Aiuto!の穴

≫2013年12月

とらドラ! 感想

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今季、一番面白いと感じている”凪のあすから”の脚本の岡田麿里さん繋がりで、とらドラの感想を書いてみようと思います。

本作は、その目つきの鋭さ故、不良に見られてしまうことを気にしている高校2年の高須竜児と、「手乗りタイガー」と恐れられている凶暴な女子高生逢坂大河を主人公にした高青春ラブストーリーです。
”超ド級ラブコメ”というキャッチコピーがついていましたが、本作は、コメディーだけではなく、登場人物たちが本音でぶつかり合い、その中で成長し、人が人を好きになるということをしっかり描いた「青春群像劇」として、非常によくできていたと思います。

ちっちゃくて可愛いけれども、常に周囲に敵意を撒き散らす暴力的なヒロインの大河、大河の唯一の友達で元気なスポーツ少女の実乃梨、そして大河のライバルとして現れるモデルで周囲からは大人と思われている亜美。これら三人の中に竜児が関わってきた時、個々では自覚しなかったそれぞれの本当の気持ちが顕になってきます。

竜児が登場するまでは、親友の実乃梨としか世間との接点がなかった大河は、竜児とまさにラブコメ的どつき漫才のような関係の中で、徐々に竜児に心を開いていきます。モデル業をやっていて自分のイメージを取り繕うことを当たり前と思い、かつそれに絶対の自信を持っていた亜美は、あっさりと事も無げに竜児にその虚飾を看破され、本当の自分を曝け出し他人との繋がりを持つようになっていきます。これらの二人と逆に、明るく活動的だったはずの実乃梨は、気がつかないうちに竜児のことを好きになってしまった気持ちを親友のために偽ろうとし、それをいらただしく思う亜美と激しくぶつかり合うようになります。この中に、どこまでも無器用な北村が加わり、濃い関係の中でお互いの感情が大きく動きながらストーリーは進みます。そして、この大きく揺れる感情の中でお互いが理解し合い、そして自分の本当の気持ちを知っていくことになります。

若いゆえに、感情を持て余してしまういらただしさ、そして制御不能だった自分の気持ちを理解した時の驚きと、それによって目の前の視界が開けるような感覚の素晴らしさ、これらの感情をこの作品は実にうまく描いていました。
そして、自分の本当の気持ちを素直に受け入れ、正直に行動しようとする登場人物たちの若い誠実さに、見ている側もハラハラしながらも大いに共感できたのだと思います。登場人物たちの気持ちが見ている側によく伝わり、特にクリスマスパーティー以降のストーリーの進行から目が離せませんでした。

この作品は、キャラクターの造形の素晴しさもそうですが、ストーリーの展開も実にうまかったと思います。プール開きに、夏休みの旅行。文化祭・体育際のあとのクリスマスパーティー、そして修学旅行と学校行事の流れに沿って、ここぞというタイミングでストーリーの展開があり、ストーリーの進行に全く中だるみがなかったのは流石と言えます。
ただ、最終2話はやはり大分駆け足に感じたので、そこだけは少し残念に感じました。
しかしながら、物語の最後のモノローグを1話のモノローグに繋げる演出によって物語は綺麗に着地し、2クールを見事に使い切った素晴らしいエンディングでした。

本作は、監督に、長井龍雪氏、そしてシリーズ構成に岡田麿里さんのタッグで制作されました。
長井龍雪氏の監督としての采配の素晴らしさはもちろんですが、この作品における登場人物たちの心の葛藤と感情が爆発するような熱い表現は岡田麿里さんの手腕によるところが大きいのではないでしょうか。
また、激しさだけではなく、いかにも学園生活らしいコメディの部分もあって、まさに熱くて面白い極上のエンターテーメントな作品でした。
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とらドラ!2話の名場面。
竜児「『虎』と並び立つモノは、昔から『竜』と決まってる。俺は『竜』になる。そんでもって、『竜』として大河の傍に居続ける」
普通ではなかなか言えないセリフ。しかし、アニメだからこそ言って欲しい。自分がアニメを見続ける理由は、そこにあるのだから。
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みのりんの顔芸。爆笑しました。
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とらドラのラストシーン。このシーンに限らず大河の表情が豊かなのが非常によかった。
CVは釘宮理恵さん。あまりにハマりすぎな感じがするも、やはり彼女以外に大河役はいないでしょう。

PSYCHO-PASS -サイコパス- 感想

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人の心を数値化して、それを犯罪係数として統制管理する未来の日本を舞台にする刑事アクションものの作品です。
舞台が未来なのでSF色が強いと思いきや、ストーリーの方向は結構泥臭い王道な刑事もので、新人の常守朱が公安局刑事課一係へ配置され、刑事課の先輩や同僚とともに事件を追う筋たてになっています。新人が刑事課に配属されるところから始まるよくある展開に加えて、この刑事課のベタだけど多彩な面々(堅物エリートの先輩上司に、型破り刑事の相棒、頼れるベテラン、チャラ男に、影の薄い美人とケバい美人など)が王道が持っている安心感を抱かせてくれます。また逆に、アニメでこういうしっかりとした群像劇としての刑事ものは見たことがなかったので新鮮な感じがしました。

物語の前半は、この刑事課の仲間と共に主人公の常守朱が、数話仕立てで数々の猟奇事件を追っていくという古典的な刑事ものの筋立てで話が進んでいきます。この中で、新人の主人公が最初は軽く見られていたのに、上司や仲間とぶつかり合いながら次第に一目おかれるほど成長していく様は、人間ドラマとして非常によくできていたと思います。また、相棒の狡噛とは、はっきりとした恋愛感情ではないけれどもお互いに認め合った信頼関係が徐々に築かれていく描写がとても良かったです。

物語の前半は、個々の猟奇的な犯罪の背後にいて扇動を行う槙島を追う展開ですが、中盤にこの統制世界の根幹であるシュビラシステムの全貌が明かされてからは、主人公の戦いは、槙島を追うだけにはならなくなってきます。なぜならば、この槙島が行おうとしているシュビラシステムの否定と破壊は、現在の私たちの目から見ても、それほどずれているとは思われないからです。

この物語の中で、シビュラシステムは、人間の心理状態や性格傾向を計測し数値化し、そこから人間の未来の行動を予測できるシステムとして描かれています。このシステムによって統制される社会は、結果から言えば、案外とものすごく理想的社会であり、このシステムによって実害を受ける人も特にいません。全ての人が自分の適性に沿って仕事を得られて生活が保障され個々の能力を無駄なく発揮でき、また、犯罪を起こす前にある程度の救済または防止措置がとられるため、現代に比べずっと犯罪は起き難い社会になっています。さらに、このシステムのすごいところは、システムが自身が自らの不完全性を認識し、それを改善しようと試みているところで、システムから先天的に逸脱している人間に対しては、その人間をシステムに取り込んでシステムのアップデートを図ろうとしています。この点から見れば、社会からあふれるような槙島のような存在でさえシビュラによって回収され、最終的には人の役に立つ形になっているので、進化するシステムとして、ある意味完全なシステムと言えるのかもしれません。でも、おそらく普通の人の感覚では、このシステムを否定する気持ちのほうが大きいのではないでしょうか。

確かに、このシステムは、実際の人間の脳を使って並列処理をさせる方法をとっているために、見た目で生理的嫌悪感を人に抱かせます。しかしそれ以外に、何がこのシステムを否定させたくなるのかといえば、それは槙島の言った「人間は自らの意思に基づいて行動した時のみ価値を持つ」という人間が根本的に持っている気持ちが、このシステムを否定したくなるのだと思います。結局、個人の意志や判断を軽視しているシビュラシステムは、無駄を排除し安全を提供しますが、例えば困難を経た挙句に味わう”達成感”などの歓喜の感情はこのシステムでは得られることは無いでしょう。

シビュラシステムが市民の幸福のために稼動している事に間違いはありません。そして現に主人公もシステムの優位性は認めています。それを見透かすように、シビュラは「逆に倒せるものなら倒して見ろ」と言わんばかりの挑発もします。

果たして、今後、朱はシュビラシステムの電源を落とすのか?

今度決まった2期では、主人公とこのシュビラシステムの対決がメインになる気がします。

また、倒された槙島の代わりの敵役は出てくるのかどうか。
(槙島は言っていることは正しいこともあったけど、やる方法がキ○チ○イすぎて、今ひとつ魅力的に映らなかったのが残念。)
行方不明になった狡噛の行方や、新しく執行官になった宜野座(彼は、今までのしがらみから解き放たれてキレキレになっている気がします)と朱のコンビの活躍も気になります。

そしてもちろん、もし、シュビラシステムが倒れれば、次の新しい秩序はどうなるのかも気になります。

サイコパスの2期と劇場版が楽しみで仕方ありません。

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このシーンは強烈だった。流石虚淵、容赦無し。

灰羽連盟 感想

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この物語は、どこにあるともわからない壁に囲まれたグリという街で、繭の中から一人の少女が生まれるところから始まります。
グリの街には普通の人間も住んでいるけれども、背中に小さな灰色の羽を持ち頭に光輪を乗せた灰羽と呼ばれる者達も住んでいます。この灰羽たちは、グリの住人たちと違い、どこからともなく現れ育つ繭から生まれます。繭から生まれた灰羽たちは、年齢はさまざまだけれども、生まれる前の記憶を失っているため、繭の中で最初に見た夢にちなんだ名前をつけられます。

物語の序盤は、グリの街での穏やかな日々の風景が、暖かな視線でかつ淡々と描かれます。食事や年下の子供たちの世話、そして街への買い物に、街で行う灰羽たちの仕事のことなどが、グリの街の新しい灰羽となった「ラッカ」と共に、見ている側も体験することになります。第5話での「世界のはじまり」の物語は、穏やかなグリの街での生活の中でも、最高に心温まるエピソードの一つです。

しかし、この穏やかな生活の中で、ラッカが感じる小さな疑問の数々が、徐々に不安を感じさせるようになってきます。
灰羽とは何者で、一体どこから、そうしてなぜ来たのか。灰羽たちの名前はなぜ夢にちなむのか。この街はなぜ壁に囲まれ、そこから誰も出ることができないのか…。

「灰羽って何なんだろう。壁もこの街も、灰羽のためにあるんだってみんな言う。でも、灰羽は突然生まれて、突然消えてしまう。私、自分がどうして灰羽になったのかわからない。何も思い出せないままここに来て、何もできないままいつか消えてしまうんだとしたら、私に何の意味があるの?」


そして物語の中心は、ラッカから、ラッカが繭から生まれた時から世話をしている面倒見の良い「レキ」へ徐々に移っていきます。

レキは「罪憑き」として繭から生まれました。「罪憑き」ゆえに同じ灰羽からも忌み嫌われたレキの絶望は、見る者の胸を突きます。そして最終話。荒涼たる部屋の中で、絶望に閉じ込められてしまったレキとラッカとの悲痛な会話を息が詰まるような思いで見ていました。果たしてレキに魂の救済は訪れるのか?


この物語には、いくつもの謎が出てきます。グリの街のこと、灰羽のこと、そして「罪憑き」のこと。
しかし、この物語は、それらに対して積極的に明快な説明をしようとしません。この物語の大きなテーマのひとつと思われる「罪憑き」のことさえも、それは暗喩によって提示されるだけです。

でも、この謎に明快な回答は必要ないのかもしれません
灰羽たちは羽や光輪を持っていますが、それがが象徴するような高貴で崇高な存在では決してなく、それぞれが心の奥底に底知れない深いよどみを持っています。グリの街の暖かな日常と絶望の対比。そして、その絶望の淵から光とともに抜け出す希望の美しさ。これらのことは、理屈でよりも心で感じることなのかもしれません。

決して明快なストーリーや主張などはありませんが、静かに心に残る、自分にとっては特別な作品です。
灰羽_縮小3

ゆゆ式 感想

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今まで長い間(そうでもない)、自分の中では、らきすた、みなみけ、苺ましまろ、そしてあずまんが大王が、日常もの4天王であったのですが、ここに新たに強力な日常ものの新作が登場しました。それが”ゆゆ式”です。

この作品は、基本的に、ゆずこ、唯(ゆい)、縁(ゆかり)の3人の間の会話だけで話が進んでいきます。当然ボケとツッコミの応酬はあるのですが、それはギャグというよりも、どちらかというと気の合う友達同士のじゃれあいに近いもののように見えました。ですので、この作品の面白さというものは、ギャグの連打やシュールな展開で人を爆笑させるという類のものではなく、基本的には女子校生たちのたわいのないおしゃべりをのんびりと楽しむというところにころに主眼がおかれている感じがしました。問題は、このおしゃべりの内容が面白いかどうかなのですが、これが面白いのか面白くないのかが、なんとも微妙なところで、例えば、この3人のおしゃべりののりはこんな感じです。
ゆゆ式3
これを面白いと思えたら、この作品はその人のツボにハマるはずです。(もちろん反対のことを感じる人もいて当然で、自分でもこれがなんで面白いのかがよくわかりません。でも面白く感じてしまうんですよね。)

もちろん、ギャグとしてのボケとツッコミはあるのですが、ここでうまいと思えたのは、ノー天気な性格でいつも唯にちょっかいを出しているゆずこが実は成績優秀であるという設定で、これによって、よくある、アホキャラのだらしない部分を、しっかりもののキャラが叱るというパターンにゆゆ式はなっていません。妙にセンスのあるゆずこの突拍子もない言動に、常識人としてのツッコミを入れる唯のテンポの良さはななかなものでしたし、そこへ天然キャラのゆかりも加わることで、この3人の会話は妙に目が離せませんでした。

また、時々百合っぽい描写もありましたが、それはどちらかというと若い同世代間のコミュニケーションのようなもので、例えば、男子中高生のプロレス技のかけ合いみたいなものなのかなと自分は思っていました。男子高校生の日常の時も感じたのですが、こういう仲間内のじゃれあいというのは、今の自分にとってはなんだか懐かしい気持ちを思い起こさせるものがありました。

結局この作品では、途中で文化祭のイベントが入っても、それはおしゃべりの中で、思い出話として語られるだけだったし、”情報処理部”の部活?をやっても、適当な言葉をPCでググって、その結果についておしゃべりするだけという、本当に3人のおしゃべりに終始していました。でも、それは実に楽しそうに見えましたし、見ているこちら側までほっこりとした気持ちになりましたね。
そして、最終話のタイトルは”ノーイベント・グッドライフ”。いや本当に脱帽です。
ゆゆ式2_縮小

作品終了後に表示されたこの絵を見て、久しぶりに作品が終わるのに寂しさを感じてしまいました。
なんとか2期をやってもらいたいものです。

車の話

バイクの話の中でも書きましたが、自分は乗り物を運転することが大好きです。
しかし、やはり車の使い方は実用的なものなので、バイクほど思い入れのある車はないのかもしれません。

以下は、自分が今まで乗ってきた車の紹介です。

1)トヨタ AE86トレノ GT APEX
[4A-GEU型:1.587L 直4 130ps/6600rpm・15.2kgfm/5200rpm・5MT]

AE86トレノ_縮小今から30年以上前、妹が結婚することになった時、彼女の車であるAE86トレノを譲り受けるというか購入することになりました。
しかし当時自分の関心はバイクにあったので、購入後もあまり車に乗りませんでした。

この車がイニシャルDで有名な車であることを知ったのは、手放した後のことです。中古だから仕方のないことですが、とにかくこの車は、ギアに入らないわ、エンストするわで、あまりの不便さに早々に手離さざろうえませんでした。しかし、これは中古品の程度によるものだと思うので、この車の正当な評価ではありません。

2)スバル レガシィツーリングワゴン ブライトン220エアサス FULL4WD(E-BF7)
[EJ22型: 2212(cc) 水平方向4気筒SOHC 135ps/5500rpm・19kg・m/4000rpm E-4AT(7ポジション電子制御4速フルオートマチック)]レガシィ220ブライトン_縮小
AE86トレノの後の2代目の車として中古で入手しました。この車を選んだ理由は、荷物が入ること、当時スキーもやっていたので雪道を走れる4駆であること、そして何よりもbodyがroofに向かって台形に絞られたそのスタイリッシュさよるものでした。当時バブルの真っ最中でありましたが、トヨタ、日産が似たようなスタイルばかりの車を出しているのに対し、その当時のレガシィのデザインは、オーソドックスの中にも端正な美しさがあり、なかなか光って見えました。

ただ、当時スバルは非常にマイナーなメーカーで、カーオーディオやナビを取り付けるにも、大きさやからコネクタの種類まで、カーオーディオのメーカーが対応しておらず、取り付けには本当に苦労しました。当時は、これらの取り付けを全て自分で行っていたので尚更でした。このようなことは、今のスバルでは起こらないでしょうね。

もう一つこの車に乗って驚いたことは燃費の悪さです。今でもスバルの水平対向エンジンはあまり燃費のいいものとは言えないと思いますが、この車の燃費の悪さは当時のレベルでも群を抜いていたと思います。何しろ平地でリッター6km走らないこともあったくらいです。前車がマニュアルの1.6Lでものすごく燃費がよかったから比べてしまうということもあるのですが、とにかく燃費が悪かったという印象が残っています。でも、それ以外は大きな欠点もなく、自分はこの車を非常に気に入っていました。3代目に同じレガシィを選んだのも、レガシィが持つ基本性能の高さと雰囲気を気に入っていたからにほかなりません。

でも、この車に乗っているときは自分にとって波乱に富んだ時期であり、結婚から離婚、そして転職と結構いろいろなことがあったなぁと、この文章を書きながら思い出しています。結局、この車は、自分が九州へ出向中に、オカマを掘られ生涯を閉じることになるのでした。(合掌)

3)スバル レガシィツーリングワゴン GT-B E-tune FULL4WD(GF-BH5)
[EJ20:1994cc 水平対向4気筒DOHC16バルブツインターボ・260ps/6000rpm・32.5kg・m/5000rpm・スポーツシフトE-4AT(7ポジション電子制御オートマチック)]

レガシィGT-B_縮小2代目の車が九州で廃車となってしまったので、九州でその後継車として、レガシィGT-Bを初めて新車で購入し、そのまま関東へ戻ってきました。

この車の加速は、260PSもあったので、とにかくすごかったですね。このエンジンは、プライマリーとセカンダリーファンを持つツインターボエンジンでしたが、ターボの段付きは全く解消されておらず、4000rpmあたりでプライマリーからセカンダリーファンに切り替わったあとのターボ加速は強烈でした。このフィーリングは、いわゆる昔のドッカン・ターボそのものでしたが、それはそれで面白いエンジンフィールでした。(しかし、セカンダリーファンが回ったあとの燃費は悲惨の一言でした...)
外見の方はといえば、まぁ、あまり格好良くはありませんでした。格好良さで言えば、モデルチェンジ前のE-BG5型、もしくは次のモデルのTA-BP5型の方が格段に良かったと思います。でも、基本性能には概ね満足していました。

しかし、実生活の方は相変わらず波乱に富んでおり、この車に乗っている期間中にもう一度転職を経験し、現在の会社で仕事で移動中に、ラジエーターが故障し、ボンネットから大量の水蒸気を噴出しながら息絶えるという壮絶な最後を遂げたのでした...

4)三菱 ランサー GSRエボリューションX FULL4WD(CBA-CZ4A)
 [4B11 MIVECインタークーラーターボ:1998cc 300ps/6500rpm・43.0kg・m/3500rpm・6速ツインクラッチSST]

ランエボX_縮小前車のレガシィが廃車になってしまったので、次の車もレガシィと思っていたのですが、ちょうどその時、インプレッサSTI A-lineがレガシィGTと同じくらいの価格で発売開始されました。このSTI A-lineは、う2.5Lのエンジンを積んでおり、エンジンに関してはMT仕様のSTIとまるで違うものなのですが、個人的には、なかなかうまいものをスバルは作ったなというのが自分の感想でした。しかし、スバルもそのへんのことを良くわかっているようで、とにかく値引きは全くありませんでしたね。そんな折に、会社の同僚から三菱のディーラーを紹介されてそのディーラーを訪ねたところ、ランエボの値引きが非常に大きいということがわかりましたので、交渉を開始し、結局ランエボXを購入することになりました。

自分にとってこのランエボXの魅力はSSTに尽きます。このSSTがあるこそ、テクニックの有無に関わらず300psのエンジンパワーを自在に引き出すことができます。このSSTがなかったら自分はランエボXを買うことはなかったでしょう。

個人的には大満足のランエボXなのですが、売上は全く芳しくないようです。以前は、インプレッサSTIと熾烈なレースを繰り広げ、カー雑誌には、よく特集がか組まれていたことを考えますと、隔絶の感があります。
今考えるとランエボVでWRCを制した頃が三菱自動車の絶頂だったかもしれません。このランエボVは、なんとしてもレースに勝つという三菱技術陣の志の高さが結実した本当の名車でした。しかしその後の不祥事と、ダイムラーとの提携解消で、三菱自動車の商品開発力は確実に衰えてしまいました。結局、現在のランエボXはランサーを名乗っていますが、既にランサーという車種は無く、現在のギャランをベースにしています。また、このギャランも実はランサーと以前のギャランの中間くらいまで車体を小さくしたもので、ランエボにとって、以前のギャランほど大きくはありませんが、それでも小さな車体に大出力のエンジンを搭載するというランエボの基本理念から、ランエボXは既に逸脱してしまい、レースをするには向かない車体になってしまっていました。(車体が高額になり過ぎたことが、一番切実な問題かもしれませんが...)

今後、今のままでは、残念ながらランエボXは生産中止となってしまうのでしょうね。でもSSTの技術だけは、なんとか残してもらいたいと切実に考えています。

このランエボXは、できれば引退するまで乗り続けたいと考えているのですが、それは難しいでしょうね。次に、車に乗るときは新しい技術が出てきているのでしょうか。

バイクの話

自分は、基本的に乗り物はなんでも好きなのですが、特に初めてバイクに乗ったときには、これで自分は自分の行きたいところへどこにでも好きな時に行けるという開放感を感じて、そのことにものすごく感動したことをよく覚えています。それ以降、車へ乗り換えるまで4台のバイクに乗りましたので、それを紹介してみたいと思います。

1)SUZUKI GSX250E KATANA
 [空冷DOHC4バルブ並列2気筒249cc・29ps/10000rpm・2.2kg-m/8000rpm・157.3kg]

GSX250E_縮小大学の先輩から2万円で買った初めての自分のバイクです。
通称250ゴキ。タンクにまたがった時、タンク形状がゴキブリの背中に見えたところからゴキなのだそうです。
でも自分は、このスタイルは、非常にバイクらしくて好きでした。
しかしスタイルはともかく、157Kgの重量に対しての29psはいかにも非力であり、加速性能は当時の車よりも低かったかもしれません。そもそも80km/hを超えると、車体にとんでもない振動が起き、その振動でバックミラーに何が写っているのか見えなくなってしまうという、とんでもない性能の持ち主でした。

そんなバイクでも、手に入れた当時は本当に嬉しくて、これでどこへでも行きました。最終的には、憧れだった北海道にテントを持ってツーリングにも行きもしました。お金が無かったということもありましたが、なんと下道の4号線を使って東京から北海道へのツーリングです(当然帰りも)。今では考えられない体力まかせのツーリングでした。
当時の北海道は、地図上の大きなメイン道路も舗装されていないような状態のど田舎で、今では有名になったニセコの温泉などは、山の中腹に囲い無しの湯船がるだけで、下の脱衣所で衣服を脱いだあとは、前を隠しながらそこまで登っていくというワイルドなものでした。でも楽しかったなぁ。

このような思い出の詰まったバイクも、悲惨な末路を辿ってしまいます。
昔風のゴツイ外見を持っていたGSX250Eは、暴走族の嗜好とも合っており、その彼らに目を付けられてたあげく盗まれてしまったのです。GSX250Eは、古いバイクなのでセキュリティーは超甘く、ハンドルロックは簡単に壊されてしまったのです。後日、近所の畑の中で、マフラーを直管にされタンクを下品に金ピカに塗られた我愛車は、大破したあげく泥だらけになって発見されました。事故った上に放置とは、つくづくライダーの風上にも置けない奴らです。結局、このような状態では、廃車処分にせざろう得ませんでした。

2)KAWASAKI GPZ-400R
[水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒398cc・59PS/12000rpm・3.6kg-m/10500rpm・181kg]

GPZ400R_縮小GSX250Eの後の2代目バイク。当時の最新式バイクで、形の良さもさる事ながら、その圧倒的なパワーに本当に驚きました。何しろ、今まで、前の車の追い越しの際にフルスロットルでさえ少し時間がかかったのに、アクセルの一回ひねりでロケット加速で追い抜いていってしまうのですから。あまりの楽しさに、真冬というのに(冬のボーナスで買った為)、紀伊半島一周の旅に出かけていき、紀伊山脈の真ん中で雪に降られて死ぬ思いをしたこともありました。今考えると本当に無謀でしたね。

しかし、この圧倒的なパワーを誇る当時最新のバイクには、欠陥?とも言える一つの癖がありました。それは、フロント16”ホイールが持つ軽快感と引換えの不安定さで、下りの緩いカーブでちょっとブレーキをかけただけでフロントからコケてしまった自分は、その後なんと3ヶ月も入院する羽目になってしまうのでした。
退院後、バイクを直しはしたのですが、フレームが若干歪んでしまったからなのか、どうも走っていても違和感が残り、結局バイクを手放すことになってしまいました。

3)KAWASAKI KDX125SR
[2ストローク・水冷単気筒・クランクケースリードバルブ・22PS/9500rpm・1.9Kg-m/9000rpm・104Kg]

KDX125SR_縮小実は、自分はGPZ400Rと共に、KDX125SRも所有していたことがあります。その頃会社に一緒に勤めていた友人から、バイクに乗るのに上手くなるためには、オフロードに乗ったほうがいいとの助言を真に受けて?購入したものですが、これが乗っていて実に楽しいバイクでした。
当時、公道モトクロッサーというのがKDX125SRのキャッチフレーズで、レース仕様のモトクロッサーに保安部品を付けて売り出したようなバイクだったので、軽い車体に強烈な加速で、加速の際は体がのけぞるような感覚を味わったものです。
唯一の欠点は、モトクロッサー譲りのガソリンタンクの小ささで、一度みんなでツーリングへ行った際に、山の中でガス欠になってしまい、リザーブへ切り替えた後は、殆どエンジンを回さじにノークラッチで麓まで降りてくる羽目に陥ったこともありました。色々楽しい思い出のあったバイクでしたが、最終的に、GPZ400Rと一緒に手放してしまいました。

4)SUZUKI DR250R
[油冷4ストDOHC4バルブ単気筒・31PS/8500rpm・2.8g-m/7000rpm・111kg]

DR250_縮小GPZ400RとKDX125SRを売った後、代わりに購入したのが4代目のバイクDR250Rです。250ccのオフロードにした理由は、まず400ccバイクより維持費が安い(車検が要らない)ことと、車体が軽いこと(KDX125SRに乗って軽い車体の便利さに目からウロコ)、そして250ccなら高速道路に乗れること等色々です。そして、この機種を選んだ最大のポイントは、最初から車高の高いタイプと低いタイプの2種類を販売していたことです。普通、オフロードの車高下げキットはリヤタイヤのみの高さを落とすので、フロント高さとのバランスが崩れてしまうのですが、DR250Rの低車高タイプはフロント・リア共に車高が下がっているので、安心して乗ることができます。これで信号待ちバレリーナともおさらばだ!というわけで、完璧な乗り換えと思ったDR250Rの選定だったのですが、どうにも不満な点が1点ありました。それはエンジンで、なんともレスポンスの低い耕運機エンジンのように感じられてしまったことです。でも、それもまぁ、今まで強烈なエンジンのバイクに乗っていたので仕方がないことかなと思うようにしていました。(しかし、最近になって、実はメーカーはわざとエンジンの出力を下げており、ある方法を取ると全く違うエンジンになってしまうことが分かりました。その当時わからなかったことが非常に残念です。)

そういう不満はあったものの、このバイクを使ってやはり、色々なところへ行きましたね。最終的には、再度このバイクでテントを担いで北海道ツーリングへも行きました。最初の北海道ツーリングから10年後のことで、流石に今度は下道でということはせず、フェリーに乗って体力を温存して、北海道上陸後のツーリングで北海道を満喫しました。道東の羅臼では、今は入山禁止となってしまったカムイワッカ湯の滝の上流まで上り、滝壺の温泉へも入ったりしました。10年経ったとはいえ、この当時はまだライダーもたくさんいてツーリングしていても楽しかったですね。ツーリングでバイクとすれ違う際は、みんなピースサインで挨拶することが礼儀となっていましたが、近頃はライダーも少なくなってしまったので、これも廃れてしまったのかもしれません。(実は前年、車で北海道旅行をしたのですが、ライダーを殆ど見かけずちょっとしたショックを受けました。時代が変わったことを本当に痛感しました。)

自分に色々楽しみを与えてくれたバイクですが、転職を機に会社の友人へ売却してしまいました。現在では車しか運転していませんが、やはり楽しい思い出として残っているのはバイクの方ですね。事故を起こすのが怖くて、現在は乗れませんが、引退後もう一度バイクに乗ってみたいと思っています。今度はゆったりとしたアメリカンがいいかな?

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