Aiuto!の穴

≫2015年12月

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2015年を振り返って(そして来期のこと)

早いものであっという間に12月の下旬となり、今年ももう残りあと僅かとなってしまいました。
今週末は、今年最後の週末なので、来年を迎えるための準備もいろいろしなければならないし、来週の火曜日から始まる年末年始の長期連休中は九州へ旅行へ行っているので、今回が今年最後の更新となりそうです。

そこで、今年のまとめみたいなものをいろいろ考えてみたのですが、何しろ今年の初めの工事開始から9月末での一応の装置据付終了まで仕事ばかりで忙しく、また10月に引越しを行ったため常にバタバタ忙しく、自分のやりたいこともできなかったので、今年一年を振り返って何か書こうとすると、どうもあまり書く事がないといった感じなのですよね。

でも来年の夏くらいまでは、今年のような忙しさは無いようなので、そこまではなんとか自分のやりたいことが出来そうです。実はそもそも、このブログを立ち上げた理由は英語の勉強日記だったので、なんとかそちらに戻ってみたいと思っています。そして、予定では再来年の初めに4台目のマシンの出荷前検査としてもう一度米国へ出張し、その後、約8~9ヶ月かけてマシンの据付を米国人技術者と共に行うことになっているので、今度こそ再来年のマシン据付に照準を定めて英語の勉強をしたいと思っています。4台目の装置を据え付けた翌年には、自分は役職定年を迎える年になりますので(一応、自分は自社のメンテナンス部門を統括する役職を拝命しているのですが、大したことはしていません。苦手なのですよね、そういうのは。苦手ですましてはいけないのですが...)、今後大きな仕事を行わないようになっていくと思います。ですので、今回が最後の機会と思って頑張ってみたいと思っています。

個人的には、何も書く事がない一年だったので、せめてアニオタらしく今年のアニメを振り返って個人的ベスト10アニメなど書きたいところなのですが、何しろ今年はアニメをあまり見れなかったところに持ってきて、10月に引越しを行ったあとに未だに荷解きが全部出来ておらず、実はテレビがまだ繋がっていないので秋アニメは1本も見れていないという体たらく振りで、マイベストアニメを語るのは憚かれるような状態なのですよね。

こんな状態なので、どうしようかなぁと思っていたところ、ネットで"外人が選ぶ2015年「最も印象的だった作画」BEST10"というスレを見つけましたので、これをネタに今年のアニメを振り返ることをやってみたいと思います。

1."外人が選ぶ2015年「最も印象的だった作画」BEST10
この元スレは、北米最大規模のアニメ紹介サイトAnime News Networkで選ばれた"10 Moments of Spectacular Animation from 1015"(URL)というものらしいです。海外での放映は、時々日本と時期がズレたりすることもあるのですが、ここに挙げられたものは全て2015年に日本で公開されたものと同じようです。外国人が好むアニメというのは、もちろん違う文化の中にいる人たちなので違う価値観を持っていることは当然なのですが、アニメに関して言えば、あまり偏りがなく万遍といろいろなタイプのアニメを見ているところがあって結構感心することがあります。

それでは、記事中紹介があった作品を上から順番に行きます。

1)ワンパンマン Episode#1
   ワンパンマン1
↓ gifファイル ↓
http://www.animenewsnetwork.com/images/cms/feature/96584/201510-1.gif
放映前から秋アニメの中では断トツの話題作でしたが、結局、視聴せずにここまで来てしまいました。
添付のgifファイルは1話のものらしいですが、こういうアニメにしか出来ない大胆に視点が回り込む躍動感があるcameraworkとデフォルメが効いたケレン味のあるアクションシーンというのは、見ていてワクワクしますね。最終話のアクションは更に凄いとの噂なので、やはりこの作品は来期の作品と一緒に見ておきたいですね。

2)Go!プリンセスプリキュア Episode#1
   ブリキュア1
↓ gifファイル ↓
http://www.animenewsnetwork.com/images/cms/feature/96584/201510-2.gif
このGo!プリンセスプリキュアは、「プリキュアシリーズ」の通算12作目に当たるとのことで、非常に長く続いているシリーズなのですが、アニメーションの動きは以前から定評があり、gifにされたこの動画シークエンスも、コミカルかつダイナミックな動きを滑らかにそして華麗な感じに仕上げているところが素晴らしいですね。
でも、個人的にはこのシークエンスより、下のシークエンスの方がお気に入りですね。
プリキュアスカート
↓ gifファイル ↓
http://blog-imgs-64.fc2.com/y/a/r/yaraon/ZZRdP4Z.gif
良く動いていて、しかもちゃんと押さえているところがスゴイ!

3)ローリングガールズ Episode #8
   Rolling Girls Episode #8
↓ gifファイル ↓
http://www.animenewsnetwork.com/images/cms/feature/96584/201510-3.gif
かつての災厄?の後、かつてあった都道府県が分割・再編された後に独立し、それぞれ独自に発展を遂げてお互いに争っているという設定に、自分はどうもノリきれず途中脱落してしまった作品です。
gifの動画シークエンスを見ていると確かに凄いのですが、この作品はかなり見る人を選ぶ作品のように思えます。自分の場合、作品の設定があまり好みでなかったのですが、逆に日本の国内事情を全く知らない外国人の方が、この作品を純粋にアニメとして楽しめたのかもしれません。

でも、この作品の内容や作画などよりも、自分にとって、この作品はOPが一番印象に残っていますね。

まさか、あのブルーハーツの名曲がアニメの主題歌になってしまう日がやってくるとは思ってもいませんでした。始めてこのOPを見たときはぶっ飛びましたよ!

4)響け!ユーフォニアム Episode #12
   Sound! Euphonium Episode #12
↓ gifファイル ↓
http://www.animenewsnetwork.com/images/cms/feature/96584/201510-4.gif
10)響け!ユーフォニアム Episode #5
   Sound! Euphonium Episode #5
↓ gifファイル ↓
http://www.animenewsnetwork.com/images/cms/feature/96584/201510-10.gif
「最も印象的だった作画 BEST10」の中で響け!ユーフォニアムだけが、2つのシーンを紹介されていました。自分も上記の主人公が泣きながら橋を駆け抜けるシーンは凄いと思いながら見ていたことを覚えています。京アニの作画力が登場人物の心情を的確に表現していた名場面でした。
響け!ユーフォニアムは2期制作が発表されたので本当に楽しみです。
(一応、以前の記事にユーフォの感想もどきを書いています。
 http://bonobo777.blog.fc2.com/blog-entry-203.html )

5)アブソリュート・デュオ OPシークエンス
   Absolute Duo Opening Sequence
↓ gifファイル ↓
http://www.animenewsnetwork.com/images/cms/feature/96584/201510-5.gif
残念ながら、自分はこの作品を見ていないのですが、確かに、このOP映像はスタイリッシュで如何にも外国人が好みそうですね。
音楽もなかなか良いので、OP画像を貼っておきます。(OPテーマ"Absolute Soul 歌:鈴木このみ)


ただ、個人的には2015年度でOPのスタイリッシュさで言えば、"終わりのセラフ"OP「X.U.」の方が好みですね。

(この動画は声のキーが少し高く上げられています)

そして、個人的に2015年度のOPで一番好きな曲は、シャーロットのOP「Bravely you」です。

(一応、以前の記事にシャーロットの感想を書いています。余計なこともたくさん書いていますが
 http://bonobo777.blog.fc2.com/blog-entry-201.html

6)Fate/stay night: Unlimited Blade Works Episode #17
   Fate_stay night Unlimited Blade Works Episode #17
↓ gifファイル ↓
http://www.animenewsnetwork.com/images/cms/feature/96584/201510-6.gif
ランサーのゲイ・ボルグをアーチャーがロー・アイアスで受け止めるシーン。
でも、ロー・アイアスの使用で印象に残るというならば、やっぱりこっちの方でしょう。士郎vsギルガメッシュでゲート・オブ・バビロンの攻撃を士郎がロー・アイアスで受け止めそのままギルガメッシュに斬りかかるシーン。
 士郎vsギル
↓ gifファイル ↓
http://45.media.tumblr.com/2fba312f7239f5f52b9efa7a901f3f3b/tumblr_nqe9ozmtzG1sawtkmo1_500.gif
自分は、Fate/zeroからFateシリーズを見始めた口なのですが、どうも本家であるFate/stay nightの方が後からスピンオフの形で作られたFate/zeroよりスケールダウンしているような感じを最後まで拭うことができませんでした。それは、おそらくzeroの方が各サーバント陣営のそれぞれの事情にスポットを当てた群像劇として非常に上手く出来ていたことと、なんといってもライダーという主役を食ってしまうほど魅力的なキャラクターがいたからだと思います。しかし、stay nightの方も途中のアーチャーvs士郎の箇所ではちょっと引き伸ばし過ぎの感があってダレましたが、最後の士郎とギルガメッシュの戦いで帳消しになりましたね。特に「偽物が本物にかなわないなんて道理はない」のセリフにはグッときましたよ。zeroを見たときは、ギルガメッシュに勝てるサーバントなど居ないのではないかと思っていましたが、そのギルガメッシュと士郎の戦いを見られただけでも、このstay nightは見る価値があったと思います。ただ一つ納得いかないのは、このstay nightでギルガメッシュは、正式なサーバントでは無いはずで、それはzeroを見ていれば、何故正式なサーバントでないギルガメッシュがこの聖杯戦争に加わったのかが分かるのですが、zeroが前段の話として存在しない頃のstay nightでは、ギルガメッシュの存在をどのように説明していたのでしょうかね?
(このFate/stay nightは、分割2期で放映されましたが、後半が放映された頃には仕事が忙しくなって、結局きちんとした感想がかけなかったのが残念です。一応、stay nightの前半部分についての感想をここに書いています。
 http://bonobo777.blog.fc2.com/blog-entry-154.html
 http://bonobo777.blog.fc2.com/blog-entry-179.html )

7)血界戦線 Episode#1
   Blood Blockade Battlefront Episode #1
↓ gifファイル ↓
http://www.animenewsnetwork.com/images/cms/feature/96584/201510-7.gif
 残念なことに、この作品も視聴していません。ただ、このgifを見ているだけで、このスタイリッシュ感は外国人好みと言えそうですね。このスタイリッシュ感はOPにも現れていて、自分もBUMP OF CHIKENによる血界戦線OP"Hello, world!"曲はお気に入りの曲です。

この作品の監督である松本理恵さんは、映画版のハートキャッチプリキュアや京騒戯画の監督をされていたとのことで、作画の良さはそこから来ているのかもしれませんね。しかし、この松本理恵さんが、ハートキャッチプリキュアの監督をしたときは25歳という若さでしかもシリーズ初の女性監督とのことですから、すごい才能の持ち主なのでしょうね。ただ、この結界戦線の最終話で30分枠では収まりきらないことが判明し放送延期となり、本編46分に拡大した上で10月に放送およびイベント上映されることになったということで、まぁやっちまったなという感じですが、ブリュンヒルデのときのような詰め込みより全然良いと思います。あと、46分に放送枠拡大及び放送時期延期を決定した英断もよかったと思います。監督はしっかり怒られたと思いますが...。しかし、最終話を延期してまで拘った血界戦線という作品もなんとか見てみたいですね!

8)西荻窪駅徒歩20分2ldk敷礼2ヶ月ペット不可
   Animator Expo, Nishi-Ogikubo
↓ gifファイル ↓
http://www.animenewsnetwork.com/images/cms/feature/96584/201510-8.gif
 これがどういうアニメなのか本当に良くわからないのですよね。ネットで調べてみると、日本のアニメ・映像の可能性を新たに目指す場として、2014年11月より創設された「日本アニメ(ーター)見本市」というもの中で、発表された作品であるようです。この日本アニメ(ーター)見本市というものは、スタジオカラーとドワンゴが協力して、現在注目されるクリエイターが次々に短編映像シリーズを制作、ネット上で発表できる場を設けたもので、『西荻窪駅徒歩20分2LDK敷礼2ヶ月ペット不可』は、その第6話としてネット配信されたらしいです。
監督は、"青の6号"や"巌窟王"など、斬新な映像表現を試みてきた前田真宏氏で、原案とキャラクターデザインは"ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q"の総作画監督を務めた本田雄氏となかなか個性的なクリエーターがタッグを組んで作り上げた作品のようです。確かに動画自体はものすごく滑らかに動いていますよね。内容は、西荻窪のアパートに住む若いカップルの女性が、自分の体が小さくなって、ゴキブリのようになってしまった夢を見るというような内容らしいです。確かにgif動画の中で裸の女性が壁をよじ登る仕草は何となくそれ風に見えますよね。
しかし、外国人は日本人でさえ知らない作品にもアンテナを立てて見ているというのが凄いですね。

9)白箱 Episode#23
   Shirobako Episode #23
↓ gifファイル ↓
http://www.animenewsnetwork.com/images/cms/feature/96584/201510-9.gif
 声優になるため長年頑張ってきた親友のずかちゃんが、やっと声優の仕事を掴んだ場面を見て涙ぐむみゃーもり。これは、作画がすごいというより印象に残った場面というものなのでしょうね。この白箱は放映開始が2014年秋でしたが終了は2015年冬でしたので、終了時期から考えたら2015年のアニメであり、自分の中でも2015年のベストアニメといえば、この白箱になります。この白箱という作品は、内容やセリフにも社会人にとって色々と示唆に富んだものがありましたが、一番すごいと思ったことは、仕事を通じて、みんなでひとつのものを作り上げる喜びというものを、実に見事に目の前に見せてくれたということです。たぶん、多くの人にとって、このみんなで作り上げる喜びというものがあれば、それがどんな仕事であっても面白く感じられるのではないでしょうか。でも、実際の仕事で一番欠けているのが正にこのことで、だからこそ自分はこの作品の中に描かれる仕事がどんなにきつそうに見えても憧れを感じてしまっていたのだと思います。でも、アニメの中で描かれる仕事が、実際の仕事の風景とは違うと理解しつつ、やはりこのアニメには本当に惹かれるものがありましたね。このアニメの放映中は、何度も実況のような以下の感想を書いていましたっけ。懐かしいですね。いずれにしても、今後白箱のような見事なお仕事アニメはなかなか出てこないでしょう。このアニメを作り上げたスタッフの皆様に感謝です。
SHIROBAKO 5話
SHIROBAKO 6話
SHIROBAKO 8話
SHIROBAKO 12話
SHIROBAKO まとめ
SHIROBAKO 16,17,18,19話
SHIROBAKO 20,21,22話
SHIROBAKO 23,24話

2.2016年冬アニメの視聴予想
さて、2015年を振り返った(そうなのか?)後は、来期の視聴予想です。
今年は、とにかく忙しくてまともにアニメを見られませんでしたが、来年は久しぶりにしっかりとアニメが見れそうです。そして調べてみると、2015年秋アニメより面白そうなアニメが中々揃っているではありませんか!これは今から楽しみですね!それでは、期待する順から行ってみたいと思います。

1.僕だけがいない街
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タイムリープ能力者が登場するクライム・サスペンスもので、ノイタミナの放映枠とくれば、これは中々期待できそうです!

2.昭和元禄落語心中
   昭和元禄落語
この頃、特殊能力者が出てこない普通の話を見たい気持ちが高くなってきているので、ちょっと期待しています。

3.ディメンションW
ディメンションW
キャラデザが好みなので。というか、オッサンが主人公のアニメは面白い!...と思いたい

4.文豪ストレイドックス
   文豪ストレイドッグス
お洒落な変化球作品といった感じ?でも面白そうです。

5.ハルチカ
ハルチカ
う~ん...あまりキャラデザが好みじゃありません。でも、P.A好きなのでとりあえず見てみます。

6.無彩限のファントムワールド
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う~ん...これもあまりキャラデザが好みじゃありません。でも、京アニに期待を込めて、とりあえず見てみます。

7.だがしかし
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結構人気があるようです。気楽に見れそうな感じ。

8.亜人
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劇場版とTV版のアニメがほぼ同時に制作され、キャスト・スタッフは概ね共通だが、監督は別という不思議な制作方法が取られるらしい。話題にはなっている作品だけれども、この制作方法は、何かあまり良いとは言えないような気がします。

9.灰と幻想のグリムガル
   灰と幻想のグリムガル
タイトルもキービジュアルの絵もよさげな感じ。

10.蒼の彼方のフォーリズム
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エロゲ原作ものらしい。1回は見てみよう。

さて、来期はどのくらい見れるでしょうか。


PS1.「蒼樹うめ展」が大阪上陸 前売り券も発売開始
2016年3月19日(土)から27日(日)の期間にかけて、大阪文化館・天保山でも開かれることが決定したらしい。これは行きたい。
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前売券は12月22日(火)から、ローソンチケット、チケットぴあなどで発売開始。なお、1月下旬より絵柄付き前売券が、アニメショップその他の通販サイトにて販売される予定とのこと。

これは必ず押さえて、大阪へ行ったついでに、前回行けなかった真田幸村ゆかりの地を巡ってみよう。来年は大河ドラマで真田丸をやるので、大阪も真田幸村で盛り上がっているかも?

PS2.【朗報】アニメ『ゆゆ式』が1月からBS11で再放送決定!2期フラグ・・・なのか?
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こ、これは...マジで2期きたかも?原作ストックはあるらしいので、是非2期をお願いします!
ちなみに、ゆゆ式Blu-ray Box購入はまだ思案中...

PS3.タイトルなし
面白かったので貼ってみました。
ガルパンツイッター2ガルパンツイッター
自分も3回目を見に行こうとしているから、ちょっと似ているかも。でも、自分の場合は特典Getという下心があるので、このガルパンおじさんたちよりも、ちょっと心が汚れているのが恥ずかしい。

ここのところ、アニメネタばかりで、最後の記事もアニメ一色になってしまいました。でも、来週から九州へ行って100名城巡りをしてくるつもりなので、来年はお城の記事も増えそうです。
また、九州へ行ったついでに長崎の軍艦島にも寄ってみるつもりです。世界遺産登録の際に、韓国の言いがかりで揉めに揉めたあの軍艦島です。
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あの時は頭に血が上ってしまって徹夜で記事を書き上げたことを覚えています。あの韓国人の言いがかりが嘘なのか真実なのかを現地へ行って確かめてこようと思っているのです。現地でわかったことは、また記事に上げたいと思っています。

それでは、良いお年を!

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お菓子が戦地にやってきた~海軍のアイドル・給糧艦「間宮」~(+【訃報】野坂昭如氏 死去)

先週、歴史秘話ヒストリアというNHKの番組で、第二次世界大戦中の海軍に所属した一般にはあまり知られていない一隻の船が紹介されました。
その船の名前は、給糧艦"間宮"と言います。

この歴史秘話ヒストリアという番組は、以前放映されていた"その時歴史は動いた"の後を引き継いだ番組で、歴史に詳しい方からは番組の内容が軽すぎると文句を言われることも時々あると聞きますが、自分のような、なんちゃって歴史好きの人間にとって、専門的で堅苦しいものでなく、わかりやすく興味を引くような紹介をしてくれるなかなかお気に入りの番組なのです。そして、この間宮紹介の回もとても興味深く見させてもらいました。。

今回、この番組で紹介された間宮を、実況風にUpしてみたいと思います。

まずは、番組冒頭で示される有名な戦艦大和建造中の写真。
間宮1
ではなくて...
間宮2
この船が今日の主人公
間宮3間宮4間宮5

間宮6間宮7間宮8
いきなり最初にフェイントをカマしてくるとは、なかなかやりますね。

間宮9間宮10間宮11間宮12

間宮13間宮14間宮15間宮16
この提言を受け入れて設置された菓子製造機
間宮17間宮18間宮19間宮20
そして、以下が間宮が作ったお菓子の数々
間宮21間宮22間宮23間宮24
これが伝説の間宮羊羹!

これらのお菓子を確実に入手するために、出来るだけ早く間宮を見つけて受け取りに行く競争が、各艦艇の間で繰り広げられたとのことです。
間宮25間宮26間宮27
早く間宮を見つけて首尾よくお菓子を入手できた監視員は、いつも厳しい先輩兵から褒美に羊羹1本をもらえることもあったそうです。夢に見た羊羹の1本食い!

大和の元信号兵の方も、、懐かしそうに手で”ヨウカンヲクレ”の手旗信号を披露してくれました。
間宮27_1間宮27_2

この人気者の間宮にはこんなエピソードもあったとのことです。
昭和18年10月、トラック諸島へ向かう途中、嵐に遭遇し間宮は仲間の艦隊とはぐれてしまいました。
仲間の船が間宮に集合地点を無電で教えましたが、それをアメリカ軍に傍受され、待ち伏せで雷撃を受けてしまいます。
間宮28間宮29
この間宮の危機を無線で知った軽巡洋艦大井。
間宮30
艦長は、すぐさま決断します。
間宮31
艦長の決断を聞いて驚く部下。
間宮32
それもそのはず、大井のいる場所から間宮まで全力で航行しても1週間はかかる距離で、到底間に合うはずがなかったのです。
間宮33間宮34
それでも、大井の艦長に救援する気持ちに駆り立たせてしまう、間宮という船は海軍の将兵にとってどのような存在だったのでしょうか。

番組のナレーターは、こう解説します。
”戦時中、日本国民に人気のあった船は戦艦陸奥でした。しかし、日本海軍の将兵に最も人気があった船…それは戦艦大和でも空母でも潜水艦でもなく“給糧鑑”の「間宮」でした。過酷な戦場に甘いお菓子を運んでくる間宮は、海軍のアイドル艦ともいえる的存在でした。”
間宮35
製造時期の古さ故、その足の遅さは兵士の中でも有名で、一緒に行動中の僚艦から、”貴艦は前進なりや後進なりやはたまた停止なりや”などと揶揄されてしまうほど。
そんな、戦闘艦としての能力は全く低いのだけれども、とびきり美味しいお菓子を運んできてくれるというキャラクターは、なんとも守ってあげたくなってしまう、正にアイドルと呼ぶのに相応しい艦だったのでしょうね。

しかし、戦況は刻一刻と厳しくなり、間宮も激戦地へ赴くようになっていきます
間宮36間宮37間宮38

そして、運命の日が間宮に訪れることになります。
間宮39間宮40間宮41

雷撃で轟沈してしまった間宮。幸いにも120~130名程の乗組員たちは味方の船に救助されることができました。
しかし、やっとのことで助け出された乗組員達に更なる悲劇が降りかかります。
間宮42間宮43
最終的に生き残った間宮の乗組員はたった6名だったとのことです。
その悲惨さに、ただ言葉を失うばかりです...

呉海軍基地にある間宮の慰霊碑。
間宮44間宮45間宮46間宮47間宮48
この番組を見ることによって、改めて先の大戦中を一生懸命に生きた日本人のご先祖の方々に思いを馳せることが出来ました。
そして、日本人として、この大戦中に起きたことを今後も絶対忘れてはならないのだと思います。

一般あまり知られていない間宮という艦の紹介を通じて、旧日本海軍の日常の姿も知ることができましたので、この回の歴史秘話ヒストリアは非常によかったと思います。そのように感じたのは、自分だけでないことを下のグラフは如実に表しています。
          間宮49_2
視聴率ではぶっちぎりの人気だったようです。
しかしながら、この人気は一般人の視聴だけではなく、どうやらネットゲーム艦これファンの視聴も大きく貢献していたようなのです。

今回の記事の写真は、いくつかのまとめサイトから転載させて頂きましたが、その殆どが艦これがらみのものでした。やはり、艦これのユーザーにとっても今回の番組には大きな反響があったようでした。そして、その艦これユーザーから以下のような意見も寄せられ、それに多くの賛同があったことは嬉しかったですね。
艦これ意見
当然のことなのですが、多くのゲームユーザーやアニメファンは、現実の世界と架空の世界を完全に分けて接しています。そんなことは当たり前のことです。それなのに、必ずと言っていいほど、こういう悲劇をゲームにしたりアニメ化するのは不謹慎だなどと言いがかりをつけてくる輩が出てくるので本当にうんざりします。そういうテンプレな発想で難癖を付けて賢ぶっている人たちには、是非上の意見を読んでもらいたいですね。

さて、自分は艦これをやらないのでよくわからないのですが、艦これ中の艦娘としての間宮はこんな風だそうです。
艦これ間宮1_2
自分としては、もっと年季の入った感のある女性の方が間宮っぽいと思うのですが、艦これの中ではこれでも年上なのでしょうね。
因みに、今回出てきた軽巡洋艦"大井"と駆逐艦"潮"の艦娘は以下だそうです。
艦これ大井2艦これ潮
実は、この大井が救い損傷した間宮を救いに行こうとしたくだりは、制作側が艦これを意識して挿入したエピソードとの指摘が艦これファンから随分ありました。まぁ、これだけブームになっている艦これですから、制作側も、艦これファンを取り込もうとしていたのかもしれませんね。
でも、考えてみれば、艦これの方が史実に基づいてゲームの設定や艦娘のキャラクターを作っているはずですから、このエピソードに関しては、実は、単に史実を語っただけで、逆に、艦これファンの方が史実をゲームと結びつけて考えたというのが本当なのかも。

実際、この艦これというゲームは、かなり史実を調べ上げて艦娘のキャラクター造形に加えているようで、例えば番組では触れていなかった間宮の別の顔も説明されていました。
艦これ間宮2

そして、この間宮は、この記事の中では、ずっとあまり一般に知られていない艦と言い続けてきまいたが、実は艦これファンの中ではかなり有名な艦らしく、何と期間限定で実際に甘味処の店も出店されていたこともあったようです。
艦これ間宮3_2艦これ間宮4_3
場所は秋葉原にあるグッドスマイル×アニメイトカフェ@秋葉原で、期間は2014年11月29日(土)~2015年2月22日(日)でした。
店の内部は、こんな感じだったようです。
艦これ間宮5_2
う~ん、これは自分では入れなかったかな...。自分にとっては、ちょっとディープ過ぎかも。
でも、これは欲しかったですね。この店舗で売られていたと言われている、間宮羊羹!でかい!
艦これ間宮6_2
もう、出店が終わってしまっているので、もはや、この間宮羊羹は入手不可能なのですが、ネットで検索したら以下の羊羹の通販を見つけました。
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この間宮羊羹は、呉の地元の和菓子店"呉風月堂"で作られ、大和ミュージアムの中でも販売されているとのことで、『海軍主計兵調理術教科書』(昭和17年3月改正、昭和19年5月 海軍省教育局 発行)に基づいたレシピで当時の味を再現したものだそうです。
          tumblr_inline_niz2qwHoX21suqcnv_2.jpg
もちろん、速攻でポチってしまいましたので、届きましたら、その味をレポートしてみたいと思っています。


【訃報】野坂昭如氏 死去
アニメファンにとって、野坂昭如氏といえば、あの"火垂るの墓"原作者であるということでしょう。
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その野坂昭如氏が、2015年12月9日、心不全のため死去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

実は、自分は、この"火垂るの墓"をまだ見たことがありません。なにしろ、主人公の節子がどうなってしまうのかを知ってしまっているだけに、あのあどけない顔を見るだけで胸が詰まってしまう始末で、まだ見る決心がついていない状態です。でも、日本人として、やはり見ておかなければいけない映画だと思っています。

ただ、もう既に故人となられている方に、こういうことを言うのも失礼になるとは思うのですが、正直に言えば、この火垂るの墓以外では、自分は、野坂氏に対してあまり芳しい印象を持っていません。一番の理由は、野坂氏が作家という職業を選んでいるにも関わらず、政治家を志したことです。自分は、政治家には、自分の理想を掲げる一方で周囲と調整を取るバランス感覚は絶対必要だと思っているので、作家のような自己主張を発表することが仕事であるような方には、公共性の高い政治というものに直接関わって欲しくないのです。もちろん、これは自分の個人的な考えというだけで、民主国家の日本では職業選択の自由が保証されているのですから、誰が選挙に出ようと問題はなく、不適格な候補者であれば、国民が選挙で落とせばいいだけの話なのですけれども。

あと、野坂氏についてのイメージといえば、やっぱり酒ですかね。とにかく、テレビに出るときはいつも酔っ払っていたという感じでした。でも、それは、作家という自由業を生業にされていた方らしく無頼に生きられたことの現れだったと自分は思っています。まぁ、自分と直接関わるのだったならば面倒くさいなぁと思いますが。その、自由人野坂氏で思い起こしてしまうのは、火垂るの墓の他には、やっぱりこれでしょう。

申し訳ないけれども、何度見ても見ても笑ってしまいますわw
ことの発端は、野坂氏が祝辞を依頼され張り切って詩まで作ったのに、当日手違いで一番最後に回されたことにキレてしまったからとのこと。本当に、しょーもないなぁ。

でも、こういう殴り合いは、如何にも昭和という感じがしてしまいます。昭和って、今よりも遥かに荒っぽかったのですが、その分わかりやすさというものもあったのですよね。この荒っぽいけれどもわかりやすいという雰囲気のせいなのかどうかわかりませんが、現在よりも活気があった感じがするのは確かですね。
個人的には、荒っぽい昭和より色々なことがスマートになった現在の方がずっと好きです。でも、このスマートさを実現するために、全てが複雑になってしまった(というより情報量が増えすぎた?)感じがして息が詰まることもしばしばです。でも、もう昔へ後戻りはできませんから、それは仕方のないことなのかも知えませんね。

先日の漫画家水木しげる先生やイラストレーター生頼範義氏の死去に続いて、昭和を代表するような自由人であった野坂昭如氏の死去は、いやがおうにも時代が変わっていってしまっているのを実感させてしまいます。改めて、ご冥福をお祈り申し上げます。


PS.ガールズ&パンツァー劇場版 視聴2回目
ガールズ&パンツァー劇場版の2回目を見に、12/14(月)に映画館へ足を運んできました。何しろ1回の視聴では、情報量が多すぎて細部が思い出せないシーンが多々あったからです。まぁ、もちろん来場記念の生フィルムをGetしたいという下心もあったわけですが。

ところが、映画館へ付いてみると、なんと既に来場特典が品切れになっているのを知って愕然としてしまいました。何しろ、自分が行った日は、4週目の来場特典を配布し始めてまだ3日目のことであり、品切れになるなどということは全く想定もしておらず、映画館確認することもしていなかったのです。思わず、いつ品切れになったのかを聞いたところ、配布3日目の2回目の上映時点で無くなったとのこと。いや、いくらなんでも3日目品切れは早すぎるだろ...。

その後、上映が始まると、今度は前の座席に座っていた男性が、どういうわけかメトロノームのように首を左右に揺らし始めて(しかも、その後、上映時間中ずっとですよ!一体この癖?は何なんだ...)、その眼前でカクカク揺れ続けるメトロノーム頭で映画への集中力をそがれたりなど、何だか散々でした...

まぁ、映画の内容は相変わらず素晴らしかったので、それで良しとしようかと空元気を出していたところに朗報が!
何と、7週目の来場特典として「生コマフィルム」を増刷して再配布をするとの情報が公式サイトに載りました。
よぉぉぉぉし、こうなったら3回目行くぜ!

☆第7週目 来場者特典情報公開
         ガルパン生フィルム2
【週替わり特典】7週目【1月2日(土)~1月8日(金)】「生コマフィルム」

第4週目の来場者特典として好評のうちに配布が終了した「生コマフィルム」を、大ヒット御礼として、増刷の上、第7週目の来場者特典として配布することが決定しました!2016年も、劇場へパンツァー・フォー!

※生コマフィルムは公開4週目に配布したものと同仕様のものですが、「World of Tanks×ガールズ&パンツァー 特別コード付カード第3弾」は付属いたしません。
※生コマフィルムの絵柄はお選び頂けません。
※お一人様、1回のご鑑賞につき1枚のお渡しをお願いいたします。
※数量限定のため、無くなり次第終了となります。

改めまして、増刷する旨は決定しておりました「生コマフィルム」ですが、上映7週目となる、年明け1月2日より配布する事が決定いたしました!こちらも無くなり次第終了となりますので、宜しくお願い致します。
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いや、ちょっと待て。1月2日から?
まずい...、今年は1月4日まで九州へ旅行じゃねーか!最後のチャンスだというのに、また今度も生フィルムをGetすることはできないのかorz...

でもまぁ、今回の増刷は、前回3日目で品切れで非難殺到したことに対するお詫びのようなものとも思えるので、名古屋に帰ってくる4日の夜に見に行けば、まだ来場特典は残っているかも。何しろビミョーな前回と同じ配布開始3日目なので、品切れ確率はだいたい70%くらいというところかな?(希望的観測)
まぁ、宝くじを当てるような気持ちで、1月4日の夜に3回目の視聴に行ってみますか。内容が面白いことに間違いはないのですから。

祝!あかつきの金星軌道再投入成功(+ベーシックインカム)

1.祝!金星探査機あかつきの金星軌道再投入成功

2015年12月7日に、金星の金星探査機「あかつき」(PLANET-C)は、5年前の金星軌道投入に失敗して以来最後のチャンスとなる金星軌道への再投入を試みました。そして、その二日後の12/9にJAXAは、あかつきが順調に金星軌道上を飛行しており、軌道再投入は成功したことを発表しました。
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機体が損傷して惑星の周回軌道投入に失敗した探査機の復活は世界初の快挙とのことです。一度の失敗にめげず、努力と執念で奇跡的な成功をつかみ取ったJAXAの皆様、本当におめでとうございます!!

あかつきが金星への最初の軌道投入を試みた2010年は、小惑星探査機はやぶさが奇跡の生還を遂げて盛り上がった年でもありました。最初は、一部のマニアの間だけでしか話題にならなかった"はやぶさ"の帰還でしたが、ネット上では話題になり、このことが世界的にも賞賛されていることが分かるに従い、日本のマスコミにも取り上げられ始め、その不屈の奇跡のような生還ストーリーが広く知られるようになってから、はやぶさ人気に火が着きました。しかし、このはやぶさ人気は当時の日本を覆っていた息の詰まるような暗い閉塞感も関係していたことは間違いないと思います。当時の政権与党だった民主党のあまりの経済無策で円高は天井知らずとなり、日本の名立たる輸出企業の業績は軒並み悪化、大学新卒の就職率はなんと史上最低の60%を切る57.6%となり超氷河期と呼ばれていたのが2010年の頃でした。そんなときに登場した、はやぶさの粘りと努力で奇跡を引き寄せたストーリーは、日本人の心の琴線にビンビン響くものがあり、多くの人に夢と希望を与えてくれました。もちろん自分もその一人で、当時、営業も兼ねていた自分は、客先からのキツイ値引き要求にゼイゼイしていたところを、はやぶさの不屈のストーリーに随分心を明るくしてもらったものです。

そのはやぶさの奇跡の生還から半年後、今度は金星探査機あかつきの金星への軌道投入が試みられることになり、このあかつきの金星探査もその当時大いに盛り上がったものです。しかし、残念ながらこの試みは失敗となり、まぁそうそう奇跡は続かないよななどと自分は簡単に納得してそのまま終わってしまっていたのでした。しかし、JAXAの"あかつき"チームの面々は、この失敗にへこたれず、粘り強くこのプロジェクト継続の可能性を探し続けていたのでした。

そして奇しくも5年前の失敗と同じ日付の12月7日に最初で最後の再挑戦となる軌道再投入を試み、それを見事に成功させたのです。しかし、この奇跡のように見える成功も、もちろん唯の偶然ではなく、最初の失敗についての詳しい調査と、そこから得た情報を元に細かく地道に対策を積み重ねた努力の結果から掴み取ったものだったのです。

以下に、その金星探査機"あかつき"の誕生と運用の軌跡を簡単に紹介してみたいと思います。

1) "あかつき"による金星探査計画
金星探査機"あかつき"(PLANET-C)は、火星探査機"のぞみ"(PLANET-B)に続く日本による惑星探査計画で、金星の大気の謎を解明することが目的です。
金星は「地球の兄弟星」と言われてきました。その理由は、金星の大きさや太陽からの距離が地球に近く、太陽系の創生期に地球と似た姿で誕生した惑星と考えられているからです。
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ところが現在の金星は高温の二酸化炭素の大気に包まれ、硫酸の雲が浮かぶ、地球とはまったく異なる環境です。
上空では時速400キロに達するスーパーローテーションと呼ばれる暴風があまねく吹いています。なぜ金星がこのような姿をしているのか、それがわかれば、地球が金星と違って穏やかな生命あふれる星となった理由や気候変動を解明する手がかりが得られます。 つまり地球環境を理解する上で重要な探査対象なのです。
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2) "あかつき"の仕様諸元
あかつきの基本システムは「はやぶさ」のものを踏襲し、衛星本体の重量は500kg程度となっています。モーメンタムホイール(MW)を使用した3軸制御にて姿勢を安定させ、MWは、はやぶさの3個より1個多い4個を搭載します。
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【主な推進器】
・2液式軌道投入用スラスター500N(OME, Orbit Maneuvering Engine)
・姿勢制御用ヒドラジンスラスタ(23N x 8 , 3N x 4)
【搭載アンテナ】
・高利得アンテナ(HGA, High-Gain Antenna:ラジアルライン給電スロットアレイアンテナ)
・中利得アンテナ(MGA, Middle-Gain Antenna:ホーンアンテナ)
・低利得アンテナ(LGA, Low-Gain Antenna:超広角レンズアンテナ)
【搭載機器】
IR1(近赤外カメラ1),IR2(近赤外カメラ2),LIR(中間赤外カメラ),UVI(紫外イメージャー),LAC(雷/大気光カメラ),USO(超安定発振器)

3) あかつきの打ち上げから最初の軌道投入の試み
あかつきは、計画当初M-Vロケットによって打ち上げられる予定でしたが途中で計画が変更になり、2010年5月21日にH-IIAロケット17号機によって打ち上げられました。打ち上げ機に余力があったため、月や地球を利用してのスイングバイは行わずに、直接金星に向かうことになりました。
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その後順調に飛行したあかつきは、12月6日に金星周回軌道投入を行うための姿勢変更を実施し、OMEを進行方向正面に向けました。このOMEを予定通り12分間噴射した場合、あかつきは約4日で金星を周回する長楕円軌道に投入され、その後何度かの軌道修正で最終的に公転周期約30時間の観測軌道に入る予定でした。

12月7日に、あかつきは予定通り逆噴射を行うことよって減速を開始し、あかつきは地球から見て金星の向こう側に隠れて、地球との通信が途絶えました。
予定通りにこの逆噴射が行われれば、あかつきは、MGA(中利得アンテナ)から電波を発しながら金星の裏から現れるはずでしたが、地球側が実際に受信した電波はLGA(低利得アンテナ)からのものでした。調査の結果、あかつきは太陽電池パドルと片方のLGAを太陽に、もう片方のLGAをその反対方向に向けたまま低速で回転する「セーフホールドモード」になっていることが判りました。これは機体に重大なトラブルが発生した場合、電源確保とそのための姿勢の維持を最優先するモードにあかつきの制御が移行していることを意味していました。解析を行うために、3軸制御モードへの復帰とテレメトリの取得を行った結果、あかつきはOME噴射開始から約2分30秒後、横方向に異常な力が加わって姿勢が大きく乱れ、直後に噴射を中止してセーフホールドモードに移行していたことが判明しました。このトラブルにより、減速が不十分となり、あかつきの金星周回軌道への投入は失敗しました
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4) 最初の軌道投入失敗の原因
軌道投入失敗の3週間後、JAXAは、トラブルの原因は加圧用のヘリウムタンクから燃料タンクへの配管に設置された逆止弁(逆流防止用の弁)が閉塞したためと発表しました。

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通常の燃焼では酸化剤に対して燃料を多めに混合する様に調整していましたが、逆止弁が閉塞したことから燃料タンクの圧力が低下してスラスタへの燃料供給が滞り、酸化剤と燃料の混合比がより効率的となって想定よりも高温になり、これにより異常燃焼が生じて機体に想定外の回転モーメントがかかると共に想定外の高温でスラスタの一部が破損した可能性が推測されました。

2011年6月、JAXAは地上試験の結果、逆止弁閉塞の原因は燃料と酸化剤が反応して生じた硝酸アンモニウム結晶である可能性が高いと発表しました。
酸化剤側逆止弁のシールに用いられていた樹脂材料がを酸化剤の材料を透過する性質を持っていたために、酸化剤が徐々に燃料側逆止弁に向って拡散、燃料と反応して生じた結晶が弁を詰まらせたと推定されました。また、異常燃焼によるセラミックスラスタの破損も再現され、再度スラスタを点火すれば損傷がさらに拡大する可能性も確認されました。これによって、金星軌道への再投入にメインスラスタが使えない可能性が高いことも分かりました。


5) 金星軌道再投入への挑戦
あかつきは結果的に金星でパワードスイングバイを行う形となり、公転周期224.7日の金星よりやや内側を203日で公転する軌道に移りました。これは、太陽の周りをあかつきが約11周する間に金星は約10周する軌道となり、その場合、あかつきと金星は2015年12月と2016年1月に両者は再び接近することがわかりました。

JAXAは、この金星とあかつきの接近日に再び軌道投入することを目標に定め、軌道投入用スラスタ(OME)が再び使えるかどうかを調べるためにごく短時間の噴射テストを行いました。しかし推力が想定の1/9しか得られないことが判明したためOMEの使用は、断念されました。

その代わりに考案されたのが、姿勢制御用の小型スラスタ4本を同時に使用する方法でした。しかし、この小型スラスタ1基当たりの推力は主エンジンの約1/20であり、通常は短時間しか噴射しない代物で、しかも、推力不足を補うため4基を20分間も噴射させる必要があるという今まで挑んだことのない荒業を使う方法でした。しかし、この方法で再挑戦することを決定したJAXAは、重量を軽くするためにOME用の酸化剤を全投棄を実行し、小型スラスタの噴射試験も複数回行い、着実に準備を進めていきました。

また、軌道再投入のための噴射プログラム(VOI-R1:Venus Orbit Insertion)も念入りに計画されました。この軌道再投入時には機体上面にある4基の姿勢制御スラスタが使われますが、この姿勢制御スラスタは元々あかつきの姿勢を変更するために取り付けられている物で噴射の方向は機体の中心を通っているわけではなく、4本スラスタの推力が異なればあかつきの姿勢が崩れてしまうことが想定されました。あかつきは自律的に姿勢を保つ機能を持っていますが、その自動補正を超える変化が機体に加わった場合、噴射は止められることとしました。しかし、この場合のリカバリー処置として、この最初の噴射が成功しても失敗しても、必ず決められたタイミングで機体をほぼ反転させるようにプログラムされ、最初の噴射が失敗した場合は、機体下面の4本の姿勢制御スラスタを使って追加噴射をする対策(VOI-R1c)も取られました。
VOI-R1.jpg

あかつきは、金星軌道の内側を回って金星を一度追い越して、金星の前方を飛んでいる状態でしたが、このあと12月1日ごろになると、あかつきは金星の軌道よりも外側に出るため、自然に速度が落ち、金星が追い付いてくることになっていました。そして12月7日になると追い越されるため、この瞬間を狙ってスラスターを噴射し、探査機の速度を落とすことで、金星の周りを回る軌道に入ることが可能でした。この軌道再投入の事前操作として、2015年7月17日(DV4-1)、24日(DV4-2)、31日の3回(DV4-3)の計7分半に渡って姿勢制御用エンジンを噴射して再投入の為の軌道修正が行われました
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そして、12月7日8時51分から、あかつきは金星周回軌道投入のため4本の姿勢制御用エンジン同時噴射を開始しました。
実は、あかつきは、設計寿命4.5年という前提で製造されていたため、この時点ではすでに耐用年数を超えており、いつどこかが故障してもおかしくはない状態にありました。しかも、最初の投入に失敗したことで、当初想定していなかった近さにまで太陽に近付く軌道を回ることになってしまい、太陽に最も近付く近日点を9回通過による熱で探査機の全体に貼られている金色の断熱材の劣化も進み、機体には想定以上の疲労が溜まっていました。
しかし、あかつきの機体は、想定外の4本の姿勢制御スラスタによる20分間の同時噴射に耐え抜き、12月9日に、あかつきの金星軌道再投入は無事成功したことが確認されました。
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6) 今後のあかつきの運用
今回再投入された"あかつき"の新軌道は、当初計画された約30時間の軌道周期から、8~9日とかなり長い周期のものとなりました。
その結果下図に示すようなメリットも出た反面、デメリットも出てきているようです。
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しかし、そこは、幾多の困難をくぐり抜けて成果を出してきた不屈のJAXAですから、お互いをうまく組み合わせて良い測定データを収集してくれることと思います。そして、もうすでに今まで見たこともない金星の雲の写真があかつきによって撮影されたとの報道もありました。

あかつきは、今後、残りの燃料で2~4年ほどの観測を行い、燃料がなくなると、金星の重力に引かれて金星に落下するとのことです。さすがに、はやぶさの時のように地球に帰還とは行かないようですね。ちょっと、さみしい気がしますが、燃料が尽きるまであかつきの頑張りを応援したいですね。

2.ベーシックインカム
前の記事と全く関係ありませんが、かなり気になったので記事にしてみました。

先週、ネットニュースを見ていたところ、「全国民に毎月11万円(800ユーロ)、フィンランドが世界初のベーシックインカム導入へ」との記事が上がりびっくりしたと同時に、これはものすごいことになるかもと、かなりドキドキして、就業中にも関わらず周りの同僚にベーシックインカムについて話しを振ってみたりしてしまいました。なぜかというと、このベーシックインカムという制度は一見荒唐無稽のように思えて、でも利点をよく考えてみると実は素晴らしい世の中になるような気もしてくるし、でも現実的にはやっぱりうまくいかないよなぁと思いつつ、では完全に否定できる理屈があるのかというとそうでもないという不思議な制度なのです。
でも、結局、このニュースは直ぐに、フィンランド保険庁から「近い将来の導入を視野に入れながら、今年10月末に準備的な調査を開始したということで、導入を決めたわけではない。また、800ユーロなどという数字もまだ決まったものではない」とのコメントが出され、否定されてしまったので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。まぁ、確かにこの制度を導入するのは簡単ではないので仕方がないですね。

このベーシックインカムとは、簡単に言うと、政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を無条件で定期的に支給するという構想のことです。こんなふうに書くと、現在でも、社会保障費の高騰からの年金受給開始年齢の引き上げ問題とか、生活保護費の不正受給の問題などに頭を痛めている状況なので、本当にありえないという感じですよね。

でも、このベーシックインカムの利点を挙げていくと、なる程と思うことも多いのです。例えばこんな感じです。
1)働き方が多様化する
生きるのに最低限必要なお金が支給されれば、週に3回ほど働くゆるい就職、一年間は仕事を中断して旅行や勉強をするといった選択肢がより身近なものになる可能性がある。
この場合、フリーターや派遣社員で働くことは「負け組」ではなく単なる選択肢のひとつとなり、みじめな思いをすることもなくなる。

2)労働意欲の向上
ベーシックインカムは所得制限がないため、働けば働くほど収入が増える。そのため労働意欲が向上する可能性がある。
無条件でお金が手に入ると、人は働かなくなるということも考えられるが、生きるための仕事から解放され、やりたい仕事をやればむしろ人の労働意欲は高まる可能性がある。
逆に、現在は、真面目に働くより、全く働かず生活保護に頼るほうが収入が多くなる逆転現象が発生するため、現状の年金や生活保護の制度は労働意欲の低下をまねいている。

3)ブラック企業が消滅する
 ブラック企業に勤める人がいるのはなぜかというと、生きていくためにお金が必要だから。つまり、お金が無ければ生きていけないという弱みにつけ込んでブラック企業は人を奴隷のように働かせるというのが現状となっている。しかし、生活に最低限必要なお金を保障されれば、誰もブラック企業なんかで働くことはなくなり、ブラック企業は淘汰される。

4)辛くて大変な仕事の賃金が上がる
 世の中には「きついけど絶対に必要な仕事」が事実として存在する。 現状は、生活のためにそうした労働をする人が存在するが、ベーシックインカムが実現すれば、きつくて低賃金な仕事は誰もやらなくなる。しかし、その仕事が絶対に必要ならば、賃金を上げて労働力を確保するしかなくなる。よって、きついけれど本当に世の中に必要な仕事の価値は市場原理で上昇し、それに応じて賃金も上がる可能性がある。

5)より良い製品が生まれる
ベーシックインカムによって生活が保障されると、企業側も不要な人材、人件費を削減しやすくなり、雇用の流動化が加速する。そうなると、より本質的な競争、資本主義社会の到来が予想される。そして、そのその競争の中で良質な商品が誕生する可能性がある。
個人においても生活最低限のお金が保障されることで、お金になるか分からないクリエイティブなことに没頭できるようになり、面白いものが生まれる可能性もある。

6)少子高齢化を防ぐことができる
 ベーシックインカムは家族単位ではなく、個々人に支給される。よって、子供を作る障壁や育てる負担が大幅に軽減され、かつ子供が多ければ多いほど家族に入る収入が増えることになる。

7)積極的な挑戦・失敗が許される
 生きるために必要なお金が保障されることで、お金が稼げるか分からないこと、お金を稼げなくてもよいことに気軽に挑戦できるようになる。失敗しても「食いぶちはある」という本当の意味で失敗が許される社会になる。(おそらく、これは間違いない)

8)資源の浪費を防げる
 ベーシックインカムで一元化することで、年金や生活保護費などの受給に関する不毛な問題がすべて不要になる。 当然、それらに従事する公務員も不要になり、公務員の人件費である税金も不要になるので、公務員の数も大幅に削減できる。
また、生きるためのお金が保障されていないと、人はお金を得るために、仕事が無くても、仕事を作るための仕事をするようになり、その結果、不要な建設物、製品、道路などを作るために自然環境が破壊され、有限な資源が浪費されることが起こる。しかし、ベーシックインカムが実現すれば不必要なものを無理やり作るといった不毛なインセンティブがほとんど0になる。

9)経済が活性化する
 無条件でお金が貰えるわけなので、当然消費が促進され、お金がよく回るようになる。

10)犯罪の減少
 貧困による犯罪が減少する。

といったような、ちょっとうまく行き過ぎなベーシックインカムの利点を挙げてみましたが、当然最大の難関は財源をどうするかです。
このアイデアを支持する人は、財源は探せばあるなどと言う人もいるようですが、それって、子ども手当の財源はあると言い張って、結局無かった民主党の主張みたいに見えてしまいますよね。また、相続税を100%にすると、それだけで月額7万円くらいのベーシックインカムは可能で、相続という名の不労所得を全員我慢すればベーシックインカムは今すぐにでも実行できるなどと言う方もおられますが、そんなことをしたら日本のお金持ちは、殆ど海外へ飛ぶでしょうね。まぁ、自分は親から相続するものは完全に0ですので、そうなっても何も困りませんが。

ただ、財源の話はともかく、結局のところこの制度は人間の性善説に基づき、基本的に働ける者は働くに違いない!が大前提となっているので、ズルをして、最低の金額だけ受け取れればいいなどと考える人が増えると成り立たなくなってしまうのですよね。現在は、働かないと食えない仕組みのなっているので、殆どの人が働くしかない状況になっているのですが、これは働いた分だけ賃金を貰うという昔から連綿と続く当たり前のシステムに乗っかっているので当然といえば当然なのですが。結局、ベーシックインカムの前に、現在働いていない人たちがかなりの数存在するという時点で問題のような気がします。おそらく、仮に、ベーシックインカムがスタートしたとしても、現在、ニートで働いていない人たちが急に働ようになるかと言うと、それは無いでしょうからね。逆に、現在、自分の意に反して無理やり働いているような人たちが、働かなくなるということが急増する可能性が高いので、まぁ少なくとも日本では実施不可能でしょうね。ただ、日本ほど人口が多くなく、地域のコミュニティが充実している(有り体に言えば、お互いが監視し合える)ような地域では、実現する可能性があるかもしれません。そういう意味では、北欧の高福祉国家などはうってつけのような気がします(しかも、フィンランドの世論調査では国民の60%以上が、ベーシックインカム導入に賛成というところがスゴイ)。

もし、本当にフィンランドがベーシックインカムを導入したら、その後の経済の成り行きに是非注目して行きたいですね。個人的には、やっぱりベーシックインカムは労働に関して理想の環境のような気がしますので。

PS.
ネットでの拾い物です。インパクトがかなり強かったので貼ってみました。
あたらしいみかんのむき方3あたらしいみかんのむき方1

      201012121418401cb.jpg
何だか、ものすごく煽っているけれども、みかんの皮剥きの絵本なのだそうです。

    あたらしいみかんのむき方2_4
なんじゃコレw

ガールズ&パンツァー劇場版感想(+ゆゆ式Blu-ray Box, 艦これ and etc)

ガールズ&パンツァー劇場版を見てきましたのでその感想をUPしてみたいと思います。
(かなりのネタバレを含みますので注意です!)
      ガルパン劇場版

初日は会社出勤があって断念しましたが、公開2日目のレイトショーにネットで座席を予約して見に行ってきました。
場所は、名古屋駅前の名古屋109CINEMASです。

正面エスカレーターを上るとガルパン主要メンバーたちの等身大POPのお出迎え。正面のダー様は、普段見せないようなフレンドリーなWelcomeポーズがなかなかGood!でした。
ガルパン等身大POP

ロビーへ足を踏み入れると、まず映画館の端末でチケットを発券しました。無事席を確保して、これで一安心。その後、上映が始まるまでしばらくロビーをブラブラしましたが、こんなものも展示してありました。
      ガルパン劇場版サイン

ロビーには自分の他にも、最終上映待ちの客が大勢いましたが、実は自分が予想した人数よりは少なかったかも。TV版ではあれだけ圧倒的な人気を誇った作品の満を持しての劇場版公開の2日目だからもっと多いのだと思っていました。まぁ、コアな視聴者層しか持っていない深夜アニメで、”あの花”のような一般人(特に女子)へのアピール力がある作品ではないので、かなり偏った観客傾向(圧倒的な男率!)はしょうがないか。
その後、ひとつ前の上映が終わると、シアター室に入ってシートに座りました。通路に面した中央に近い席で、なかなかよかったです。でも、シアター室全体を見渡すとやはりチラホラと空席がありちょっと寂しかったかな。

本編開始前に、TV版のおさらいをしてくれるミニムービー上映のおまけ付き。うん、なかなか親切だ。というより、解説してくれる2頭身キャラのあんこうチームがとてもかわいい。

さて、本編が始まると、まずその音響効果に驚かされました。最初に着弾音を聞いたときは、ちょっとビビったくらい。この音響効果を体験できただけでも、映画館へわざわざ足を運んだ甲斐があったというものです。
そして、この音響効果を生かすべく、TV版をよりスケールアップした大規模で目まぐるしい戦車戦が映画のほぼ全編に渡って展開されます。実は自分は、この映画を実際に見るまでは、映画のキャッチコピーから、TV版とは違ったドラマ重視の変化球で来ることを想像していたのですが、実際は正攻法な王道展開でした。そして、映画版の更に磨きのかかった速さと動きを持った戦車アクションを活かせるこの展開こそ、ほとんどのガルパンファンが望んでいたものなのだなと納得しながら画面に見入っていました。

物語は中盤から、大学選抜チームと圧倒的に不利な戦いを強いられる大洗女子学園チームを助けるために、かつて戦ったライバル校達のチームが参戦してオールスター揃い踏みとなる胸熱な展開で畳みかけてきます。このかつてのライバル校が駆けつけるシーンは、お約束とは言え熱かったですね!しかも、全員が大洗女子学園の制服を着て参戦という演出がニクイ。そして、更に上手いと思ったのは、この大学選抜チームとの戦いが、フラッグ車のみを叩くルールから殲滅戦(全車行動不能にしたほうが勝ち)に変更したため、それぞれの戦いで各参戦校のメインキャラにも見せ場が作れたことです。これだけ、登場キャラが多い作品で、おのおのが薄くならないという塩梅の良さは、流石水島監督の采配ですね。また、この濃いメンバーによって行われた船頭の頭数がめっちゃ多い作戦会議で、きっちりみほが仕切って、チームが一つにまとまったことを示すシーンを入れたことも、雑さを感じさせない丁寧な演出で、流石と思いました。

この大学選抜チームとの戦いは、最後に西住姉妹と敵の大将との一騎打ちとなりますが、この大将戦で見せたみほとまほの阿吽の呼吸の攻撃は姉妹の絆の強さを感じさせて、この一騎打ちのシーンをより盛り上げていました。途中に差し込まれていたみほとまほ姉妹の幼い頃のエピソードが、この姉妹の絆の強さを理解するのに効果的に使われているのも非常に上手かったですね。そしてもちろん、この一騎打ちのシーンの戦車アクションの速さと動きは、全く画面から眼を離すことが出来ないくらい気合の入った作画で、手に汗握って画面に見入っていました。いやぁ、本当に面白かったです!

ただ、一つ願いを言わせて頂ければ、個人的には、エンドロールが終わったあとに、もう少し余韻を残すような後日談を入れて欲しかったです(まぁ、エンドロールのバックがそのまま後日談なのですが、さらにもうひと押し欲しかった)。
しかし、パンフレットに書かれた水島監督の言葉では、最初が80分の予定だったのを120分まで延長して、もうこれ以上1カットも削れなかったと言われていたので、これは以上の延長は無理だったのでしょうね。

更に、もう一つ無い物ねだりを言えば、まぁこれだけオールスターが集まってしまえば、各キャラに割く時間が少なくなってしまうのは、仕方がないことに間違いないのですが、できればもうちょっと、あんこうチームの活躍を見たかったなぁということです。

でもこれは、例えば、もう一本、世界大会戦の映画を作れば、あんこうチームの活躍を見せるのは可能なのでは?
今回の映画は、オールスター勢揃いを見せるお祭りのような映画でしたが、次回作で、絶体絶命の危機を大洗女子学園の力だけで乗り切るという世界大会戦を描いてみるというのは企画としてアリのような気がするのですが、どうでしょう?(でも、やっぱり無理か...水島監督は忙しいからなぁ...)

PS1.今回、劇場来場者にランダム配布されたミニ色紙で、自分がGetしたのは、西住姉妹のものでした。
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最初は、ダー様&ケイ姉さんの色紙が欲しかったのですが、劇場版を見た後では、この色紙で良かったと思うようになっています。

PS2.アンチョビとその仲間との"そのウィッグ取ればいいじゃないですか"" "それって、地毛だったんですか"という会話がリアル女子トークっぽくて、個人的にツボでした。


以下は、ネット上で見つけた小ネタを集めてみました。

【小ネタ1】ゆゆ式 Blu-ray Box
あまり一般的に評価の高くなかったゆゆ式でBlu-ray Boxが発売されたのには驚きましたが、Amazonの評価がほぼ絶賛状態になっていることに更にビックリしています(しかも、一時的に品薄状態になっているらしい)。
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このゆゆ式は、個人的に日常系の中で一番好きな作品ですね。おそらく全編通して30回以上見ていると思います。見ているというよりも、BGM替わりに流しっぱなし(特に北米版はBlu-ray1枚に全話入っているのでPS3に入れっぱなしでリピートしている状態)で見ているという感じです。とにかく、ゆずこと唯と縁の会話が耳に心地よくて癒されるのですよね。

1話を視聴したときは何となく面白いな程度でしたが、2話のこのシーンに心を鷲掴みされて以降、ゆゆ式の世界にどっぷりとハマってしまいました。
  なんつってつっちゃった
この「なんつってつっちゃった」のどこが面白いのかと言われても説明付きません。でも、ツボだったんですよね。

ゆゆ式をリピートし始める前は、らきすたをよくリピートしていました。4コマ原作らしくストーリー展開がない分、交わされる何気ない会話を何度聞いても飽きがこなかったし、文化祭などのイベント回は京アニの伝統らしく実に楽しそうな演出で、流し見しながらも心が明るくなったりしていたのです。
ところが、このゆゆ式はその更に上を行っていて、イベントなどに頼らなくても、ただ普通に会話しているだけでも楽しいというノリで(文化祭などのイベントは思い出話の中で文化祭は楽しかったねの一言で終わらせてしまうくらい)、最終回のタイトルである"ノーイベント・グッドライフ"には、本当にやられたという感じでした。ゆゆ式の世界は、まさにこの最終回のタイトルに示されている通りのもので、これは自分にとっても究極の理想なのです。

この、ゆゆ式 Blu-ray Boxの人気は、どうも以下のファンイベントに関係あるらしく、Blu-ray Boxを購入した人には何かしらの特典が用意されるみたいなのです。
ゆゆ式イベント2
更に、ファンの間ではこのイベントで、Blu-ray Boxの売上によっては2期の制作が発表されるのではないかと期待が盛り上がっているようなのです。

う~ん、もちろん2期が制作されればこの上ない幸せなのですが、それがBlu-ray Boxの売上にかかっていそうだというのがどうもなぁ...
この一部のファンのみが購入するBlu-rayの売上がアニメ業界を支えているという構図が、どうにもいびつで好きになれないのですよね(本当に購入したいと思っている層である学生さんには高額すぎて手が出せず、一部の熱烈な社会人のファンだけが高額なBlu-rayを購入して制作費を支えるというのは、健全なビジネスモデルとはとても思えません)。ただ、このことについては、今すぐ言ってどうなるものでもないし、このBlu-ray Boxを買って、本当に2期が制作されるのなら購入するべきなのかなぁ...

っていうか、そもそも自分は全6巻の単巻購入マラソンをした上に北米版Blu-rayをリピート用として既に購入済みなんですよね。更にその上に日本版Blu-ray Boxを購入とかになると、もうどこかの新興宗教のお布施みたいだよなぁ。ここまでしないと、ゆゆ式教への2期制作という願掛けが成就することは無いのだろうか...。う~ん、Box購入についてはもうちょっと思案してみます...

【小ネタ2】小池一夫センセイが壊れた...
小池一夫1_2雷画像小池一夫2_2小池一夫3_2

あの、ハードボイルドな小池先生をここまで篭絡するとは、艦コレ恐るべし...

【小ネタ3】
タイトルなし。面白かったので貼ってみました。
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うむ、GJだw

CROSS CUBの乗車インプレッション(+【訃報】水木しげる先生死去)

長年封印していたバイク乗車禁止の封印を解いて、CROSS CUBというバイクを購入してしまいました。そのバイクの納車後、最初のツーリング先はどこにしようかといろいろ考えていたのですが、犬山城を目的地にすることに決めていました。城好きで、名古屋に住んで10年になるにも関わらず、実は国宝の天守が現存する犬山城をまだ見に行ったことがなかったのです。理由は特にないのですが、まぁ地元だから後回しにしていたということなのだと思います。この近さが、最初のツーリングとして、なかなかうって付けに見えたので、今回のツーリングは自分でも楽しみでした。
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しかしながら、やっぱり15年もバイクに乗っていないと運転の勘が鈍ってしまいダメですね。犬山へ向かう最中に、途中で見事に道を間違えてしまい、かなりの時間ロスが出てしまったので、今回は犬山城見学を断念するというダサい結果に終わってしまいました。しかし、まぁ、来週は確実に週末に臨時出勤があるのでダメなのですが、今年中は、まだまだツーリングに行く機会もあると思うので、焦らずに行くことにしましょうか。

そんなわけで、犬山城へのツーリング記事は書けないのですが、代わりにCROSS CUBへ乗ってみて感じたことをFirst impressionとして書いてみることにします。

1)運転した印象
購入するバイクを選定する際、スクーターを候補から除外していたのですが、CROSS CUBを実際に購入し、運転して気付いたことは、実はCUBというバイクはロードバイクなどよりはよほどスクーターに近いなということです。というより、ギアチェンジ操作を行うスクーターであると言ったほうが正しいかも。

通常のロードバイクは、燃料タンクにまたがり膝でタンクを挟むこと(ニーグリップ)によって体とバイクの一体感が生まれるのですが、CUBにはニーグリップできる場所に燃料タンクはありせんから、ロードバイクでは味わうことができた人馬一体感は味わえないのですよね。
その代わりといっては何ですが、ロードバイクに跨る時に感じる緊張感はありませんし、思いっきりハンドルが切れたり車体が軽いことも相まって、お手軽にどんなところへも入っていける軽快感はあるので便利なことは間違い何のですが。でもこれって、スクーターのキャラクターと全く同じですね。う~ん...。購入前は、もうちょっとロードバイクの味わいがあるのではと期待していたのですが、ちょっと期待したのとは違っていたのが残念ではありました。

2)スピード
現在、慣らし運転中なのであまり無茶はできなかったのですが、大体、4速で時速50km/hで走っている時が一番安定しているような気がします。一応80km/hまで出してみたのですが、60km/hから70km/hまではかなりゆっくりと加速し、更に80km/hまでに速度が到達するにはかなりの時間がかかるので、バイパスのようなスピードの出る路線で車の流れに乗って走るのはちょっとキツいかも。でも、一般道で60Km/h程度で走るには特に問題ありません。走行フィーリングも、70km/hを超えるとフロントの接地感がかなり怪しくなり、振動も激しくなるので、ターゲットとして60km/hまでの安定走行を想定して設計されているように感じました。しかしながら、車の流れに乗って安全に走行するために、あともう10km/hの余裕がほしいところです。

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クロスカブのメーター。一応120km/hまで振っていますが、これについてはツッコミ禁止です。まぁ、これは、ミエというよりデザインのようなものなのですから。

3)ブレーキ
前後共にドラムブレーキであることに不安を感じていたのですが、やはり効きが甘いですね。自分は以前バイクに乗っていたので、その時の癖で、主にフロントブレーキで停止しようとしたのですが、フロントブレーキだけではかなり危ないです。あるときなどは、横断歩道の停止線で全く止まれずかなりオーバーしてやっと停止できたような状況で、かなりアセりました。今までは自分が事故に遭うことを心配していたのですが、こんな状況では逆にこちらが加害側になりかねません。そこで、リアブレーキと併用でブレーキをかけてみたのですが、これならなんとかなりそうです。実は、普通のバイクのリヤ・ディスクブレーキは、ちょっと踏み込むと簡単にロックしてしまうので、今まであまり使っていなかったのですが(一度ロックして吹っ飛びそうになったことがある)、カブではリアブレーキ使用は必須です。ドラムブレーキじゃ、ロックなどしませんですしね。

4)カブのギアチェンジ(2段クラッチシステム+ロータリー式ギアチェンジ)
カブのギアは、スクーターのように遠心クラッチを使うのでクラッチレバーがないのだけれども、走行中にギアチェンジを行う必要があり、それはロータリー式ギアチェンジであるというのは、知識として知っていましたが、実際に乗る前までは、どうもちゃんと理解出来ていませんでした。実際に操作してみればなる程と思うのですが。

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まず、左ハンドルを見てみると、通常のバイクが持っているクラッチレバーがありません(スクーターだと左ハンドルにはリアブレーキのレバーがありますがカブは右足にリアブレーキペダルがあるので左ハンドルには何も無しに)。

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では、クラッチはどのように操作するかというと、車体左側に取り付いているクラッチペダルをつま先や踵で踏み、シーソーのように動かすことでクラッチを操作します。そして、このクラッチ操作には、通常のバイクのようにクラッチレバーを引いてクラッチを切り離すなどの操作は不要です(しかし、スロットルを操作して回転数を合わせるような操作は必要です)。

このクラッチの仕組みを簡単に言うと、発進時は遠心クラッチを使用し走行中はマニュアルクラッチを使うというもので、構造は以下のようになっています。
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発進用のクラッチはスクーターによく使われてるシュー式の遠心クラッチで、エンジンの回転があがるとシューが広がりアウターに接触して動力が伝達するというものです。
そしてギアチェンジは変速用の多板クラッチを押し動力を切断してギアチェンジを行います。このようにクラッチと呼ばれるものが2つ組み合わされているので2段クラッチという名前がつけられています。一言で説明すると、スクーターのクラッチをバイクの一般的なリターン式のギアへくっつけた構造と言えます。

このような図を示されると、ものすごいハイテクな感じがしてしまうのですが、実は構造的にはものすごく基本的なもので耐久性も優れ、1950年代に世に出てから半世紀以上もギアの基本構造は変わってない程の完成度を誇るものなのだそうです。

クラッチの構造の話はこれぐらいにして、今度は、あの有名なロータリー式ギアチェンジの操作について話してみたいと思います。

まず、通常のバイクのクラッチは以下のようなシフト操作になっています。
1→N→2→3→4(シフトダウンはこの逆)

ところが、ロータリー式は以下のように以下のようなシフト操作になります。
N→1→2→3→4→N→1→...(シフトダウンはこの逆)

上記のように、4速の次にシフトペダルを踏み込むとNへ入り、もう一回踏み込むと1へ入るというようにグルグル回るからロータリー式と言われています。しかし、走行中に4速からNへ入るのは危険なので(間違って1足などに入ったら超大変)、走行中4速の次へは、いくらシフトペダルを踏んでも入らないようになっています(逆に、いくら踵でシフトペダルを踏んでも1速の次に入らないようになっています)。

具体的な操作例を出すと、まず1速で走りだしたとします。次に2→3→4と入れていき赤信号で停止したとします。停止したら、もう一度つま先でシフトペダルを踏むと4→Nへ入ります。信号が青になったらまたつま先でシフトペダルを踏むみN→1速で走行を開始します。まさに、ロータリーシフトですね。

しかし、最初は自分も上記のような操作を行ってきたのですが、よくよく考えてみれば、カブの発進は遠心クラッチを使っているので何速で停止してもエンストしません。そこで、通常は3速もしくは4速で走行し、停止直前で踵を2回踏んで2段シフトダウンして、スロットルから手を離して停止し(わざわざNへしない)、発進は1速もしくは2速から行うようにすると、ギアチェンジを煩雑に操作しないで走行できることがわかってきました。そして、この何速で停止してもエンストしないというカブのギアチェンジが何だか面白くなってきたのです。

通常のバイクでは、無造作にクラッチをつないだりすると直ぐにエンストしてしまいます。そのため、半クラッチを使うなどクラッチ操作には細心の注意を払いながら操作を行わなければなりません。ところが、カブの場合は、クラッチレバーも無いところに持ってきて、何速で停止しようが絶対にエンストしないのです。このラフさとタフさに気が付いたあとは、かなり自由にバイクを運転できて楽しかったですね。最初に、乗車姿勢がスクーターとあまり変わらなかったのでちょっとがっかりもしたのですが、カブの運転に慣れてからはそのれ以上にカブの運転感覚が気に入るようになっていました。

このような、ラフでタフなギア操作が可能なクラッチが何故誕生したかというと、1960年代までは免許なしで原付は運転でき、配達用途で片手運転に雪駄履きなんて人が多かったので、片手運転用にクラッチレバーがなく踏むだけでギアチェンジができるもの考案したらこのような構造になったとのことです。

カブには、様々な伝説があるのを聴いたりします。曰く、"エンジンオイルの代わりに、天ぷら油や灯油を使っても走る","カブを耐久試験したら、耐久試験をする機械の方が壊れた","東京から名古屋までの300kmの間に一度も給油せずに走り続けた"などなど...

でも、そういう性能面の伝説もすごいですが、世間のニーズにしっかりと答え、世界中で信頼され愛されるものを作り上げた日本の技術魂にも素晴らしいものを感じてしまいます。

自分も、今後、この伝説のカブのタフさをツーリングで堪能してみたいと思っています!

PS1.フューエルインジェクション
インジェクションと言えば、昔は高級な乗り物にしか採用されなかったものですが、現在では、なんとカブにも採用されていると聞いてビックリしました。2007年施行の排ガス規制に対応するために、バイクのほとんどがインジェクション搭載になったとこことです。
   フュエールインジェクション
ガソリンを効率的に爆発させるにはガソリンを霧状にする必要があります。この作業を、かつてはキャブレターというメカニズムが担当していました。このキャブレターはジェット・ニードルとダイヤフラムによって構成され、ピストンの動きが作る負圧によってガソリンを気化させてシリンダ内に気化ガソリンを送り込んでいました。しかしインジェクションは、スロットルのあけ具合、吸入空気温度、エンジン回転数、排気ガス温度、排気ガスの酸素濃度などをセンサから読み取り、コンピューターの中に記憶されているマッピングという立体グラフと照らし合わせて燃料をシリンダ内へ噴射するので、キャブより精密に燃料管理をすることができます。

以前は、冬の間冬眠させていたバイクのキャブに固形化したガソリンが詰まってしまい、キャブの掃除はバイクの冬眠明けの儀式のように行っていましたが、そんなことはもう無いのかと思うと技術の進歩を感じますね。

PS2.カブのボアアップ
記事の中で、もう10lm/hの余裕が欲しいと書きましたが、なんと、それを簡単に実現することができるカブの109cc→125ccへのボアアップキットがいろいろな会社から出ているようです。

以下は、TAKEGAWA(タケガワ)「ハイパーSステージ125ccボアアップキット」47,800円(税込)と「エンデュランス」の124ccボアアップキット 32,400円(税込)です。(他にもいろいろあるらしい)
  o0260017313312913190.jpgo0280021013312908030.jpg
ボアアップを行った方の記事を読んでみると、最高速はそれほど増えないけれども、トルクが上がり走りやすくなったとのこと。馬力が上がると、車体にかかる負荷も増大しバイクの劣化を早めるとの指摘もありましたが、基本的に、自分はサンデーライダーなので、それほど走行距離が伸びるとも思われないのでそこまでシビアに考える必要はなさそうです。そういうわけで、冬を越して春先にはボアアップを行ってみたいと思っています!


【訃報】水木しげる先生死去 93歳

ネットニュースで突然の訃報を知り大変驚きました。
水木しげる

「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげるさんが死去 93歳(産経新聞 11月30日)

「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔くん」などの人気漫画家で、文化功労者の
水木しげる(みずき・しげる、本名・武良茂=むら・しげる)氏が
30日午前7時ごろ、心不全のため東京都三鷹市の病院で死去した。93歳。鳥取県出身。

11日に東京都調布市の自宅で転倒し、頭を打って入院していた。

大正11年、大阪で生まれ、間もなく鳥取県境港市に移った。早くから絵の才能を発揮し、
13歳で油絵の個展を開き、新聞の地方版に「天才少年」と紹介された。

高等小学校卒業後、15歳で大阪の石版印刷会社に就職したが2カ月で解雇。
美術学校に通った。18年に徴兵され出征し、激戦地ニューブリテン島の
ラバウル戦線でマラリアを発病、空襲で左腕を失った。

21年に帰国し、26年から「水木しげる」のペンネームで紙芝居作家として出発し、
32年に上京。39年、劇画誌「ガロ」の中心作家となり、
40年から「週刊少年マガジン」で「墓場の鬼太郎」を連載、
代表作「鬼太郎」シリーズは「ゲゲゲの鬼太郎」と改題、
43年にテレビアニメ化されて大ヒットし、世代を超える人気キャラクターを生んだ。

平成3年、紫綬褒章受章。8年、日本漫画家協会賞文部大臣賞、
10年、児童文化功労賞を受賞。15年には、手塚治虫文化賞特別賞と旭日小綬章を受け、
22年に文化功労者。妻の布枝さんの自伝「ゲゲゲの女房」を原案にして22年、
同タイトルのNHK連続テレビ小説が放送され、人気を呼んだ。
25年6月には『水木しげる漫画大全集』第1期が配本、現在は第2期が刊行されている。


「日本人は、ねずみ男だ」と語った水木しげるさん(スポーツ報知 11月30日)

以下抜粋

年下の手塚治虫、石ノ森章太郎らと、日本漫画の礎を作った。
「鉄腕アトム」、「仮面ライダー」を生んだ2人の天才に対して、水木は奇才と呼ばれた。
「2人とも、徹夜を自慢していたけど、徹夜に殺されたようなもの。
私は徹夜すると1週間動けなくなる。ベビーのころから眠りに弱かったから、
長生きしてるんじゃないかな。眠りこそ健康のもと。だから水木家は病気をしない。
だいぶ殴られたけど、軍隊でも人より1秒でも長く寝ていたから。
顔が航空母艦みたいになるほど長く寝てるから元気ですよ。
空母ですから、力強いですよ」

 21歳のときに召集令状を受け、南太平洋の激戦地、ニューブリテン島(ラバウル)に出征。
空爆で左腕を失った。戦前、戦中、戦後を生きてきた男は
「日本人というのは、理性的というより、感情的な民族と違いますか。興奮して騒ぐ。
善良だけど、あくせくし、あわてる。でも無駄なエネルギーだった、と
戦争に負けてから知った。そして平和になった」と分析する。

 ねずみ男のように、どこにでも順応できた。
戦地ラバウルで、現地のトライ族と仲よくなった。
「畑をやるし、家も建ててやる、女房も世話するから残れって。
向こうにいれば王様みたいな生活が約束されていたけど、残っていれば、
鬼太郎もねずみ男も生まれなかったでしょう」ラバウルとは今でも交流があり、
「海外に行くと、地元の妖怪が私に飛びついてくる」と笑う。

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自分が子供の頃、日本は(というより世界中が)今よりもっと荒っぽくてアクが強い世の中でした。漫画もアニメもそうで、自分はこの頃の世相を反映しているようなアニメを今でもあまり好きではありません。
でも水木先生の描く漫画やアニメの世界は、怖い中にもどこか飄々とした感じがして、他のエグい作品よりも心惹かれるものがありました。
まだ、色濃く戦争の記憶が残る世の中で、ご自身も戦争で左腕を失う大怪我を負い、それゆえ作品中に戦争の話も出てきましたが、戦争を"悲惨"というより"悲しい"と表現されていたように感じました。とても優しい方だったのだと思います。

心よりのご冥福をお祈り申し上げます。

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これが最後の連載漫画だったらしい。
さすが、水木先生。最後まで飄々とした作品を描いておられましたね。

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