯一の国家」
「全国民が5歳以前に自国語を学ぶ世界唯一の国家」
「文字がない国々に国連が提供する文字はハングル(アフリカのいくつかの国々ではハングルを用いている)」
「大学進学率が世界最高の国」
「公共交通機関に老人や弱者優先席がある国」
「女性が世界で最もきれいな国」
「世界にその類例が珍しい単一民族国家」
「働く時間は世界最高、遊ぶ時間は世界最低の世界で最も勤勉な国」
「世界で最も根性があるといわれている三大民族ドイツ人、ユダヤ人、日本人を合わせた以上に根性がある民族の国」
「アメリカも無視できない日本に意見を言える世界唯一の国」


うん、頭オカシイ...)

韓国メディアも大絶賛して、その計画の路線を歩んでることを当初は賞賛してました(告げ口外交もこの計画のための歩み)。

「日本を米中韓で圧迫できる」と彼らが考えた大きな原因は、もちろん「歴史」です。

韓国と中国と米国は、歴史問題で日本という国を仮想敵にし、日本をサンドバックにすることで楽しく仲良く協調していけると考えたんですね。米国は今も真珠湾のことなどで、日本に対する「恨」を持っているだろうと考えていた。

もちろん米国という国こそ日本の戦後レジーム脱却に立ちはだかる最大の壁だけど、その壁はべつに、韓国人の考えるような「恨」ではない。また米国は、米国民をまとめるために今この段階で日本を仮想敵に置くことなどまったく考えてないでしょう。米国に韓国と同じような「恨」は存在しない。日本の戦後レジーム脱却に立ちはだかる米国という壁は、そういうものとは質の違う壁だ。でも、韓国人にはそういうことが分からない。

結局今もわかってないんだろうと思います。

「ジャパンマネーやロビーのせい」「対中国のため」「永遠の敵も味方もない」などと一生懸命言ってるけど、本質的に分かってない──韓国以外の国の持つ「歴史に対する感覚」というものが、まったく理解できないんだろうなとつくづく思います。

あの国の対日感情・歴史への執着は、西側諸国には理解できないでしょう。
まあ、そもそも日本人も大半が理解できてないといえばできてないんだけどさ。

米国の中央政府は、韓国が提起してくる歴史問題について、もう完全に方向を決めたとみていいかもしれません。もちろん安心はできませんが。

韓国メディアでもほぼ取り上げられなくなったパククネの壮大な外交構想ですが、日本は覚えておくべきだと思います。
なぜなら韓国はこれを捨ててないし、今後も捨てないからです。
パククネ政府じたいに背を向けたとしても、パククネ政府の外交構想そのものは韓国にとっての「究極に理想の形」なので、いったん収めたように見えたとしても、心情的に捨てられないんです。
韓国はこれを究極の最終目標として持ち続けるんじゃないかなと私は思ってます。

===================================

上記のパククネ政権の壮大な構想(「韓半島信頼プロセス」「北東アジア平和協力構想」「ユーラシア・イニシアチブ」)に従い、クネ氏は自ら赴いた各国で、自国そっちのけで日本の悪口を言いまくり、かつ日本にだけ世界の要人を行かせないように画策し始めました。例えば、オバマ大統領が日本を訪問しようとした時、後から強引に日程に割り込んで韓国も訪問するようにさせたりしたことです。このゴリ押しによって2泊3日の日本滞在が一旦1泊2日となり、その後日本の外務省の奮闘で何とか2泊3日に戻された(1泊2日では国賓として宮中晩餐会を開くことが出来なくなってしまうため)経緯は、流石に大手メディアでも流され、韓国の異常さに初めて気付かされた人も多かったと思います。

その後、安倍首相が米国議会演説する予定であることが分かると、今度は韓国外交の総力を傾けて、その演説を阻止しようとし、それが無理だとわかると今度は慰安婦のことをその演説の中で触れさせようとする強烈なロビー活動を展開しました。何しろ国会開催中の国会議長が直接米国を訪問して、米国議員に働きかけなどしたくらいですからその必死さがわかるというものです。その必死さに日本人も驚きましたが、米国もさぞ驚いたことでしょう。そんなことをしても一つも韓国の利益にならないことは間違いないのに、何故そんなに必死なのか分からないからです。というより、この演説は米国議会で行われるものであるから米国への演説である筈なのに、そこへ慰安婦の話を盛り込ませようということは、そもそも無理筋な話なのですが、それを当たり前のように論ずる韓国人の身勝手さ、そして異常さに米国も気が付き始めたのもこの頃だと思います。韓国人の無駄な奮闘に関わらず、安倍総理による米国議会での演説は行われ、スタンドオベーションも出る喝采を受けましたが、韓国議会は全員一致(棄権1)で非難決議を行いました。

しかし、元気だった韓国の反日攻勢も、この安倍首相の演説から潮目が変わってきたと思います。その後の、安倍首相の戦後70周年国会演説に韓国の主張を盛り込ませようとしましたがうまくいかず、日本の集団的自衛権の安保法案成立に関しては、またしても韓国議会が全員一致で非難決議を行いましたが、アメリカに韓国の異常さを再認識させただけで終わりました(何しろ、この安保法案は朝鮮半島有事の際に、米軍を助けることを担保する法律ですから一番恩恵を受けるのは韓国であるのに、その邪魔をするなどとは米国の理解を超えていました)。
そして、同時期に起きた中国の"抗日戦勝70周年記念式典"へのクネ氏の参加が、米国の韓国への態度を決定付けました。日本が対中国、対北朝鮮に備えて米国と連携する安保法制を整えようと苦労しているときに、正にその敵対する中国が歴史カードを使って日本を圧迫しようとしている式典に、西側の首脳として唯一中国主催の式典に参加するという暴挙に出た韓国は、いざという時韓国は中国側に付くのではないかという疑念を米国に決定的に植え付けることになりました。
中国戦勝70周年2
(天安門広場に上った歴史捏造3悪人。
中国共産党は抗日戦勝などと言っていますが、実は日中戦争当時日本軍は山岳地帯でほそぼそよゲリラ戦を行っていた人民解放軍(中国共産党)とは殆ど戦っておらず、蒋介石率いる国民党政府(中華民国すなわち現台湾)と戦っていたので、現在の中国共産党は抗日戦争など殆ど行っていないのです。その後、蒋介石との国内戦に勝った中国共産党が、第二次世界大戦の戦勝国の席にちゃっかり座った政治手腕だけは大したものと思いますが。ロシアは、良く知られているように日本の敗戦間際の駆け込み参戦と言う盗人国であり抗日もクソもありません。しかし、一番笑ってしまうのは韓国で、第二次世界大戦中は韓国は日本でしたから、およそ24万人を超える半島出身者の軍人が日本軍として連合国と戦っていたというのが事実なのです。しかもその多くが志願兵であり、クネ氏の父親のパクチョンヒ元大統領も高木正雄の日本名で日本軍として戦いたいと血判書まで作って日本軍に加わっていたのです。その韓国が抗日戦勝記念に参加とか何かの冗談なのでしょうか。もっといえば、韓国が一番血を流して戦った相手こそが、この式典の主催者である中国で、朝鮮戦争の際、「義勇軍」と偽証して北朝鮮を援護しながら米軍・韓国軍と交戦し、100万同胞の屍を踏み蹴散らして半島を蹂躙したのが人民解放軍なのです。その韓国の宿敵・人民解放軍に笑顔で敬礼するクネ氏に民族の誇りは有るのでしょうか。まぁ、歴史を忘れた民族に何を言っても無駄でしょうが。)

その後、オバマ大統領の広島訪問にも韓国政府は阻止をしようと動いたらしいのですが、これを阻止することは、オバマ大統領が広島で述べるであろう核廃絶の演説を邪魔することになるので世界的な常識から流石に露骨な阻止は出来なかったようです。ただ、この頃から韓国国内でも、自分たちの思惑通りに世界が動いていかないことに韓国人自身が気が付き始め、パククネ政権に対して非難の目を向けるようになっていきました。

そしてパククネ政権の支持率急落を決定付けたのが、昨年末の突然の慰安婦合意です。この合意内容は、かなり韓国側の主張を取り入れたもので自分個人的には納得のいかない物ですが、そのような合意内容でも韓国側にとっては、さらに納得がいかない物(韓国人にとっては10対0で日本人全員が韓国に対して土下座をすることしか選択肢が無い)で、すさまじい反発が韓国国内で湧きあがりました。この合意は、対北朝鮮政策で韓国の異様な反日に業を煮やした米国からの強い圧力があって実現されたと言われているもので、クネ氏自身も恐らく納得はしていないと推察されますが、クネ氏自身が自国であれだけ反日を煽るだけ煽ったのですから、この合意に対する国内の反発は甘んじて受けるしかないでしょう。

このように落ち目になっていたクネ氏に、今回のチェ・スンシル疑惑が炸裂して、今や風前の灯状態になってしまっているのが現在のクネ氏の状況なのです。

現状では、任期途中での下野の可能性もあるクネ氏ですが、自分は頑張ってほしいと思っているのですよね。それは、このあからさまな反日戦士であるクネ氏が大統領になって以来、対韓国関係では、日本にとっていいことばかりが続いたからです。何が良いかと言うと、考えていることが実に分かりやすかったのですよね、クネ氏は。相手への好き嫌いは兎も角として、表面上は友好を演じて実利を取るという政治家的な腹芸をクネ氏は全く出来ませんでしたから、本当にクネ氏へは対処しやすかったと思います(逆にクネ氏の父親のパクチョンヒ元大統領は、表面的には日韓友好を掲げて、日韓基本条約締結に漕ぎつけ、多額の経済援助金を日本から受け取った一方で、韓国国内では反日教育を推し進めるということをやってのけた人でした。はっきり言ってこのようなことをされると残念ながら日本人の性格からして手も足も出ないのです)。このクネ氏のダメさ加減によって韓国はかなりの実利を失ったと思いますが、最初、韓国はそのクネ氏の態度を絶賛していたのですから自業自得といったところでしょう。

今後のクネ氏ですが、自分は彼女が下野することなくスーパーレームダックのまま任期を全うするものと思っています。その後の政権ですが、現在上がってきている候補者を見ると、今度は左派政権(現在のクネ氏は保守政権です。ただ、韓国の保守は日本の保守と異なり非常に分かりにくいです。何しろ、左派も右派もそろって反日なのですからそれが実態を見えにくくしています)となって相変わらずの強硬な反日は続くでしょう。しかし、現在の安倍政権が次の政権ともしっかりと対峙するのであれば、しばらく韓国がらみに関してはそれ程心配することは無いように見えます。韓国の言うことは大袈裟に騒ぐけれども大したことを言ってないというのが基本ですから。ただ、大声で同じことを繰り返し繰り返し飽きることなく連呼して疲れた相手から譲歩を引き出したり、弱みに付け込むことには長けていますから、油断禁物なことはまちがいありません。引き続き安倍政権の奮闘に期待しています。

PS.もし、クネ氏が下野しようものなら、この様な大統領が結んだ昨年末の慰安婦合意は無効だ!と必ず韓国は言ってくると思います。大統領が辞任しようがするまいが、一度結んだ国同士の約束の有効性には何ら変わりはありませんが韓国はそう考えないでしょう。何故なら、それが韓国と言う国だからです。
というか、その前にクネ氏が下野しようがしまいが、次の政権は必ず慰安婦合意を無効にしようとするでしょう。もちろん、それが韓国と言う国だからです。

*上記の慰安婦合意とは、日韓両政府の間で交わされた、所謂慰安婦問題に対して、「最終的かつ不可逆的に解決される」との認識で合意した国際的な約束のことです。この約束に従い、日本側は韓国に対し、”癒し金”(賠償金では絶対に無い)の名目で既に10億円を、慰安婦被害者支援のための「和解・癒やし財団」に拠出しており、この両国間の約束における日本側役務を既に終了しています。この「最終的かつ不可逆的に解決される」などという特殊な言い回しは、70年前に締結した日韓基本条約の中で、両国間の請求権問題が「完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」との約束を韓国側が反故にして慰安婦問題を持ち出し国際的な問題にまで発展させるという暴挙に出ていたので、今回の合意の中で更に韓国側に、この問題は今度こそこれで決着だと念押しするために使われたものです。恐らく他の国際条約の中で使われる言葉として例を見ない相手を最初から信用していないような特殊な言い回しなのですが、それでも、自分は韓国が間違いなく再度この約束を反故にしようとすると思っています。何度も言うことになってしまうのですが、それが韓国と言う国だからです。

 | HOME | 

プロフィール

aiuto!

Author:aiuto!
会社員
英語の勉強と日々気になることを日記風に書いていきたいと思っています。


最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ

はじめに (6)
英語 (93)
(2013/9月-2014/2月) (35)
(2014/3月-2014/12月) (41)
(2015年) (2)
(2016年) (12)
音楽 (9)
EL&Pの音楽 (1)
King Crimsonの音楽 (1)
広橋真紀子さんの音楽 (1)
音楽雑記 (5)
アニメ感想 (17)
フルメタル・パニック感想 (1)
とらドラ! 感想 (1)
PSYCHO-PASS -サイコパス- 感想 (1)
灰羽連盟 感想 (1)
ゆゆ式 感想 (1)
新世界より 感想 (1)
じょしらく 感想 (1)
男子高校生の日常 感想 (1)
らきすた, みなみけ, 苺ましまろ, あずまんが大王 感想 (1)
Steins;Gate 感想 (1)
とある科学の超電磁砲 感想 (1)
宇宙戦艦ヤマト2199 感想 (1)
ガールズ & パンツァー 感想 (1)
TARI TARI 感想 (1)
花咲くいろは 感想 (1)
今期のアニメ (13)
2016年冬アニメ 感想1 (1)
2015年冬アニメ 感想 (1)
2014年秋アニメ 感想 (1)
2014年秋アニメ (1)
2014年夏アニメ 感想 (1)
2014年夏アニメ (1)
2014年春アニメ 感想 (1)
2014年春アニメ (1)
2014年冬アニメ 感想 (1)
2014年冬アニメ (1)
2013年個人的ベスト10アニメ (1)
2013年秋アニメ 感想 (1)
2013年秋アニメ (1)
今期のアニソン (6)
2014年夏アニメ アニソン (1)
2014年春アニメ アニソン (1)
2014年冬アニメ アニソン (1)
2013年秋アニメ アニソン (1)
個人的お気に入りアニソン(ED編) (1)
個人的お気に入りアニソン(OP編) (1)
アニメ雑記 (57)
趣味 (6)
バイク (3)
車 (1)
時計 (1)
推理小説 (1)
一般雑記 (64)
お城訪問 (22)
旅行 (20)
隣の国の困った人々(特亜3国) (8)

カレンダー

10 | 2016/11 | 12
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

検索フォーム


RSSリンクの表示


リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


QRコード

QR