Aiuto!の穴

≫2014年12月

2014年まとめ?(2015年冬アニメなど)

2014年もあと2日になりました。正月休みに入る前に色々とやっておこうと思っていたことが多々あったのですが、誰もが同じだと思うのですが、年末の怒涛の忙しさで、結局全てやり残したまま休みに突入してしまいました。一番にやっておかなければならないことは、年始から始まる出張のためのDocument整備(追加仕様のまとめ及び既存装置の問題点をまとめて新規装置へのフィードバック)で、これらをまとめるだけで丸々4日はかかりそうです。また更に問題だと思うのは、10月に米国人技術者が帰国以降、あまり英語を使わなくなった途端に極端に落ち込んだ英語力で、実は先週2回Telephone Conferenceを行ったら、相手の言っていることがよくわからなくてメロメロな結果に終わってしまったことです。このままだと、出張が失敗に終わってしまう可能性がかなりの確率であるため、事前のドキュメント作成と並行して英語の短期強化をやるしかなさそうです。なので、今回は今までのように期の終わりのアニメ感想を書かずに、この記事をもって、今年の更新は最後とし、冬休み中は仕事と英語勉強に専念するつもりです。

というか、そもそもアニメ視聴が全然進んでなくて感想を書きようがないんですよね。今の視聴状況はこんな感じ。
・SIROBAKO 1クール全話視聴済
・Fate/Stay Night 1クール全話視聴済

・甘城ブリリアントパーク 多分8話まで視聴済
・神擊のバハムート 多分6話まで視聴済
・PSYCHO-PASS サイコパス 2 多分3話まで視聴済
・selector spread WIXOSS 多分4話まで視聴済
・棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE 多分3話まで視聴済
・四月は君の嘘 多分2話まで視聴済
・寄生獣 セイの格率 多分3話まで視聴済
・天体のメソッド 多分2話まで視聴済
・繰繰れ!コックリさん 多分3話まで視聴済

いやぁ、ひどい状況だなぁ...。とりあえずサイコパス2、WIXOSS、チャイカは2期ものなので前期での話の決着をつけるために来年以降見ようと思っています。SHIROBAKOと四月は君の嘘は2クールものなので来季も視聴継続する予定です。甘城ブリリアントパーク及びバハムートもいいところまで来ているので、これもなんとか見終えるつもりです。でも、寄生獣、天体のメソッド及びコックリさんは残念ながら脱落するしかなさそうです。寄生獣はすごく面白いのだけれども原作コミックを持っていて先の展開を知っているのが痛かったですね。これも2クールもの(最初は1クールだと思っていました)なので視聴継続のチャンスはありそうなのですが、本数的に無理そうです。天体のメソッド及びコックリさんも本数的に無理だなぁ。残念。特にコックリさんは1話での、コックリさんがいなくなてしまった後のこひながカップ麺を食べるシーンがものすごく印象的で見続けたかったのですけれどもね。実は、このシーンは2014年の全てのアニメの中で一番印象に残ったシーンであり、もうコックリさんを紹介する機会も無いと思うので、それを以下に紹介しておきます。

コックリさんが健康に悪いからといって”ぼっち”こひなが隠していたカップ麺を全て捨ててしまったことで、こひなと喧嘩になりコックリさんが出て行ってしまった後、こひなが一人でカップ麺を食べるシーン。

”コックリさんがいないのでカプ麺食べ放題なのです”
コックリさん1コックリさん2
”コックリさんがいなくても何一つ問題ない…”
コックリさん4コックリさん3
”はずなのに…”
コックリさん5
”コックリさん コックリさん どうして涙が出るのです?”
コックリさん6
”どうしてかカプ麺が美味しくないのです”
コックリさん7
”もうコックリさんのごはんは食べられないのでしょうか?”
コックリさん8

壊れちゃった時だけ美少女になる”こひな”が可愛くて可哀想で、このシーンはグッときました(当然このあとにはオチがあるのですが)。ここまで、この作品に肩入れするのなら、そのまま視聴続ければ良いのにと自分でも思ってしまうのですが、やっぱり作品本数が多すぎて本数的に無理なのですよね。流石にこの頃のアニメ本数は尋常ではないので、ちょっと自重して欲しいところです。本数が多すぎて見ることができないなどという状況は誰得なのかという気がしますので。

さて、こんな視聴状況で来期のアニメを語るのもなんですが、一応事前情報からピックアップだけはしておこうかと思っています。ただ、当然本数を抑えなければなりませんが。とりあえず、来期の視聴予定は以下の作品です。

1.アルドノアゼロ2期
アセイラム姫2イナホ
アセイラム姫に引き続きイナホも生きているそうですよ!? う~ん...、あの1期の結末はいったい何だったんだ...、と思う人はかなり多いんじゃないかなぁ。自分なんかは、超熱い感想を書いちゃったし。まぁいいや、とにかく本編で納得いく説明をしてもらおうじゃありませんか。別に怒っている訳じゃありませんよ。やっぱりアルドノアゼロには本当に期待しているのですから。

今回は選ぶ時間があまり無いので、以下の2作品は監督さんから選んでみました。
2.純潔のマリア
純潔のマリア2
原作が”もやしもん”の石川雅之氏、そして監督があの”プラネテス”や”コードギアス”の谷口悟朗氏とくれば、これは期待せずにはいられませんね。

3.ユリ熊嵐
ユリ熊嵐2
”少女革命ウテナ”や”輪るピングドラム”の幾原邦彦監督のオリジナルアニメですから、やっぱり何かをやってくれるのではないかと期待してしまいます。

4.幸腹グラフィティ
幸腹グラフィティ3
これは単純に絵を見て決めてしまいました。こういう雰囲気ならば変なウンチク無しにグルメを楽しめそうな気がしましたので。また、こういう食べ物系のアニメをシャフトがどういう風に描くのかも興味があります。なんか、食べ物とシャフトって相性が良いような気がするのですよね。

5.艦これ
艦これ2
旧作宇宙戦艦ヤマトからのそこそこ年季の入った軍艦オタである自分は、軍艦の擬人化というのは実はちょっと如何かなと思うところがあります。マジレスしてしまえば戦いの主役はあくまでも人であり、兵器の方ではありませんので。あのガールズ&パンツァーでの怒涛の戦車愛を持っている秋山 優花里殿でさえ、それをわきまえていて、だからこそミリオタにもガールズ&パンツァーは受けたのだと思うのです。しかし、それは別にして、何しろオンラインゲームであれだけ圧倒的な人気が出たゲームですから、人の気持ちを惹く何かがあるはずと思うのでちょっと見てみようかと思っています。でも当然オリジナルはゲームですから設定はあってもストーリーなどあるはずもなく、このアニメのストーリーはアニメオリジナルのものであり、この作品の内容がゲームと直接関係ないことは理解しているつもりです。

他にも、蒼穹のファフナー EXODUS、暗殺教室、夜のヤッターマンなどがあるのですが本数的に無理そうです。しかし、いつものように人気が出た作品に関しては追加で見てみようと思っています。

以上、来期視聴予定は、新作5作(分割2期含む)、継続2作(SHIROBAKO、四月は君の嘘)、前期未聴作品3作(サイコパス2、チャイカ、WIXOSS)の計10作品となります。最後まで見続けることができますでしょうか。


さて、今年最後の記事ということで、もうちょっと総括的な意味を込めて、例えば今年一番印象に残った朝日新聞の慰安婦捏造記事に対して、検証結果が出たので、それについて感想を書く事を考えていたのですが、かなり時間がかかってしまいそうなのでそれはまたいずれということで、今回は今年のアニメについての感想の代わりに今年買ったアニメのBlu-rayを紹介してみようと思います(これ以外に、年間を通してのアニメネタを思いつかなかったので)。
以下が今年買ったアニメのBlu-rayです。やっぱり北米版が結構ありますね。
DSC02672.jpg
・日本版Blu-rayBox
   カレイドスターBoxSet, TARI TARI BoxSet
   計2set
・日本版Blu-ray単巻
   ガールズ&パンツァーOVAこれが本当のアンツィオ戦です!、劇場版Wake Up Girls七人のアイドル、劇場版魔法少女まどかマギカ反逆の物語、劇場版空の境界 未来福音、SHIROBAKO 第1巻
   計5巻
・北米版Blu-ray
   エウレカセブン(上下巻)、CLANNAD、CLANNAD-after story-、人類は衰退しました、新世界より(上下巻)、坂道のアポロン、謎のガールフレンドX、きんいろモザイク、ゆゆ式
   計11巻

北米版は相変わらずいい加減なところが有り、例えば北米版の”新世界より”のBlu-rayは上巻が日本のBlu-ray再生デッキで再生できるのに対し、下巻は国コードが違っているために米国もしくはPlay stationなどの再生機を使わないと再生できないとか1つの作品中で上下巻の収録方法が違うという日本では考えられないような製作をしたりします。でも、パッケージの外観は、センスを感じさせるものが多く、自分は結構好きなものが多いです。例として”ゆゆ式”と”人類は衰退しました”のパッケージを以下に紹介します。
・北米版ゆゆ式
ゆゆ式1
ゆゆ式2
・北米版人類は衰退しました
人類は衰退しました1
人類は衰退しました2
使われているイラストはオリジナルではありませんが、レイアウトは結構洗練されていて、日本版と比べても遜色無い気がします。日本のメーカーは、日本版の方がクオリティが高いなどとタカをくくっていると今に追いつかれてしまいますよ。(ゆゆ式に関しては、自分は日本版も持っているのですが、では何故北米版も買ったかというと、北米版は1枚のディスクに12話全てを収録していてディスクの交換要らずだからです。いや、これは本当に楽ですよ。日本のメーカーは、ディスクの交換が楽だからという理由で再購入するユーザーもいることを知ってほしいですね。ちなみに、日本版のTARI TARI Blu-Ray Boxは、何と1枚に2話収録仕様でした...orz。これって、唯の単巻の寄せ集めじゃねーか!そうならば、また北米版を購入してやると思ったら、こっちは強制字幕仕様でした...orz。もう本当にいい加減にして...)
日本版Bru-Rayに関しては、以前ブログにあげた記事の内容の認識から変わっていません。どう考えても日本版Bru-Rayの価格は高すぎます。基本的に自分は、物の価格は作り手側が決めるものだと考えていますが、深夜アニメの場合、視聴者のターゲットが高校生から大学生であるにもかかわらず、そのメインターゲットが購入出来ない様な高額な設定で、自分のようなマニアな社会人の購入だけを当てにするようなビジネスモデルが真っ当なものとはとても思えません。個人的には、深夜アニメに於けるTV放映は殆ど意味がないと思っているので、TV放映を止めにしてネット配信のみ(出来ればアニメ制作会社同士が共同でネット配信を管理する管理会社を作る)にすることで制作単価を下げて、それをBlu-ray価格に反映できればいいなぁなどと思っているのですが、この考えが正しいのかどうかさっぱりわかりません。ただ、こんなことをうだうだ言っているのは、やっぱり出来ればBlu-rayは日本版を買いたいと思っているからで(おそらく多くの人がそう思っていると思います)、何とか制作側の奮起をお願い致します。(ちなみに、プロダクションI.G企画室執行役員の京都国際マンガ・アニメフェアでのアニメビジネスの講話の記事を読みましたが、言っていることはわかりますが、それでも現状を何とかしようという気概をこの記事から感じられませんでした。最初っから、どうにもならないと言っているような論調なので、それではやっぱりダメだと思います。)

どうも最後にぐだぐだ言ってしまいましたが、とりあえずこの記事で今年は最後として、次にブログを再開するときは1月下旬ころになっていると思います。それでは、皆様良いお年を!

PS1.
自分は、普段、アニメのBlu-rayを買う以外は殆どお金を使わないのですが、今月結構大きなお金を使ってしまったので、ちょっとメモがわりにご報告。
自分は、ランエボXという年甲斐もなくちょっと恥ずかしい車に乗っているのですが、一応スポーツカーらしく、245/40R18という極太超扁平タイヤを履いており、それがあまり一般的でないため結構なお値段がするのです。ランエボXを購入した年は、結構無茶なコーナリーングしても車体の挙動が安定しているのを面白がって遊んでいたら1年でタイヤが丸坊主になってしまったので、それ以降は反省してタイヤに負担が掛からない運転の仕方を心がけるようになりました。しかしタイヤは2年が限界で今年の12月に4本全て交換しました。工賃込みで\140,000也。高っ。
また、フロントブレーキパッドも残りが3mm程になってしまい、このままだとディスクが逝ってしまうので12月に交換しましたが、やはりブレーキもブレンボ製の高価なもので、なんとフロント・ブレーキパッドの交換だけで工賃込みで\47,000也...(ブレーキパッドはブレンボ社純製じゃなくても良いのだけれども、ディーラーで交換してしまったため純正になってしまいました。純正はブレーキダストがすごくてちょっとイマイチだったんですよね。次からは違うメーカーにしよう)。
ただの消耗品の交換で、1ヶ月に20万近く使う羽目になってしまいました。orz...
まぁ、こういう車だから仕方がないですね。もし、この手の車を欲しい方がおられれば、こういう維持費がかかることを忘れずに!
S.drive AS01 24540R18 97Y ブレンボブレーキパッド
上左の写真が今回購入したYOKOHAMA S.drive AS01 245/40R18 97Y。上右がブレンボ純正ブレーキパッドで、奥がフロント側で、手前がリア側。今回フロントだけ交換しました。

PS2.
ヲタ関係で、Blu-ray以外の散財というと、以下かな。(ついに写真を載せてしまった...)
DSC02685.jpg
舞妓姿のまどかのあまりの出来のすばらしさに思わず買ってしまいました(しかし、着物の柄などどういう風に描くのだろう。あまりに精細な描き込みに本当に驚いてしまいます)。この舞妓シリーズのいいところは、あの魔法少女たちがみんな楽しそうな表情をしているところで(多分、ほむらがこんな穏やかな表情をしているのは、このシリーズだけです)、今後引き続き発売される、巴、さやか、杏子のすべてを購入するつもりです(巴は既に注文済)。このフィギュアはアニプレの完全限定販売品ですので、アニプレで予約した人のみが購入できて、一般のあみあみ等からは売りに出されません。ですから欲しい人は必ずアニプレックスのホームページで販売予約情報を小まめにチェックしたほうが良いですよ。


(今回、記事の中の一部記述があまり一般公開にふさわしくないような気がしてきましたので、公開後に行うことではないのですけれども、その部分の削除をすることに致しました。大変申し訳ございません。)

アニソン・カラオケ

ヲタ仲間と先週末アニソン・カラオケをしてきました。
年末なので、今期のアニソン及び年間アニソンの個人的ベストテンなどの記事を書くつもりでしたが、ちょっと時間がなさそうなので、今回アニソン・カラオケで歌ったリストをメモ及び上記記事の代わりに載せようと思います。

以下が自分の歌ったリストです。(先ほど、今期のお気に入りアニソン記事の代わりと書きましたが、カラオケの場合、その曲がいいか悪いかよりも、その曲を歌えるかどうかが重要だったりするので、歌った曲が自分のものすごいお気に入りの曲とは限らないのですけれどもね。)
前年と同じく、二人いるヲタ仲間のうち乗ってくれたのは一人だけだったので、自分を入れて二人だけで歌う羽目になりました。何しろ二人しかいないので自分の番が回ってくるのが超早いのですが、今回も歌うリストを作っていたので問題無し!でした。
今年は、残念ながらこれはと思うような曲が前年より少なかったですね。なので、歌った曲の半分位は前年に歌ったのと同じ曲になってしまいました。

1.COLORFUL BOX(SIROBAKO OP)
2.タチアガレ!(劇場版Wake Up, Girls!主題歌)
3.black bullet(black bullet OP)
4.花ハ踊レヤいろはにほ(ハナヤマタOP)
5.heavenly blue(アルドノア・ゼロOP)
6.killy killy JOKER(selector infected WIXOSS OP)
7.バタフライエフェクト(龍ヶ嬢七々々の埋蔵金OP)
8.健全ロボ ダイミダラー(健全ロボ ダイミダラーOP)
9.光るなら(四月は君の嘘OP) → 大失敗。かなり難しかった。
10.未来少女たち(普通の女子高生がロコドルやってみた。ED)
11.快楽原理(棺姫のチャイカED)
12.witch activity(ウィッチクラフトワークスED)
13.せーのっ(ゆゆ式OP)
14.回レ!雪月花(機巧少女は傷つかないED)
15.シンクロマニカ(ガリレイドンナOP)
16.桜のあと (all quartets lead to the?)(夜桜四重奏-ハナノウタ-OP)
17.境界の彼方(境界の彼方OP)
18.アクアテラリウム(凪のあすからED)
19.割れたリンゴ(新世界よりED)
20.ぱんでみっく(呼んでますよ!アザゼルさんOP)
21.Above your hand(さんかれあED)
22.お後がよろしくってよ(じょしらくOP)
23.ケセラセラ(有頂天家族ED)
24.絵空事(さんかれあOP)
25.名前のない怪物(PSYCHO-PASS ED)
26.No.Thank you(けいおん!ED)
27.REAL WORLD(人類は衰退しましたOP)
28.純潔パラドックス(Blood-C ED)
29.ZERO!(はたらく魔王様!OP)
30.灰色の水曜日(輪るピングドラムED)

一応、今期一番の自分のお気に入りアニソンはCOLORFUL BOXでしたが、これは自分の作品に対する思い入れ補正がかかっているかも。人によっては情熱スペクトラム(七つの大罪OP)やcourage(SAO2 後期OP)の方がお気に入りという人の方が多いかもしれませんね。
以下にCOLORFUL BOXを貼ってみます。作品の内容にあった奇をてらったところが無いけれども心の内に熱い思いを秘めているのを感じさせるような良いOPだと思います。


そして、今年のアニソンの中で一番のお気に入りは、劇場版Wake Up, Girls!主題歌のタチアガレ!でした。この曲はTV版1-2話のOPにもなっていたので、それを以下に貼ってみます。

TV版での、この曲のOPアニメーションは本編のツギハギで残念ながらものすごく出来の良いというものではありませんでした。しかし、曲そのものは非常に良いと自分は思いますので、このOPはこの作品の良い宣伝になると思うのですよね。でもYouTubeにはまともな形でUPされたこの作品のOPは残っていませんでした。(上のLinkも画面に編集が加えてある)
以前も書いたのですが、TVサイズのOP曲はFullバージョンと違い編集されているので著作権に引っかかるかどうかは、制作側の胸の内一つで決まるような気がするのですが、なぜネット上にUPされたOP映像を削除をしようとするのかさっぱりわかりません。どうでもいいようなPVよりもOPアニメーションの方がよっぽど作品の良い宣伝になると自分は思うのですが。

SHIROBAKO 12話と自分の夢?

1クール目の最終回にして、劇中劇"えくそだすっ!"最終話の完成回でした。
SHIROBAKO 12 top

いやぁ、盛り上がりましたね!。
最初は、あまりにも某監督にソックリな菅野監督と巨神兵もどきに大笑いしていたのですが、その菅野監督から"杉江3日伝説"の話が出てきた時には、思わず心の中で"キター!"と叫んでいましたよ。その後、ベテラン杉江さんの無双ぶりもすごかったけれど、その杉江さんの的確な指示で動き出したアニメーター達の熱気が、やがてムサニ全体に伝わって会社全体が一丸となって突き進んでいく感じが素晴らしかったです。

物語冒頭みゃーもりが庵野監督もとい菅野監督に作画を頼みに行く場面。
annno0.jpg
”菅野です”
annno1.jpg
もう、これ本人でしょww。

annno2.jpg
エヴァ椅子。いろいろ凝っている...

”ここ、馬じゃなく戦闘機にしていい?で、全部薙ぎ払う”
annno3.jpgannno4.jpgannno5.jpgannno7.jpgannno6.jpg
コラーー!!もうやりすぎwww。

”宮森さん、これをわしが描く意味って何だろう。どうしてワシに頼んできたの?”
”アニメーターも人間だから、この仕事はお前にしかできないって言われたいんだよね”
annno8.jpg
流石クリエイターらしい言葉。でも、もし本当に庵野氏にものを頼むのならば、庵野氏にすべてを任すくらいの気持ちじゃなくてはダメかも。

”あれ、自分ムサニだよね”
”ムサニならいるじゃんあの人”
annno9.jpg
”杉江茂さん”
annno10.jpg
キターー!!

”基本があるから描けるんだよ。知らない?チャッキーのオープニング、一人で全部描いたの杉江さん”
annno11.jpgannno12.jpg

”しかも、チャッキーが山道で転んで走り出して…森中の動物が山を駆け下り、草原を埋め尽くし走る”
annno13.jpgannno14.jpg
”その全てを3日。杉江3日伝説。杉江さんは天才”
annno15.jpgannno16.jpg
ノリノリの菅野監督。しかも、キメ顔が無駄にカッコイイ!。でも、乗ってくるとわれを忘れちゃうこういう性格すごく好きです。

菅野監督の言葉を受けて杉江さん宅を訪問するみゃーもり。
sugie family 1
”なんであなたくらいの年齢の人がチャッキーを知ってるの?”
”再放送です”
”チャッキー、私も動画書いてたのよ”
”え!?すみません、存じ上げなくて”
sugie family 2
奥さんもアニメーターだったのか。優しそうな奥さん。

”いつも言葉が少ない。杉江は受けるつもりみたい、でも少し作戦が必要だって”
sugie family 3
”明日から帰りが遅くなるよ”
sugie family 4
”お弁当2つ、作らないとね”
sugie family 5
奥さんは、自動翻訳機か。でも、以心伝心のいい夫婦だなぁ。ちょっとうらやましい...。

以下、杉江さんの作戦会議のシーン。
”コンテを拝見しました”
sakusenn 1
”このカットは半日かかります”
sakusenn 2
”こっちは8時間、16カット全部上げるのに1週間かかるね”
sakusenn 3sakusenn 4
流石杉江さん。絵コンテから正確に工数を算出します。経験ってすごい。

”けど、ラフ原で良ければ時間短縮できる”
”ただ、僕のラフは原画に慣れてない若い人には線が拾えないかもしれません”
sakusenn 5
”問題ありません、第二原画、私がやります”
sakusenn 6
”私もやります”
sakusenn 7
第二原画をゴスロリ様と井口さんというムサニ第一線クラスが自ら参加宣言!。熱い展開!!

”木下君、まだ修正できますか?”
sakusenn 9
”足の運びが気になるんです。3時間だけもらえますか”
sakusenn 10sakusenn 11
杉江さんの職人気質魂!静かな口調だけれども熱い!

そして出来上がった馬を使った脱走シーン。
uma 1uma 2uma 3uma 4

”皆さんV編無事終わりました!お疲れ様でした!!”
utiage 1utiage 2utiage 3utiage 4
興津さんも思わずデレました。

そして、みんなで打ち上げです。酒がうまいだろうなぁ。
utiage 5utiage 6

ムサニ絶体絶命のピンチの状態で、若手の思い切りのよい行動から、うもれていたベテランが出てきて活路を切り開くという、自分が望んでいた熱い展開をSHIROBAKO 12話は見せてくれました。当然アニメっぽく脚色された表現はあるにしても、現実的な部分に軸足を置きながらここまで熱く展開するお仕事アニメを自分は初めて見ました。モノ作りに携わっている者として、その熱さにシビレましたし、全員で打ち上げを行っているシーンでは、一緒に幸せな気分を味わってしまいました。SIROBAKOスタッフの皆様、素敵なクリスマスプレゼントを本当にありがとう!

SHIROBAKOでは、1クール使って劇中劇”えくそだすっ!”を仕上げましたが、本当に手作り感あふれる制作方法でしたね。実は自分は以前に、『魔法の映画はこうして生まれる~ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション~』というドキュメンタリー番組をNHKで見たことがあります。このドキュメンタリーの中では、ディズニー映画の制作の進め方を紹介していましたがディズニーのアニメ制作方法は日本の制作方法と全く違っていましたね。ディズニーの制作方法は、事前に何本もの試写版を作ってその試写版を見た聴衆の反応を作品にフィードバックさせるというマーケティングを行っていて、そのマーケティング結果を元に多くの人間がディスカッションしてシナリオの変更を行っていくという、いかにも組織的で企業的な方法でアニメを制作しているのが印象的でした。日本の場合は、どちらかといえば、製作者個人の好みが色濃く作品に反映される手作り感あふれるもので、どちらの方法が確実に収益を上げる可能性が高いかといえば、当然ディズニースタイルなのでしょうね。もちろん、このディズニースタイルは十分な資金がなくてはできないもので、日本の場合は同じ方式を取ろうにもそれが出来ないというところはあると思うのですが、その資金の問題を脇に置いたとしても、自分は日本式の方が好きですね。ディズニーのやり方は、どうにもアニメを収益を上げるための商品とみなしすぎているような感じがしてしまうので。もちろん、アニメを制作するにはお金がかかるので収益を上げることは大事なことだし、アメリカのアニメーターの方たちもアニメが好きでその仕事をされているのは十分理解できるのですが、やはりディズニーのやり方は個人的に相いれませんね。日本のやり方は、確かに外す確率はかなり高いような気もしますが、逆にうまくいったときは個々の製作者が持っているポテンシャルを遥かに凌駕する作品が生み出される奇跡が起きることもあるような気がするのですよね。
(そもそも、日本人がディズニースタイルのアニメ作成方法でアニメを作ると面白くなさそうな作品が出来上がる気がします。これはもしかするとお国柄の違いかもしれませんね。)

そういう、日本式の作品の作り方の中で、創作の神が舞い降りるような奇跡の状況が見れたのが、SHIROBAKO 9話「何を伝えたかったんだと思う?」です。
煮詰まっていた木下監督に、シナリオライターの舞茸しめじ氏が、監督がこのキャラクター達に何をさせたかったのかと問いかけることで、木下監督の創造力がフル回転を始めます。
maitake 1maitake 2maitake 4maitake 5maitake 6maitake 9maitake 10maitake 11maitake 12maitake 13maitake 14
このシーンでは、舞茸しめじ氏が有能でかっこよすぎましたね。そして、自分の納得できる結末の着想を得たあとの木下監督の集中力もすごかった。やはり、伊達に監督をしているわけではないことが解る回でした。ちなみに、舞茸しめじ氏が使っていたツールは、キングジムのデジタルメモツール「ポメラ」というのだそうです。テキスト入力しかできないけれども、何か欲しくなってしまいました。
maitake 15キングジム ポメラ


PS1.
1クール目が終わった後の2クール目の展開は、ある程度時間が飛んで、七福神のアニメを作るために実際にみゃーもりが動き始めることになるのかと思っていましたら、どうやらそういう展開ではなく、普通に12話の続きから始まりそうですね。そのほうが良いかも。
yokoku.jpg

PS2.
ついにEDでラブレターを受け取った! 本当に綺麗な1クールのまとめ方でしたね。
love letter

SHIROBAKOの熱い展開を見て、仕事人としての自分の願望のようなものを、自分の今までを振り返りながら少し書いてみましたが、なかなか現実は厳しくあまり景気の良いことが書けませんでした(基本的に自分の力不足が原因なのですが)。
なので、あまりこの記事の中に押し込むには相応しくない内容であったように思えてきたので、その部分を追記に移行することにしました(削除も考えましたが既に一度公開してしまったので移行のみとしました)。ただ、このことはいずれもう一度きちんと丁寧に書いて見たいと思っています。

MORE »

にわかFate好きのStay night雑感

もう12月も中盤を過ぎて、今年の秋アニメももう終盤ですね。実は、今年の年末から来年の始めにかけて結構忙しくて、今までやっていた期の終わりのアニメ感想をアップするのが難しそうになってきました。なので今期、SIROBAKOに次いで好きなFate/stay nightについて前もって感想のようなものを書いてみたいと思います。しかし何しろ、今はまだ1クール目の終わりまで行っていないので、今書けるのは単なる雑感です。でも、ただの雑感では、あんまりとも思うので、簡単なFate/zeroの感想も付け足してみたいと思います。ではまず、Fate/zeroから。

1.Fate/zero
Fate/zeroは自分がちょっと苦手とする魔法ものでしたが、第1話以降、ストーリーが進むごとに魔法などの設定は物語の背景へ下がり、基本的には濃いキャラクター同士が争い合う群像劇の物語として非常に楽しむことが出来ました。
以下は、物語の中で聖杯を争う各陣営のキャラクターたちです。(Fate/zeroでは実際に銃を使ってまでも相手の命を奪い合う文字通りの戦争で、陣営という言葉が本当にしっくりきました)

衛宮切嗣&セイバー陣営
セイバー
ケイネス先生&ランサー陣営
ケイネス
龍之介&キャスター陣営
キャスター
雁夜おじさん&バーサーカー陣営
バーサーカーバーサーカー2
遠坂 時臣(途中から言峰綺礼)&アーチャー陣営
アーチャー1
アーチャー2アーチャー3アーチャー4
ウェイバー君&ライダー陣営
ライダー1ライダー2

特に、16話"栄華の果て"での衛宮切嗣の外道っぷりは強烈な印象を残しましたし、アーチャーと言峰綺礼との"愉悦"問答も思わず聞き入ってしまうような怪しい魅力がありました。

16話"栄華の果て"の冒頭シーン。いきなり強烈な展開で、いくら悪女のソラウでもちょっと悲惨すぎました。
ソラウ
アーチャーと言峰綺礼との"愉悦"問答。アーチャーが綺礼をイジリながら、綺礼の心の奥底を引き出していく会話はゾクゾクしたものです。
愉悦
また、サーバント同士も戦うだけでなく第11話での3人の王による"聖杯問答"もなかなか面白かったです。この問答の中で2人の王からセイバーは王としての器が小さいと言われ小娘扱いされてしまうというまさかのフルボッコ展開でした。全体に、Fate/zeroの中でセイバーはあまりいいところがありませんでしたね。というよりライダーやアーチャーのキャラが強すぎたのかも。
聖杯問答聖杯問答2

Fate/zeroのあらすじは言ってしまえば、何でも願い事を叶えてくれるという聖杯を巡って、魔法使いたちが歴史上の偉人や神話・伝説の人物を呼び出して戦う物語という、荒唐無稽でちょっとあらすじを人に語るのも恥ずかしい感じがしてしまうものなのですが、神は細部に宿ると言いますように、登場人物たちのキャラクターを深く掘り下げてしっかりとシナリオを作れば、荒唐無稽な物語がこんなにも面白くなるんだということをFate/zeroは実感させてくれました。

そのキャラクターの良さがいかんなく発揮されたのが、第23話"最果ての海"で、この23話は、Fate/zeroの中で自分が一番好きな回です。以下はライダーが自分の必殺奥義『王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)』をアーチャーに破られた後、アーチャーへ最後の突撃をする前のウェイバーとライダーの会話。
zero23_1.jpg
「そういえば、ひとつ訊いておかねばならないことがあったのだ。
 ――ウェイバー・ベルベットよ。臣として余に仕える気はあるか」
初めて小僧じゃなく、ウェイバーと呼んだシーン。
zero23_2.jpg
「――あなたこそ、ボクの王だ。
あなたに仕える。あなたに尽くす。どうかボクを導いてほしい。同じ夢を見させてほしい」
zero23_3.jpg
「うむ、良かろう」
zero23_4.jpg
「生きろ、ウェイバー。すべてを見届け、そして生き永らえて語るのだ。
貴様の王の在り方を、このイスカンダルの疾走を」
zero23_6.jpg

このウェイバー&ライダー組の"擬似父子"のような関係は、作品全体にある暗い雰囲気の中で、唯一明るいもので、尚且つあのライダーの豪放磊落な性格は他のサーバントに比べて魅力がありすぎて、ちょっと主役を食っちゃっていたかもしれませんね。自分の中ではFate/zeroというと真っ先に思い浮かぶのはライダーであるくらいです。

このFate/zeroで自分が不満に思うのはやはり物語の最終盤の部分ですね。一つは衛宮切嗣と聖杯の"正義"問答のようなものがあまりにも荒っぽすぎたことと、最後の大災害がなぜ起こったのかがさっぱりわからなかったことです。

物語の途中でも切嗣は、度々"正義"という言葉を使っていましたが、結局切嗣が何を目指しての正義かが良くわからなかったのですよね。当たり前のことだと思うのですけれども、"正義"というのは概念であって、これと決まったものがあるわけではありません。個人的には、人々の願望の中で、殺人だの、他人に迷惑をかけるなどという基本的なものを排除したあとに残るそれぞれの願望を出来るだけ公平に実現させるような方法を実践することが正義であるような気もしますが、正義に普遍的な定義を定めるのは難しいような気がします。ただ、Fate/zeroの中で示された極限状態における二者択一は、正義と何か関係あるのでしょうか?自分には全然関係ないように思えるのですが...。あと、正義か不正義かの命題は、脇に置いたとしても、極限状態における二者択一が、あたかも物事の根底にある真理であるみたいな考え方も、ちょっと荒っぽすぎるような気がしました。極限状態というのは当然異常な状態であり、そこで下された判断がどんな時にでも当てはまる普遍的な意味を持つとは思えませんので。

まぁ、正義の議論はともかくとして、Fate/zeroで起こった最後の大災害の意味がStay/nightで説明されれば、自分的にはありがたいのですけれども。

2.Fate/Stay night
自分はFateのゲームをやったことがないので、全く事前知識がない状態からFate/zeroを見始めたのですが、Fate/zeroがFate/stay nightのスピンオフ作品であり、まず最初にstay/nightがあって、後からzeroが書かれたことは知っていました。
そして、zeroが作られたのは、stay nightの人気があってこそだと思っていましたので、stay/nightが始まることを本当に楽しみにしていました。

しかし、実際にstay nightが始まってみると、どうも自分が期待していたものとは違っていたのでちょっと戸惑いました。つまり、自分はzeroと同じように、まず最初に聖杯戦争に関わる各陣営が提示されて、そこからはじまる重厚な群像劇を期待していたのですが、stay nightでは誰がマスターであるのかを探すのに尺を取っていて、そういう推理モノのような展開はおそらくstay nightが元々ゲームであったからなのだと後から気づきました。また、キャラクターでも、自分はてっきりライダーは男性キャラで登場するものとばかり思っていたので、女性のライダーというのは想像外でした。実は、途中まで自分はキャスターとライダーが同一人物だと思い込んでいたくらいです(信じられないかもしれませんが、自分は、キャスターがあのマントみたいなものを脱ぐとライダーの姿になると本当に思っていました。アホですね)。でも、ライダーが女性だったのでがっかりしたのは事実ですね。何しろ、zeroのライダーのイメージが強烈すぎたので。しかも、あのワカメ髪野郎がマスターじゃなぁ...。ワカメ野郎の小物感が半端ねぇ。
ライダーとワカメ

しかし、もちろんstay nightにも魅力的なキャラは当然いて、この物語の主人公である遠坂凛/衛宮士郎は主人公にふさわしい魅力的なキャラクターであることは間違いありません。
遠坂凛は、zeroで見ていたときのイメージと違い、絵に書いたようなツンデレっぷりでしたが、自分が凛で気に入ったところは、3つしかない令呪を躊躇なく使う思いっきりの良さで、そういう大胆で計算高くない女性は魅力的だなぁと思ったからです(もちろんツンデレも良いけれども)。
遠坂ツンデレ1遠坂ツンデレ2

一方の衛宮士郎も負けていません。士郎も令呪を躊躇なく使うし、魔法力で上回る凛にまるで引け目を感じずに堂々としているところは良い漢っぷりです。士郎は第10話"五人目の契約者"で覚醒を見せますが、自分が好きなのは第8話"冬の日、心の所在"で令呪を使ってセイバーを呼ぶ場面。士郎の気っぷの良さと士郎の信頼に応えて颯爽と登場するセイバーが最高に格好良くて、何度もこのシーンを見返してしまったくらいです。

「セイバーを呼ぶ・・・遠坂は昨日令呪を使ったんだろ。なら今度は俺の番だ
 頼む。来てくれ、セイバー!」
セイバー召喚1セイバー召喚2セイバー召喚3セイバー召喚4

また、先ほど小物っぷりが半端ねぇと書いてしまったワカメ野郎ですが、コイツに愉悦組が絡んでくるとは思いませんでした。確かに、コイツがサーバントが死んだ時点で退場していたら何のために作品に登場していたのかわからなくなるような雑魚キャラだったけれども実はとんでもないJokerだったということなのかもしれませんね。しかし、コイツの下衆っぷりは後でものすごい禍いを引き起こしそうな予感がするな...。

「つまり君にはまだ戦う覚悟があるということだな?
 君は運がいい。丁度一人、手の空いているサーヴァントがいてね」
言峰綺礼とワカメ

でも、受肉をした元アーチャーは魔法を使えるのでしょうか。ワカメ野郎が元アーチャーを肩ポンをした時はぶっ殺されるんじゃないだろうかとヒヤヒヤしたけれども、そうならなかったし。それは元アーチャーの人間が丸くなったのではなくて、魔法が使えなくなったからなのかな?
ワカメとギル1ワカメとギル2

いずれにせよ、愉悦組がどういう風に、新たな聖杯戦争に絡んでくるのか楽しみです。

今回は、単なる雑感を書いてみましたが、来年、シアトルからの出張から帰ってきたら、ちゃんとした感想を書いてみたいと思います。

PS. DEEN版 Fate/stay night
Fate/zeroが放映されていた当時、DEEN版のFate stay/nightは、それはもう叩かれていましたね。確かに、ufotableのFate/zeroとの比較のためにネット上に上げられていたDEEN版Fate/Stay nightの作画は、あまり褒められたものではありませんでした。でも、当然製作時期が違うので、作画技術の進歩の部分は割り引いてみなければなりませんよね。実際に、DEEN版Fate stay/nightは、制作当時の技術から見て及第点があげられた作品だったのでしょうか。OPだけを見てみると中々のような気がするのですけれどもね。


一度時間があれば見てみたいものです。

岐阜訪問 その2(信長黄金像、川原町界隈、喫茶店、地酒)

前の記事では、岐阜城を中心に岐阜の歴史的遺物について書いたので、今回はそれ以外の岐阜の街で見かけたものについて書いてみます。

1.岐阜駅前の信長黄金像
自分にとって岐阜といえば、前の記事でも書いたように、子供の頃見た"国盗り物語"の影響で斎藤道三縁の都市なのですが、やはり"美濃のまむし"と言われた道三ではちょっとイメージが悪いのか、JR岐阜駅前の再開発で岐阜のシンボルとして新たに建てられた銅像は織田信長像でした。まぁ、織田信長が岐阜という地名を与えて楽市楽座で発展させたのだから、岐阜のシンボルは織田信長である意味当然なのですが、道三に思い入れがある自分としてはちょっと寂しい気もします...

さて、その新たに岐阜のシンボルとして建てられた織田信長の銅像ですが、何と下の写真に示すように超ド派手の金ピカ銅像なのです。
DSC02564.jpg
実は、岐阜城などを見たあとに岐阜駅前にたどり着いた頃にはすっかり日が暮れていて、実際にはライトアップされている信長の黄金像とのご対面となりました。しかし、この写真だとあまり細部がわからないので、ネットから探してきた昼間に燦然と輝く信長像が以下の写真です。
信長黄金像
また、この信長像の足元には以下の説明文を刻んだ石版があるとのことです。(実際には暗くて全く気がつきませんでした)
 石版

実物を見る前は、趣味悪いなーなどと思っていたのですが、実際に見てみるとなかなかどうして迫力満点で、ここまで堂々としていると成金趣味などという安易な感想を力でねじ伏せるパワーを感じましたので、個人的にはその心意気や良し!という感じでした。(でも実際には、この黄金像に否定的な感想を持っている方も多くおられるとのこと。 色々な考えを持たれるひとがいることは、まぁ仕方がないことですね。)

この金の信長像は、実は本物の金箔が3層に貼られ、制作費に何と3,000万円がかかっているとのこと(そのため、盗難防止の面からも高いところに信長像を置いているようです)。この黄金像から感じた迫力には実際の金箔を使った本気度合いも一役買っているかもしれませんね。

2.川原町界隈
岐阜城の麓の岐阜公園から西へ歩いて15分くらいの距離にある長良川沿いの川原町は、岐阜の空襲から奇跡的に逃れた古い町並みが残っています。
DSC02536.jpgDSC02538.jpg
岐阜が城下町として大きく発展したのは、織田信長が岐阜に本拠を置いた10年間ですが、その間に信長は材木屋や呉服屋など職業的に町割りをして市内には3箇所の楽市を設置して商業の自由化を図りました。残念ながら岐阜城は江戸時代に廃城になり、岐阜は尾張藩に編入されてしまいましたが、それでも岐阜の地は美濃の商業の中心で有り続けました。
この川原町界隈は江戸時代より長良川の船運の重要な港町として奥美濃からの木材や美濃和紙の陸揚げが多く、かつては、材木や美濃紙を扱う問屋が軒を連ねて賑わったとされています。

3.現在の岐阜の町
自分が岐阜の街と初めてかかわり合いを持ったのは、現在勤めている会社の客先が岐阜県内にあったので、そこを訪問する際に岐阜市内のホテルに投宿した時なので、今から8年ほど前までさかのぼります。(客先は岐阜県内だけれども岐阜市内にはないので、観光として岐阜の町を訪れたのは今回が初めてでした。)その時驚いたのが、岐阜の路地にずらりと並んだ衣料問屋の多さです。そして、その時同行していた同僚から説明を聞いて初めて岐阜が衣料問屋の町として有名なことを知ったのでした。

この夥しい数の小さな衣料問屋から成る問屋街は、第二次世界大戦後に大陸からの引揚者によって形成されたとのことです。この問屋街が一番栄えたのは戦後の高度成長期の時代で、その頃は主に中部・北陸地方から買い付けに集まってくる衣料小売り関係者で岐阜の町は大いに賑わっていたようです。その岐阜の町を訪れる商売人たちを受け入れたのが、あの美川憲一の"柳ケ瀬ブルース"で有名になった柳ケ瀬の飲食街であり、そのほかにも実はJR岐阜駅の裏には、東京の"吉原"と並ぶソー○街"金津園"もあり、高度成長期で羽振りが良かった頃の業者達は、これらの歓楽地でかなりの散財をして岐阜の町は大いに潤っていたのでしょうね。

しかし、高度成長期が終わり、流通経路の発達や取引のグローバル化、そして少量多品種生産を好む個人消費形態の変化などから問屋というものの存在はすっかり取り残されてしまいました。その結果、軒を連ねた衣料問屋の多くはシャッターを閉めたままとなり、柳ケ瀬の飲食街の灯りも多くが灯らない状態となってしまいました。以下は、その柳ケ瀬のアーケードです。シャッターを閉めた店が多く、時間は既に夜の7:00PM頃でしたが、ほとんどの飲食店も店を開けてはいませんでした。
DSC02571.jpg
脇道の飲食店の軒が連なる路地も、天井のネオンは点灯しているけれども、全ての店の看板に明かりが灯っておらずまるで廃墟のような感じでした。
DSC02577.jpg

実は、問屋街のこの状態は初めて仕事で岐阜を訪れた時から変わっていないように見えます。更に、そのときはJR岐阜駅前の再開発も終わっておらず、ひたすらに殺伐とした感じが漂っていたものです。しかし今は岐阜駅前の再開発は終わって、黄金の信長像も建ち、少なくとも岐阜駅前は見違える程垢抜けた街となりました。なので、岐阜の駅前が変わったように、おそらく今後は衣料問屋街も、今後時代に併せて変わっていくのでしょうね。
他県の人間があまり無責任なことを言うのも何ですが、楽市楽座が開かれて、日本で一番先進性が有り活気に溢れたことのある岐阜の街が、このまま時代の波に取り残されるなどということがあるとは思えません。信長の黄金像が示した心意気のように、岐阜の街が再び活気にあふれる街になることを期待しています。

4.岐阜(及び名古屋)の心意気-喫茶店文化
岐阜や名古屋にこられた方は、"コメダ珈琲"の看板を街のあちらこちらで見かけたことがあるはずです。
コメダ珈琲
自分は、関東出身の人間なので、最初は何でこんなに"コメダ喫茶店"が多いのかなと思っていたのですが、そのうち、"コメダ喫茶店"だけでなく、喫茶店の数そのものが東京などよりも圧倒的に多いのがわかってきました。そして、朝の通勤の途中でも、立ち食いそば屋で大急ぎでそばをかき込むサラリーマンの代わりに、ゆったりと喫茶店で書類を広げたり新聞を見たりするサラリーマンの方が多いこともわかってきました(というか立ち食いそば屋そのものが名古屋には無いのだけれども)。これらからもわかる通り、岐阜と名古屋は全国でも有数な喫茶店文化のある町なのです。

岐阜・名古屋の喫茶店といえば無料で色々なものが付いてくると言われるモーニングサービスが有名です。このモーニング・サービスの内容を各喫茶店が競い合っているといっても差し支えはないでしょう。この岐阜(及び名古屋)喫茶店独特のモーニングサービスは、衣料の買い付けで岐阜を訪れた小売店のバイヤーと問屋の主人が朝早くから商談をするために喫茶店を使った際に、店側がゆで卵やピーナッツを付けたのがその始まりとも言われていますが、それ以外にも諸説があるようです。でも、その始まりはともかくとして、この喫茶店文化は、基本的に全てにおいて急いでいる東京が出身地の自分から見ると、ゆったりとしていて、なかなか魅力的な文化だと感じています。(実は、自分は未だに、朝はギリギリで会社に駆けつける方なので、朝から喫茶店でゆっくりすることができないのですよね。通勤途中で見かける、喫茶店の中で新聞などを読んでいる人たちは、喫茶店の中でゆっくりする時間分朝早くから家を出ているはずで、自分には出来ないすごい技です。でも、それが文化というものなのかもしれませんね。)

その岐阜及び名古屋が誇る喫茶店のモーニンふサービスを以下に紹介しようと思います。それではまず、あの"コメダ喫茶店"のモーニングサービスから。
DSC02386.jpg
11:00amまでは、頼んだ全ての飲み物に、半分に切った厚切りトーストとゆで玉子の無料サービスが付きます。おそらく、このレベルが岐阜・名古屋の喫茶店のベーシックなモーニング・サービスだと思います。 値段は、レギュラーコーヒー代の440円です。

更に以下は、岐阜城へ行った時に立ち寄った喫茶店のモーニング・サービス。
まず一軒目は、名鉄岐阜駅周辺にある、スピーチ・バルーンという喫茶店のモーニングサービス。値段は410円でした。
DSC02428.jpgDSC02429.jpg

岐阜の喫茶店の特徴として、茶碗蒸しが付くモーニングサービスが結構あることです。なぜそうなのかはわかりませんが、おそらくはゆで玉子の代わりなのかな?どちらにしろ、結構具がちゃんと入っていて普通においしい茶碗蒸しが多いですね。茶碗蒸し付きのモーニングサービスは個人的にオススメですよ。

二軒目は、これぞ岐阜喫茶の本気印、喫茶店アイリスのモーニングサービス(実際は、ランチサービスとして頂きました)。この大盛りフルーツ、ミニ野菜サラダ、コーヒーゼリー、トースト、ゆで玉子、コーヒー(それ以外の種々のドリンク有)&団子(!)全てのセットで500円きっかりのお値段です。
DSC02463.jpgDSC02467.jpg

このお店では、メニューはこのモーニングサービス一品のみで、ランチサービスも兼ねています(9:00am-15:00amまでこの一品のみ。どのドリンクも同じ価格で、このセットで500円です)。何しろ、席に座るとこのフルーツを盛った皿が自動的に運ばれてきて、飲み物のオーダーはそれからになります。なお、食べきれない場合は、店備え付けのプラスチックパックにてお持ち帰りが可能です(最初にお店の人からお持ち帰り可の説明がありました)。
いやぁ、それにしてもすごいですね。大抵のモーニングサービスに驚かなくなった自分もこれにはたまげました。間違いなく、自分の知る限り岐阜で一番のモーニングサービスです。
場所は、岐阜城の目と鼻の先、岐阜公園から歩いて10分程の距離にありますので、岐阜城を訪問した際は、この喫茶店アイリスへも寄ってみては如何でしょうか。岐阜喫茶の本気を堪能出来ますよ。

5.岐阜の地酒
岐阜市内で名の知れた地酒を探したのですけれども、岐阜城周辺では地酒の酒蔵を見つけることができませんでした。そこで、岐阜市内ですが市の中心から車で1時間ほど北へ離れたところにある白木恒助商店さんを訪ねることにしました。この蔵元さんは、古酒が有名で、イギリスのワインコンペティションの古酒部門で金賞を受賞したこともあるとのことです。以下は、白木恒助商店さんの写真です。高速を使って移動中に雪が降り始めてビビりました。
DSC02406.jpg
事務所へ通してもらうと、古酒の種類がずらり。壁際に並んでいるのはビンテージものの古酒とのこと。
DSC02396.jpgDSC02400.jpg
ここでは、メインとして5年物の古酒と、10年物の古酒の小瓶を買いました。追加で純米生酒"淡墨桜"を1本購入しました。
DSC02665.jpgDSC02667.jpg
古酒については、石川県七尾へ行った際に一度購入したことがあります。ちょっと紹興酒に似た味がしますが、日本酒特有の甘みが口当たりを良くして非常に飲みやすいお酒です。海外での受賞歴があるお酒とのことなので、飲むのが楽しみです。

岐阜訪問 その1(岐阜城、正法寺岐阜大仏、崇福寺、道三塚、加納城)

1.岐阜城の歴史
自分が初めて歴史物語を好きになったのは、おそらく子供の頃に見たNHK大河ドラマ"国盗り物語"からだったと思います。一介の油売りだった若き日の斎藤道三が、「とうとうた~らり とうたらり」のかけ声で油を注ぐときに漏斗を使わず一文銭の穴に通し、仮に一滴たりとも油がこぼれたらタダでしんぜようという謳い文句で大評判を取り、そのつてで武士への士官口を得て、そこから抜群の政治力を駆使して美濃の国一国を支配してしまうまでに上り詰めるのは本当に鮮やかでした。しかし戦国大名へ成り上がるまでがあまりに鮮やかな分、最後に自分の息子との戦い破れて殺されてしまうという結末はあまりに悲惨で、"国盗り物語"で描かれた下克上は子供心に強烈ない印象を残しました。

それから、40年経った先週末に初めて"国盗り物語"の舞台となった岐阜城を訪れた訳ですが、その時に岐阜城とゆかりのある"軍師勘兵衛"が丁度大河ドラマで放映されているのは、何かの巡り合わせでなのでしょうか...。何ていう程大げさなことは全く無いのですが、でも、岐阜城を訪問した時には、勘兵衛の岐阜城攻略の件と共に国盗り物語で若き道三が「とうとうた~らり とうたらり」の掛け声で油を売るシーンが頭に蘇ったことは間違いありません。もう、あの"国盗り物語"から40年経ったんだよなぁ。自分も歳を取る訳だ。
DSC02347.jpg
(上の写真は岐阜城の麓にある岐阜公園入口の若き日の信長像)

まぁ、こんな感慨はさておいて、以下に岐阜城の歴史を簡単に記してみます。

1)岐阜城の始まり(二階堂氏→土岐・斎藤氏→長井氏[実は斎藤道三?])
十三世紀のはじめ(建仁のころ)、鎌倉幕府の政所令二階堂行政が、ここに砦を構えたのが岐阜城の始まりと言われています。 その後、行政の子孫がここに居城し、姓を稲葉氏と改め稲葉山城といわれるようになりました。

戦国時代の動乱の中で、土岐・斉藤氏の一族が稲葉氏の砦遺構を利用して、ふたたび城を築き、城下町もできました。大永五年(1525年)美濃国で内乱がおき、守護土岐氏と守護代斉藤氏の実権は、長井氏に移りました。稲葉山城も斉藤氏の一族が居城していましたが長井氏に追放され、長井新左衛門尉の居城となりました。そして、現在の研究では、実はこの新左衛門尉(及びその子)こそが斉藤道三ではないかと言われるようになってきました。

斎藤道三2_2 斉藤道三が、灯油売り商人として、京都から美濃国へ下り、守護土岐頼芸の知遇を得て、一代で美濃一国を征服したことは、先に述べたように、NHKの大河ドラマ「国盗り物語」などで有名ですが、道三が若い頃何をやっていたのかということは実ははっきりとしていません。
しかし、「岐阜県史」の編さん過程で、近江の大名が家臣にあてた書状「六角承禎条書(ろっかくじょうていじょうしょ)」という史料が発見され、そこには「斎藤義龍(よしたつ)(道三の長男)の祖父新左衛門尉は京都・妙覚寺の僧侶をやめて、美濃の混乱の際に出世、父の左近大夫(道三)は主家を討ち殺して諸職を奪い」との記述が見つかった為、 現在では父と二代で美濃を奪い取ったとの説が有力になっています。それでは、何故二人を一人にするというようなやり方で、斎藤道三像が後世に伝えられたのでしょうか。

"美濃のまむし"と恐れられ、天下の"梟雄(悪逆非道な英雄)"として知られる"斎藤道三"ですが、その国盗りのやり方は、陰謀や暗殺だけでなく、巧みな政治力も駆使して成し遂げたものでありました。それは、インターネットなどによる簡単に手に入れる情報が全く無く、直接的な人と人の関係が全ての時代においては人を惹きつけるものがなくてはできないことであり、道三自身はある意味すごく魅力に溢れていた人物だったのは間違いないような気がします。いくら下克上の世とは言え、一介の庶民から大名まで成り上がるのは生半可な人間にはできないことであり、その道三のスーパーマン振りを強調するために、一代で国盗りをしたと、あえて尾ひれが付けられて伝えられたのではないでしょうか(これは自分の勝手な想像です。)
そして、道三自身の人間的魅力はもちろんのことですが、一介の町人から大名までに成り上がった栄華と、その悲惨な最後の対比があまりにも鮮烈で、その生き様が人を惹きつけずにはいられないために、道三の"国盗り物語"として後世に伝えられたのかもしれませんね。

2)稲葉山城の隆盛と衰退(斎藤道三→斎藤義龍→斎藤龍興)
道三は稲葉山城を要害化し、山の西麓に居館を建て、百曲道と七曲道に住人を集めて城下町をつくりました。 また、御園・岩倉・中川原に市場を設けて、商取り引きを盛んにしました。
天文二十三年(一五五四)、道三は突然隠退して家督を子の新九朗利尚(義龍)に譲りましたが、やがて父子の対立が生じ、弘治二年(1556年)の戦いで討死しました。義龍は戦国大名として領国経営に力をそそぎましたが、道三死後、わずか六年で突然病死し、あとを幼い虎福丸(龍興)が継ぎました。
しかし、斉藤氏の勢威は弱まり、織田信長の攻勢が盛んになる時に、永禄七年(1564年)、家臣の竹中半兵衛重治らによって、稲葉山城が一時期占拠される事件がおきました。

3)竹中半兵衛による岐阜城奪取作戦
ドラマ「軍師官兵衛」においても織田信長が稲葉山城を手中に収めたるために幾度も攻め込むのですが、その度に跳ね返されてしまいます
そんな難攻不落の稲葉山城でしたが、当時の城主である斎藤龍興は酒に溺れるような怠惰な生活をしており、それををいさめるため、斎藤家家臣・竹中半兵衛は稲葉山城の乗っ取りを決意します。その作戦は、いかにも希代の策士である半兵衛らしいものでした。

まずは人質として城内で暮らしている弟の久作重矩に仮病を使わせ、寝込ませませ、そこへ医療用具と見せかけ武器・防具をこっそり搬入しておきます。半兵衛は見舞いと称し数人の家臣とともに城内へ入り込み、搬入しておいた武器・防具をその場で装着。その勢いのまま一気に城内へと斬り込み、あわてた斎藤龍興は敗走。結局半兵衛はわずか16人という手勢で、信長ですら落とせなかった稲葉山城を手に入れてしまいます。

竹中半兵衛_2 幼いころから身体が弱く痩身であり、『その容貌、婦人の如し』と記録に残る半兵衛は、学問を好み、おとなしく無口、その上身体つきも弱そうで、乱世に生きる武士としては頼りなさそうにみえることから、仕えていた主君・斎藤龍興やその家臣たちから軽んじられ、侮辱を受けることもあったと言われます。半兵衛の主君・稲葉山城の斎藤龍興は、織田信長から何度も攻め込まれるという不安な状況にあっても、政務を顧みずに遊び放題。信長の侵攻があるたび半兵衛の知略により切り抜けるものの、城の士気は下がる一方でした。そんな主君の姿を憂えた半兵衛は一計をめぐらせ、1564年、たった16~17人の部下とともに主君の居城・稲葉山城(岐阜城)をわずか1日で乗っ取ってしまいます。
難関不落と言われた稲葉山城をわずかの兵を奪取した半兵衛は、名実ともに稲葉山城主となり、『美濃に半兵衛あり』とその名を全国に轟かせました。

これを知った織田信長は、「美濃半国を与えるから城を譲ってくれ」と半兵衛に申し入れますが、半兵衛は「わたしは、主君の行動を諫めるために決行しただけであり、主君が反省すれば、城は本人に返すつもりだ」と拒絶しました。
同じ年の夏、その言葉どおり城を龍興に返した半兵衛は、斎藤家をはなれ、故郷の垂井町に隠棲してしまうことになるのでした。

4)斎藤氏の滅亡と織田信長の入城
稲葉山城は再び龍興の手に戻りましたが、この事件によって斉藤氏は一挙に衰退し、ついに永禄十年(1567年)、稲葉山城は織田信長に攻略され、龍興は城を捨てて逃れました。
永禄十年、斉藤龍興を稲葉山城から追放した信長は、井之口を「岐阜」と改称し、「麟」の字の花押とともに「天下布武」の印判を使用しはじめ、岐阜の地を拠点として、天下統一をめざした城下町づくりに着手しました。

稲葉山城も岐阜城と呼ばれ、城の整備を大々的に行い、斉藤氏の居館を壊して新しい館の建設を始めます。また城下町の繁栄を図るために、市場税の免除や座(中世商工民の組合)の特権を否定する「楽市楽座」を推し進めた結果、信長の岐阜入城二年後に同地を訪れたポルトガルの宣教師ルイス・フロイスは、町の様子を「人口は八千ないし一万人、バビロンの混雑」のようだと、本国へ報告しています。

5)織田信長の死と関ヶ原の役、そして岐阜城の廃城
天正三年(1575年)、信長は岐阜城を長男の信忠に譲り、翌四年に安土城を築いて、ここに移りました。天下統一へ大きな前進をしたのですが、天正十年(1582年)、明智光秀の謀反による「本能寺の変」で、信忠とともに京都で討死しました。
その後、文禄元年(1592年)、豊臣秀吉は信長の孫秀信を岐阜城主に封じました。しかし、慶長五年(1600年)関ヶ原合戦で、秀信は家臣の反対を押しきって西軍に味方したため、東軍に攻められて八月二十三日落城、秀信は降伏し、高野山へ送られて同地で死去しました。
関ヶ原の役後の翌慶長6年、徳川家康は岐阜城を廃城として、天守閣、櫓等を取り壊し、それらを新しく築城した加納城に移させました。

2.岐阜城訪問
かつては安易な入山を拒むような金華山の急峻な山道も1955年(昭和30年)に開通したロープウェイを使えば数分で山頂付近まで到達するようになりました。(写真は、麓から見上げた岐阜城。右はロープウェイです。)
DSC02523.jpg

ロープウェイから降りると、岐阜城までの山道が続くので、それをてくてく歩いていきます。この山道は全てコンクリートで舗装されていて所々石垣も有るのだけれども、どこまでが当時の遺構なのかがちょっとよくわかりませんでした。
DSC02496.jpgDSC02498.jpg

以下は、余湖様のホームページから転載させていただいた岐阜城の俯瞰図です。
   岐阜城俯瞰図
この俯瞰図からもわかる通り、山頂での平面部は非常に狭くて周りの斜面も急峻で、非常に難攻不落の城であることが実感できます。でも実際には、岐阜城は戦国時代に結構攻められて落城しています(全部で7回ほど落城したとのこと)。しかし、この険しい山稜の地形に守られた岐阜城をどのように攻めて落城させたのか見当がつきませんね。

さらに山道を歩いていくと、目の前に岐阜城天守閣が現れてきました。
DSC02505.jpgDSC02515.jpg
実は、この天守閣は模擬天守閣と呼ばれるもので実際に岐阜城に存在した天守ではありません。そもそも、この岐阜城には天守閣があったのかどうかもはっきりしていないので、この模擬天守の存在そのものが全く史実に基づくものでは無いということになります。しかし、この1956年に建造された天守閣(なんと日本最古の模擬天守閣とのことです)は、なかなか周囲の風景とマッチしていて、岐阜のシンボルの1つとして周囲の方々から愛されているようですので、例え歴史上存在しない天守閣だとしても個人的にはOKです。(自分にとって一番嫌なのは、城址がただの公園になってしまって、そこにかつて城があって、遠い日本の先祖の方たちがそこで生活していたということを周囲から忘れ去られてしまうということです。そうなってしまうくらいなら、いっそ模擬天守でも建てて、お城であることを主張してもらったほうが自分としてはよっぽど良いです。まぁ、但し、ものには限度というものがあって、あまりに荒唐無稽なものは困ってしまうのですが...)

天守閣の内部は、資料館になっていて種々の展示物がありますが、やっぱりコンクリートで作られた天守であることがはっきりして、いかにも味気ないですね。ただ、天守閣最上部からの眺望は絶景で、この景色を眺めるだけでも天守閣に登る価値はあると思います。
DSC02508.jpgDSC02511.jpg

本丸下の井戸。
しかし、このような山頂に水が湧き出る井戸などがあるはずもなく、これは雨水や谷水を集める方式であるとのこと。
DSC02518.jpg

3.山麓城主居館跡
岐阜城の麓には歴代城主の館が建てられたとされていて、現在もその発掘作業がされています。岐阜城の遺構としては、山頂部のものよりも、麓の城主居館跡の方が歴史好きの方なら、興味があるかもしれません。
今までの発掘調査によって、この城主居館は、斎藤氏三代(道三、義龍、龍興)のころに作られ、織田信長が大規模に改修し、関ヶ原の合戦前哨戦まで使われてきたことがわかってきました。現在の発掘調査で見つかる遺構は信長時代のものばかりのようです。
信長時代の館は石垣や巨石石組みを用いて平坦地を造り、金箔瓦を使用した中心建物があったC地区、巨大な岩盤を背景にした庭園があったA地区、高層の建物や茶の座敷があったB地区などから成っています。こうした「建物」・「庭」・「茶」などの役割を持つ平坦地は、単独に存在するのではなく橋や廊下によって繋がれた一体構造であったと考えられているようです。
以下はその復元CGと平面図です。CGにおいては奥側が平面図上のC地区、手前がB地区、左手側がA地区になります。
信長館CG1信長館CG2
img046.jpg

下の写真は上図のC地区にあたる部分。丁度発掘を行っている最中でした。
DSC02478.jpg
下の写真は既に発掘が済んだ整備地区です。
DSC02481.jpgDSC02484.jpg

近くの発掘調査案内所にて、係りの方からいろいろ話を伺ったところ発掘にはまだまだ時間がかかる(おそらく数年以上)とのことで、全貌が明らかになるまでは気長に待つしかなさそうです。

4.岐阜公園
岐阜城や城主居館跡を含めて金華山麓一帯が岐阜公園として整備されています。
金華山に登るロープウェイ発着所の前には池や散策路があり、紅葉が綺麗でした。
DSC02348.jpgDSC02359.jpg

ロープウェイ発着所裏にある三重塔。
何やら曰く有りげですが、実はそれほど古いものではなく、大正天皇の行幸を記念して大正5年に建てられたものらしい。
DSC02519.jpg

5.岐阜市内の歴史的遺構
岐阜場周辺の以下の歴史的遺構を巡ってみました。これらの遺構は岐阜城を中心に車で15分以内の距離にあるものです。

1)岐阜大仏(正法寺)
岐阜公園から歩いて10分程のところに、日本三大仏と言われる(おそらく自称)正法寺・岐阜大仏があります。
最初、ここを目指して歩いたけれどもなかなかこの大仏殿を見つけられなかったのは、この大仏殿が塀や垣根など無くいきなり道路に面して建っていたからで、何度も前を通りながら全く気づかなかったという次第。何か変わったお寺だなぁ...。道路に面した部分は入口が無いので大仏殿の裏側になるようだと思って、脇道から入って反対側に回ると、入口があったのでこちらが正面になるようです。
DSC02526.jpg
しかし、改めて正面からこの大仏殿をしげしげと眺めてみても怪しい感じが消えなかったのは、"千と千尋の神隠し"の中に出てくる油屋に似ていると感じたからかもしれません?(ひょっとしてそう感じたのは自分だけ?)
油屋

でも、中に入ってみると大仏殿の外観で怪しいなどと思っていたのが申し訳なく思うほど立派な大仏様が鎮座されていました。入口で拝観料を払った際にもらった説明書を読んでみると、さらに驚いたことは、この大仏様が木材・竹材の骨組みに粘土を盛り、そこへ経文を貼り合わせ漆を施すことで作られた乾漆仏であるということです。つまりこの大仏様はこれだけ巨大であるにも関わらず金属が使われず、ほぼ手作りのような工法で作られた大仏様なのです。
DSC02527.jpg

その製作過程を想像すると気の遠くなるような作業ですが、実際発願から完成まで38年の年月を要したとのことで、正に制作に携わった人たちの願いが全身に込められているような大仏様ですね。
DSC02529.jpgDSC02532.jpg
大仏様の周りは、上の写真の様に小さな像で囲われていました。

2)崇福寺
織田信長の墓があるとのことなので岐阜城の北へ車で10分程の距離にある崇福寺へ寄ってみました。
DSC02544.jpg
崇福寺は、文明元年(1469年)に土岐茂頼と家臣の斎藤長弘によって建立された臨済宗妙心寺派の寺院で、永禄十年(1567年)九月に織田信長が美濃に入った際に織田家の菩提寺として保護をしたとされています。

本堂脇の小さな門をくぐるとその奥に信長と子の信忠の二人の法名を刻んだ墓があり、その右隣には二人の位牌を納めた廟があります。
崇福寺のパンフレットによれば、本能寺の変直後の6月6日、側室おなべの方の指示で、寺に信長の遺品を葬ったとのことで、その当時の緊迫した様子をおなべの方が折り紙(手紙)で伝えたと古文書に記してあるとのことです。
DSC02546.jpgDSC02548.jpgDSC02550.jpg

また本堂の中では、信長の孫の秀信が関ヶ原合戦の前夜東軍に攻められ岐阜城が落城した際に戦死した将兵の霊を弔うために、本堂前の天井にその戦死した将兵の血が残っている板を張っていて、"血天井"と呼ばれています。
               血天井
(本堂中は撮影が禁止されているので、上記写真は崇福寺様のホームページより転載させて頂きました。)

また、更にパンフレットを読むと、崇福寺三世住職の快川国師は甲斐の恵林寺の住職になった後に、織田信忠が甲斐国を攻めた時、武田方を匿ったとして信忠に攻められ"心頭滅却すれば火自ずから涼し"との有名な言葉を残し山門上にて焼き殺されたとのこと。
これらを読むと、加害者と被害者がごく短期間に入れ替わってしまう戦国という時代の非常さを改めて実感することになりました。

最後に、本堂前の崇福寺の庭園の写真を貼っておきます。
DSC02554.jpg

3)道三塚
崇福寺から西へ数百メートル行った住宅街の一角に斎藤道三の碑が今も残されています。

自分にとって、やはり"国盗り物語"の影響でしょうが、岐阜という土地は、織田信長というよりも斎藤道三ゆかりの地という印象が強く、ここへはぜひ寄ってみたいと思っていた場所でした。

道三塚へ行ってみると、そこは思ったよりも広くきちんと手入れがされている場所でした。立札の説明によると道三の遺体は、崇福寺の西南に埋葬されたけれども、塚は長良川の氾濫によって度々流されたので、斎藤家の菩提寺である常在寺の27代住職が、現在の場所に移して牌を建てたとのこと。
DSC02555.jpgDSC02556.jpg
道三塚の中へ入っていくと、中央に大きな盛土がされ、そこに植えられた2本の大きな木の間に小さな碑が祀られてあり、今でも綺麗な花が捧げられていました。
DSC02561.jpg
立札の説明文によると、"道三無念の最後"という伝承は住民の間にも残っており、特別な地としてこの塚には畏敬の念が払われ、周囲の開発が進む現在に至るまで守られ続けているとのこと。戦国時代に、常人をはるかに凌駕するパワーで駆け抜けていき、最後に悲劇的な散り際を見せた道三の生き様は、現代の人にとっても鮮烈で、畏敬の念を抱かせ続ける存在であることは間違いないと思います。

6.加納城訪問
岐阜という地名の名付けたのは、織田信長であり、道三が礎を築き信長が完成させた地というイメージを普通の人は持っていると思います。しかし、実は江戸時代には、岐阜城は破棄され岐阜一帯は尾張藩に組み込まれてしまい、岐阜の名前は歴史の表舞台から消えてしまっていました。そして岐阜城の代わりに、その廃材を利用して新たに加納城が築城されてその周囲に城下町が作られました。それが中山道の宿場町の加納で、一時期は日本の中枢だった岐阜が江戸時代には一気に尾張の辺境の地へ格下げされてしまった感があります。確かに岐阜城の山上部は不便だったかもしれませんが、その麓には城主居館があったので実質的な不便さはなかったはずです。それをわざわざ取り壊して新たに城を築城したのは、岐阜の地が持っている戦国時代の生々しい記憶を、当時の為政者は強引に断ち切ろうと下のかもしれませんね。しかし、江戸時代が終わると、早速岐阜の名前が復活したのを見ると、当時の美濃の住人も加納という地名よりも岐阜の名前の方がふさわしいと思っていたのかもしれませんね。

以下は加納城の案内板にあった加納城の復元図です。
加納城

城の周囲の石垣は思ったより残っていましたが、建築物は全て取り払われており、城の中はただの公園になっています。
DSC02436.jpgDSC02437.jpgDSC02434.jpg

しかし、やたらと石垣に登ることを禁止した立札が立っています。ちょっとうっとおしいなぁ...
DSC02445.jpgDSC02451.jpg

しかも、今の時期は5:00PMに門を閉めるとの城主様からのお達しまでもありました。城内には建物が何もないのになぜここまで神経質になるのかちょっとわからないなぁ...
DSC02439.jpg

PS.
今回、やたらと記事が長くなったので、続きをその2として分割します。

祝!はやぶさ2打上げ成功

小惑星探査機「はやぶさ2」を搭載したH2Aロケット26号機が3日午後1時22分4秒、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、探査機は午後3時過ぎに予定の軌道に投入されたことが確認されて、小惑星探査機「はやぶさ2」の打ち上げは成功しました。まずは、おめでとうございます!!
はやぶさ打上げ
今回のはやぶさ2のミッションは、前回の「イトカワ」より有機物や水が存在すると推測される別の小惑星「1999JU3」に向かい、そこで新開発の装置を使って人工的にクレーターを作り、変質していない地下の物質の採取・回収を行い、6年後の平成32年末の帰還を目指します。
この6年間の航行距離は約52億キロに及びますが、事故がなるべく起きず無事に地球にたどり着くことを心の底から願っています。

さて、今回”はやぶさ2”の打ち上げ成功を祝して、”初代はやぶさ”についての記事を書いてみたいと思います。
”初代はやぶさ”といえば、次々と襲いかかる航行中のトラブルへ、日本人技術者達が総力を挙げて対処して、奇跡の生還を遂げたことはあまりにも有名ですよね。
その日本人技術者たちの奮闘をまとめた、「探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力」 という動画を以下に貼ってみたいと思います。

この動画がUPされたときは、かなり繰り返し見た記憶があります。このはやぶさを作り上げた技術者たちは本当にスゴイですね。
以下に動画の中で述べられている、はやぶさに起きたトラブルと対処をダイジェストに挙げてみたいと思います。

1)
1度目の悲劇 3基あるリアクションホイールのうち1基が故障。
このままでは姿勢制御ができない!

大丈夫!こんなこともあろうかと...

残り2基と化学すラスタで制御できるように設計していた!

2)
2度目の悲劇 イトカワ到着後、リアクションホイールが更に1つ故障!加えて化学スラスタが全損!
燃料が漏れて、機体内で凍っている!挙げ句の果てに、通信途絶、応答ナシ!!

大丈夫!こんなこともあろうかと...

充電を繰り返しつつ、自動で姿勢を制御するように造ってある!
必ずはやぶさの方から通信が来る!!
信じて待つんだ!!

そして、3ヶ月ぶりに、はやぶさからの通信を受信

3)
しかし、バッテリーは放電し尽くされ、バッテリ11セル中4セルは使用不能
さらに酸化剤も漏洩し残量が0
もはや、頼みの綱はイオンエンジン運転用のキセノンガスのみ

この対策として、まず姿勢制御のためにキセノンの1部を外に放出し、その勢いで姿勢を安定させて、安定後、太陽光を利用して充電を行う方法が検討された。
噴射方向が全く違うので無茶な方法に思われたが...

大丈夫!こんなこともあろうかと...

中和器の向きを微妙にずらして設計していた!

4)
姿勢が安定したけれども、このままでは帰還燃料が持たない!

大丈夫!こんなこともあろうかと...

回転軸が機体の中心を貫くように設計していた!
この構造から、太陽光圧を利用してスピン安定状態にもっていくことで、燃料を使わずに姿勢を安定させた!

5)
その後、バッテリーの充電を開始しようとしたが、通常の充電方法では爆発の危険があることが判明した。
ここで、万策尽きたかに見えたが、古河電工から充電回路には予備回路があるとの情報が伝えられた。
この補充電回路で充電が行われ、2ヶ月後充電終了!はやぶさは地球への帰途へ就いた。
この時点で、イオンエンジンは3基、ホイールは1基の状態。

6)
復路第一期軌道変換後、イオンエンジン1基が寿命。
その後、メモリエラーも発見されたが、問題無しとされ、イオンエンジン再起動を行い地球軌道へ

7)
更にイオンエンジン1基が異常停止!
再起動不能で、残エンジン1基のみとなる!このままでは帰還に必要な推力が足りない!!
正に絶体絶命の危機...

が、大丈夫!こんなこともあろうかと...

エンジン同士、予備回路で繋いでおく設計にしていた!
Aの中和器、Bのイオン源の2つで1つのエンジンにして危機を脱出!

その後、復路第二軌道変換を行い、地球へ到達。

上記は、動画中のテキストのダイジェストですが、この動画も詳しい説明を端折っているので、正確な解説は以下のURLが示すサイトを参照されることをお勧めします。
「探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力」 | 人生ご縁となりゆきで(http://notserious.jugem.cc/?eid=591
はやぶさ「こんなこともあろうかと!」真田運用の数々(http://d.hatena.ne.jp/hayabusafan/20091124/p2

さて、上記ビデオは、はやぶさの大気圏突入前に作成されたので、大気圏突入シーンが描かれていません。(実は「探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力」 完全版というビデオもあるのですが、20分以上と長すぎるので、今回は旧バージョンをUPしてみました。)
実際には、はやぶさはご存知のように無事地球に到達し、資料の入ったカプセルを射出後、大気圏で燃え尽きて7年間の長いミッションを終えました。
以下は、はやぶさの大気圏突入の映像です。


しかし、はやぶさがカプセル放出後大気圏突入で燃え尽きる前に、JAXA技術陣は、はやぶさへの最後の指令として、カメラがある側を地球に向けさせて地球の姿の写真を撮り、それを地球へ送信させました。それは、はやぶさに最後に地球の姿をみせてやろうというJAXA技術陣の計らいだったそうです。なんともロマンチックな話ですね。
以下は、はやぶさが見た最後の地球の写真。
はやぶさ地球

そして、この写真撮影の逸話を元にしたすこっちさんのWeb漫画”ごほうび”です。(http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=11253581
今までに自分が読んだWeb漫画で一番感動した作品です。
1276517718948.jpg



PS1.
自宅にある大人の超合金"小惑星探査機 はやぶさ"
DSC02381.jpg
超高かったけど、今殆ど半額です(泣)

PS2.
ビデオ「探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力」 に何度も登場する”こんなこともあろうかと...”という台詞の元ネタは、旧作宇宙戦艦ヤマトの最終回第26話 「地球よ!!ヤマトは帰ってきた!!」で、工場長兼技師長である真田志郎が「空間磁力メッキ」 で、デスラー砲を弾き返した時のセリフであると自分はずっと信じていたのですが、どうやら真田はこのセリフを最終話で実際には言っていないようなのです。そこで、実際に第26話を見て確認してみることにしました。
以下は、旧作宇宙戦艦ヤマト最終話でのデスラー砲発射と「空間磁力メッキ」 発動のシーン。

地球人よ思い知れ、最後に笑うのはこの私だ!
最終回1最終回2
”エネルギー、あと1万キロ!””避けられない!”
最終回3最終回4
(空間磁力メッキ ON!)
最終回5最終回6最終回7最終回8最終回9最終回10最終回11最終回12
”やった、デスラー艦が爆発したぞ!””いったいどうして...”
”「冥王星で見たガミラスの反射衛星砲にヒントを得て、密かに開発しておいた空間磁力メッキが役に立ったよ。 さあ、機関室の補修作業も完了だ、島、ピッチをあげて地球へまっしぐらだ!」”

本当だ、確かに言ってねー。

でもこれは、どういうことなのでしょうね。「探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力」 の中では、”こんなこともあろうかと”を明らかに真田が作品中で言った言葉であるように使っていましたし、自分もそうだと思い込んでいたのですが、実際には違ったわけです。素直に考えれば、上記シーン以外で使われたのではないかということなのですが、どうも思い当たらないなぁ...。もしかして、”こんなこともあろうかと”という言葉が、絶体絶命のピンチを、冷静かつ周到な準備で切り抜けた時の至高の決め台詞であるとの認識のようなものがまず最初にあって、上記状況がその言葉が使われるにふさわしいので、有りもしないセリフを有ると思い込ませてしまっていたのでしょうか。いや、流石にそれはないなぁ。本当に不思議な感じがしますね。どこから、この言葉が出てきたのだろう...。

でも、自分は未だに技術者の端くれと思っているので、一度は言ってみたいですよね、この言葉。
トラブルで周りが動揺している時に、何気ない顔をしながらサッと解決して、そしておもむろに言うのです。「こんなこともあろうかと...」

 | HOME | 

プロフィール

aiuto!

Author:aiuto!
会社員
英語の勉強と日々気になることを日記風に書いていきたいと思っています。


最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ

はじめに (6)
英語 (93)
(2013/9月-2014/2月) (35)
(2014/3月-2014/12月) (41)
(2015年) (2)
(2016年) (12)
音楽 (9)
EL&Pの音楽 (1)
King Crimsonの音楽 (1)
広橋真紀子さんの音楽 (1)
音楽雑記 (5)
アニメ感想 (17)
フルメタル・パニック感想 (1)
とらドラ! 感想 (1)
PSYCHO-PASS -サイコパス- 感想 (1)
灰羽連盟 感想 (1)
ゆゆ式 感想 (1)
新世界より 感想 (1)
じょしらく 感想 (1)
男子高校生の日常 感想 (1)
らきすた, みなみけ, 苺ましまろ, あずまんが大王 感想 (1)
Steins;Gate 感想 (1)
とある科学の超電磁砲 感想 (1)
宇宙戦艦ヤマト2199 感想 (1)
ガールズ & パンツァー 感想 (1)
TARI TARI 感想 (1)
花咲くいろは 感想 (1)
今期のアニメ (13)
2016年冬アニメ 感想1 (1)
2015年冬アニメ 感想 (1)
2014年秋アニメ 感想 (1)
2014年秋アニメ (1)
2014年夏アニメ 感想 (1)
2014年夏アニメ (1)
2014年春アニメ 感想 (1)
2014年春アニメ (1)
2014年冬アニメ 感想 (1)
2014年冬アニメ (1)
2013年個人的ベスト10アニメ (1)
2013年秋アニメ 感想 (1)
2013年秋アニメ (1)
今期のアニソン (6)
2014年夏アニメ アニソン (1)
2014年春アニメ アニソン (1)
2014年冬アニメ アニソン (1)
2013年秋アニメ アニソン (1)
個人的お気に入りアニソン(ED編) (1)
個人的お気に入りアニソン(OP編) (1)
アニメ雑記 (57)
趣味 (6)
バイク (3)
車 (1)
時計 (1)
推理小説 (1)
一般雑記 (64)
お城訪問 (22)
旅行 (20)
隣の国の困った人々(特亜3国) (8)

カレンダー

11 | 2014/12 | 01
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

検索フォーム


RSSリンクの表示


リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


QRコード

QR