Aiuto!の穴

≫2014年春アニメ 感想

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2014年春アニメ 感想

もう夏アニメが始まって1ヶ月以上経つのに今更春アニメの感想です(遅っ!)

それでは、気に入った順番から感想を書いていきたいと思います。

1.ピンポン
最近では、一番感銘を受けた作品でした。登場人物たちは、みんな不器用だけどアツくて、そして全員がカッコよかった。
ピンポン2

基本的にはスポ根ものなのだと思うのですが、生まれ持った才能が特に大きく作用すると言われる卓球が舞台だったからなのかもしれませんが、根性や友情だけではどうにもならない才能の優劣のからくる力の差というものがはっきりと示されたのは、結構衝撃的でした。そして、例え努力しても届くことが出来ない世界があることを認める悲哀がしっかりと描かれた場面では、すごく感情が揺さぶられました。
しかしながら、この作品では、全力を出し切って破れた男たちは、負けてもなおカッコ良く描かれたのが非常に良かったです。

そんな中で、やはり印象深かったキャラクターは、物語序盤で破れたチャイナとアクマでしたね。
最初チャイナは憎らしいまでに強く、そして経済的に豊かな日本に反発し、そして見下す態度を取るいけ好かないエリートとして中国から日本にやって来ました。しかし敗北したことから力みがとれ、コーチに専念するようになってからチームメイトの人望を得ていくようになって行きます。特に、故郷からやって来た母親と料理しているところに、だんだんチームメイトが集まってくるシーンは彼の実力と人望を示すいいエピソードだったと思いました。

そして、アクマも、最初は、ペコと張り合う完全なヒール役として登場しましたが、実はペコの才能に憧れ猛特訓をしてきた、誰よりも不器用でそしてまっすぐな男だったことが物語の中で分かっていきます。才能がなかったゆえに人の何倍も努力をしてきて、それが報われなかった時のアクマの荒れっぷりは見ていて本当に辛いものがありました。しかしそれから吹っ切れたあとは、堕ちてしまったペコをなんとか奮起させようと今までのわだかまりを捨てて説得するようになります。本当に不器用だけれども、やっぱりカッコいいぜ、アクマ!

この作品は、もちろん卓球の物語なのだけれども、例え卓球の試合を描写していたとしても、そこに描かれるのはひたすらに人物とその心情であったように思います。歪む背景や覆いかぶさるように巨大化する対戦相手、そして無限に広がるように見える卓球台も、全て心の中に見える光景で、ストロークを打ち合う時の畳み込むようなカット割りも見ている側の意識の中になだれ込んできて、まるで見ている側が彼らと直接対峙しているような気分になりました。強引で荒っぽいけれども、この人の心を鷲掴みする描写はやはりすごい。

けれども、自分の一番印象に残ったのは、激しい試合の内容よりも、試合後の数年経った彼らの現在の描写だったかもしれません。登場人物たちは、それぞれの道を歩んでいますが、才能が一番なかったアクマが家庭を構えてバリバリ働いていたり(このアクマが一番幸せそうだったりします)、チャイナがもう一度脚光を浴びていたり(チャイナは丸くなってコーチ専任になってもカッコ良かったけれど、脚光を再び浴びるようになったら更にカッコよくなっていた。反則だぞ、チャイナ!)します。人生一度の挫折では、まだまだ先はわからない。
才能の有無や努力と挫折など、この作品を見ている間は、激しく心を揺さぶられ続けましたが、最後は明るく前向きな気持ちになれて良かったです。

この作品は、非常にアクのある絵柄ち強引な演出で人を選ぶ作品であると思うけれども、それさえ乗り越えれば、多くの人を魅了する普遍性を備えた作品であることは間違いないと思います。この素晴らしい作品を作り上げた湯浅政明監督に感謝です。

PS.
最後まで江神を引っ張ったのには笑ってしまいました。江上はやっぱり一般人代表のようなものなのだと思うのですけれども、どういうわけか自分は、あのサッカーの旅人を思い出していました。そういえば、彼は今何をやっているのだろう。

2.シドニアの騎士
CGを使った描写が目を引きますが、物語の方は至ってオーソドックスであり、実は今までのSFアニメと違ったところは殆どないのかもしれません。
シドニアの騎士2

物語は、太陽系がガウナと呼ばれる謎の生命体に破壊され、その際地球を脱出した人類が1000年に渡ってガウナと戦いながら生き続ける超巨大宇宙船が舞台になっています。
人口が激減したのでクローンが一般化し、生殖の機会を増やす為に男女両方と交尾可能な「中性」が創られ、また食物を多く摂取しなくても生きられるように光合成ができるように人体改造がされたと想像できる、結構重い設定がされています。
しかし、この作品の良いところは、これらの設定にあまり重きを置かず、これらの設定についての説明は最小限に抑えて、物語の主題をガウナとの戦いに絞り込んだことだと思います。そして、ガウナとの戦いの際は、衛人(もりと)と呼ばれるロボットだけに任せず、シドニアの艦橋に作戦指揮の統制と責任を持たせたので、衛人を使った戦闘以外のシーンでも緊張感が持続することになりました。特に4話での艦長によるシドニアの斜め加速を決断する際の緊張感は凄かった。(ただ、重力の数倍にもなる加速に、あんな工事現場の安全帯のようなもので、大丈夫なのかというのは、ちょっと気になったのだけれども...)

主人公は、スマートでも熱血でもない、どちらかというと朴訥な性格で個人的にかなり好感が持てましたし、ヒロインも有能で美人な星白(特に5話での星白由来水(この表現をネットで知りました。みんな、よくこういう表現を思いつくなぁ)の件から好感度が爆上がり)や、まだ中性だけどモテモテ谷風に「むー」ってなるイザナなど、なかなか魅力的でした。(ただ、仕草で一番萌えたのは、ヒロキ爺さんにデレたララァだったけれども。)

ガウナが異質な存在である人類を理解するために、その形状と思考をコピーするというのは、やはりオーソドックスなものであったけれども、古臭さは全く感じず、ちゃんとガウナの不気味さを引き立たていたと思ます。

2期では、このガウナの正体が明かされ、きちんと物語が終了して欲しいのだけれども、原作がまだ連載中なのが気がかりです。しかし、1期の出来が素晴らしかったので、2期に期待せずにはいられません。

PS.
このアニメを制作した、ポリゴン・ピクチュアズは、なんと放映2か月前に、このシドニアの騎士を納品したとのこと。それならば、2期のクォリティは問題なさそうですね!

3.Selector infected WIXOSS
Selector infected WIXOSS

このアニメは、分割2期ものなので、現在1期だけが終わった状態では、途中までの感想となります。
なので、そもそも中途半端な感想になってしまうのですけれども、それにしてもこの作品の感想を書くのは難しいと思ってしまします。それは、この作品の設定が荒っぽいだけなのか、それとも謎として残してあるのかが、あまりよくわからない点が多々あるからです。

まず、良くわからないのが、夢限少女は特別の力を持つのかどうかということです。
8話でセレクターとルリグの入れ替わりがあり、それは確かに衝撃的ではあったのですが、表の世界に出てきた元ルリグが元セレクターの願いを特別な力によって叶えたのかどうかがよくわかりませんでした。
遊月と入れ替わって現実世界へ出てきた花代さんが香月とすぐに恋仲になった訳ではなく、花代さんからの積極的なアプローチが必要でした。また、ルリグになった遊月がカードの中の世界で謎の少女繭と会った時、繭から夢限少女の願いは現実的に叶えられることしか叶えられないと告げられました。ということは、セレクターと入れ替わって表に出てきた元ルリグは元セレクターの願いを叶えるために表の世界で一生懸命努力をしなければならないのでしょうか。でも、そうだとしたら、願いを叶えることができる夢限少女などというのは全く嘘になり、ただ体が入れ替わっただけになってしまいます。自分は、それまで、WIXOSSは、基本的にまどマギ風の"願いに対する代償"を実現するシステムだと思っていたのですが、もしルリグとセレクターが入れ替わるだけというならばそれとは違うということになります。そうだとすると、さすがにWIXOSSというシステムがどういう意図で存在するのかが分からなくなってしまうと思うのですが...。それとも、自分が何か勘違いをしているのかなぁ。

また、更に細かい点を言えばもっとあります。例えば、3回セレクターが負けると、そのセレクターの記憶が消され、そのセレクターの願いは絶対叶えられなくなるはずなのですが、一衣は自力で記憶を戻しました。るう子と友達だった記憶が戻れば、その時点でるう子との友達の関係が復活すると思うのですが、WIXOSSのペナルティはそんなに甘いものなのでしょうか?また、3回負けたルリグは消滅するものだと思っていたが、緑子さんがルリグとして残っていたのは何故なのか?などなどと色々あるなぁ。

上に書いたように、作品の粗なのか、謎なのかよくわからない微妙な点があるのですが、それでも自分にとっては、この作品にはそれに目をつぶって更に興味を惹かせ続けるるものがありました。
アキラッキーの小物下衆っぷりと顔芸も面白かったし(物語中盤までは、このアキラッキーの下衆ぶりがいい狂言回しとなって結構面白かったです。岡田麻里さんは、こういう女性を描かせると本当に輝くよなぁ)、伊緒奈の最終バトルでの願いにも驚かされました。

あと、WIXOSSはあくまで、この物語の舞台装置だと思うので、WIXOSSのゲームとしてのルールの説明が無くても、るう子がどんどん勝ち進んでいってしまうことも、自分的には特に問題はなかったのですが、ただ、やはりあまりにもるう子が強すぎるので、もう少しハラハラさせるような演出があったり、るう子がこのゲームに強い理由付けのようなものがあっても良いのではないかと思いました。

今後は、るう子と伊緒奈との組み合わせでどのように話が進んでいくのか、遊月とバトルで勝負した小さい女の子も気になります。そして、一番気になるのは、予告であのアキラッキーが普通に生活していたことです。あの状態から復活したのだろうか?
秋から始まる2期が本当に楽しみです。

4.柩姫のチャイカ
最初1話目を見たあとは、視聴候補の中に入れていなかったのですが、何となくズルズルと見続け、結局最後まで視聴してしまいました。
チャイカ3

ちょっと地味な話ではありましたが、なんというか普通に面白かったです。こういうオーソドックスな冒険ファンタジーものは近頃はあまりないかもしれませんね。
まず、この作品全体に感じたのは、すごく真面目に丁寧につくられているなぁということです。チャイカ一行の旅の途中の会話や行く先々の街中の様子、またふんだんに登場する食事のシーン(これが結構うまそうなのだ)の丁寧な描写が、作品に良いリアル感を与えていました。また、戦闘シーンでは、主人公トールの武器が短剣なので相手の懐に入り込む戦いで構図的に躍動感が感じられ、更にワイヤーなどの小細工などもあったので、戦闘シーンに飽きがくることはありませんでした。また、トールが強すぎないことも、チャイカのガンドから放たれる魔法が一撃必殺のものではないことも戦闘シーンに緊張感を与えていてGoodでした。(チャイカのガンドを使用する際の魔法の詠唱もなかなか良かった。あと、"うぃ"も。)
物語の展開はゆっくりだったけれども各話ごとの引きもちゃんと作られていましたし、フレドリカの小人Versionとか時々人を驚かせる演出もあったので、毎回楽しみに見ていました。でも一番驚いたのは、最終回のチャイ化かな。2期のスタートが待ち遠しいです。

PS.
柩姫のチャイカのBlu-ray/DVD限定版全巻購入抽選特典として抽選で1名のみに「立体化 機杖(ガンド)」が当たるのだそうです。自分はあまりGoodsに興味はないのですが、これは欲しいなぁ。
チャイカ_ガンドチャイカ_ガンド3

5.健全ロボ ダイミダラー
ダイミダラー2

最終回では見事にこのバカアニメの着地を決めてくれました。
この作品を見ながら、このアニメの製作陣の熱血ロボに対する愛情とエロをバカで笑い飛ばしてやろうという熱い思いはしっかりと感じましたし、その思いは、又吉長官の最終回での熱い(?)セリフに込められていたのは確実に理解出来ました。
しかし、やはりエロだけでワンクールを走りきるということは難しかったのかもしれません。いみじくも真玉橋 孝一(まだんばし こういち)が2話目にして恭子の乳揉みに飽きてしまったように、エロはインパクトが強い分それだけで物語を持続することが出来ないんですよね。おそらく、製作陣もそれはわかっていて孝一のエロパワーを後半もう一度炸裂させるためにも、主人公を天久 将馬(あめく しょうま)へ一旦変更という荒業を行ったと思うのですけれども、残念なことに将馬に変更になってからは作品のパワーも本当にダウンしてしまいました(製作陣には申し訳ないのだけれども、将馬投入以降は本当に退屈でした)。このパワーダウンの期間があまりにも長かったので、物語の後半、満を持して孝一が登場してもイマイチ乗り切れず、最終回の又吉長官のセリフへも、「よく言った、又吉長官。カッコイイぞ!」とまで行かずに言いたいことは理解できたなどという、テンションの低い感想になってしまったのでした。う~ん...。結局、1クールという長さがこの作品にとっては長すぎたのではないかという気がします。出来ればOVAのような形で、半分くらいの長さで制作されれば、もっとキレのあるテンポで話が進み、孝一の再登場も又吉長官のセリフもバッチリ決まったような気がするのでけれどもね。

6.一週間フレンズ。
一週間フレンズ

う~ん...、この作品の感想は難しいなぁ。結局、問題だったのは、この作品の原作がまだ連載中であるにも関わらず、アニメ作品としてのラストを決めなければならなかったことのように思います。自分は、この作品の原作を読んでいないのですが、人の心の動きが主題のこの物語では、安易なストーリーの改変は難しいであろうことは間違いないので、アニメの製作陣がどのような結末にするのかでかなり悩んだであろうことは十分想像できます。結局、今回アニメのラストシーンで藤宮さんのちょっとした成長が描かれました。このアニメ版のラストは原作の流れに沿ってこの作品をギリギリ軟着陸させることが出来たのではないかと思っています(このラストがアニメオリジナルかどうかも分からないのですけれども)。ただ、このラストでは状況は特に変わらないんですよね。それが、このラストに対する不満の原因なのだと思います。また、アニメ版のラストへ至るまでは、主人公の長谷くんは空回りするだけで全く役に立たず(神社で「何をやっているんだ俺は」って頭を抱えて叫んでいたけど、それはこっちのセリフだよ、長谷くん)、結局は藤宮さんが一人で色々な葛藤を乗り越えたように見てしまったことも、ラストに向かっての盛り上がりに欠けた要因の一つだったような気がします。しかし、色々文句を言ってしまいましたが、アニメの製作陣はこの作品を最後まで丁寧に良い雰囲気でまとめてくれたと思います。そして、もう一点、この作品では、サブの桐生君とアホの子の山岸さんとのやりとりがすごくいい感じに描かれていて、最終話では、この二人の絡みが緊張感をいい感じに和ませてくれました。出来れば、作品中でこの二人にはもっと光を当てて欲しいかったですね。
一週間フレンズ2

作画の点では本当に素晴らしく、水彩絵具のような濃淡で描かれた景色はとても透明感と柔らかさがあり、それに合った音楽と共にいかにも瑞々しい青春という感じを演出していました。また、作中の登場人物たちの表情もよく描かれていて、その心の動きをしっかりと表情で描写していました(特にヒロインの藤宮さんの記憶を失った時のジト目は強烈だった)。それだけに、出来れば連載が終了したあとに、この作品はアニメ化してもらいたかったと感じました。

7.極黒のブリュンヒルデ
ブリュンヒルデ

この作品の感想はなんとも難しいものがあります。つまり、一般人として、この作品の粗をツッ込む気持ちと、オタクとしてこの作品を楽しもうとする気持ちがせめぎ合っている感じとでもいいましょうか。一般人としてこの作品の雑さをツッコめば本当にキリがありません。例えば、寧子たちが何かの組織から命を賭けて逃げてきた後、これだけ特殊な能力を持っているのに、自分の命の延命に必要な薬の入手を試みようともせずに、ノープランで学校に編入して来たとかマジですか。自分はてっきり、あの編入からものすごい陰謀話が始まると思っていた。また、その特殊な薬のパッケージにどういう訳か番号がしっかりふってあって、それをインターネットで検索したらあっさり製造場所が分かって、挙句の果てに間取りもわからないその広い工場の中から目的の薬を自力で見つけ出してしまうとか、本気でちゃんと考えているのかと疑ってしまう程。しかし、その一方でこの作品で良いと感じることも結構あって、その最も大きな点は、特殊能力(これ魔法使いじゃなくて超能力者ですよね)を持っているにも関わらず、寧子たちを弱くそして優しいキャラとして描いたことで、これによるキャラクターの魅力というのは間違いなくあったと思います。薬を飲み続けないと死んでしまうという設定は悲劇的でせつない感じがしましたし、エロネタも生のリミットを意識することからくるものと思えば不自然さは感じませんでした。そういう意味では、オタクの心の琴線に触れるドラマは確かにあったし、これをホラー・サスペンスものではなくて、ホラー風味のハーレムラブコメ異能バトルものと思えば、悪い点もあるけれども、それを無視できる面白さがあると途中までは思っていました。(また、狙ってやっているのかどうもわからないのだけれども、変にシュールなセリフやギャグが時々入って、もちろんそれは滑るんだけれども、それが妙にほんわり感を与えるという変なところがあって、そんなところも自分は好きでした。ちょっとうまく説明できないのですけれども。)

しかし、OPが変更になった(しかもその新OPの出来が本当にひどかった)10話あたりから雲いきが怪しくなっていきます(というか、爆下げが始まりました)。もう物語の終盤だというのに、次から次へと新キャラが投入され、しかもバンバン登場人物が死んで、更に生き返ったりするので、一体誰が死んで誰が生き返ったのかもわからなくなってしまいました。もう、超展開を通り越して唯のダイジェストを見ているような感じ。それを最終回では、適当極まりないクォリティーでひたすら繰り出され、あげくに、最後に2つの墓が出てくるのですが、あまりにも人が死んで生き返るので、いったいこの2つの墓が誰のものかさえわからなくなる始末。こんなのありえません。

Netで調べてみると、この作品の原作消化は、なんと以下のように行われたみたいです。
 1話~10話 原作5巻分
 11話~13話 原作5巻分+雑誌掲載分

このひどさはやっぱり、いくらなんでも看過出来ません。好意的に解釈すれば、もしかするとこれは元々2クールものと計画されていたものが、途中で1クールに変更されてしまったため後半に駆け足にならざろう得なくなってしまったのかもしれません。しかし、いくらなんでもあの後半の端折り方は、学生が休み明け直前に大急ぎで仕上げた課題じゃあるまいし、公共の電波に乗せて娯楽作品を提供するプロの仕事としてどうよというのもありますし、そもそもこの作品は原作を元に制作されているので、あのやり方は原作者に対して失礼だし、その原作を好きな読者に対しても失礼です。

自分は、原作とアニメ作品は基本的には違うものとして考えているので、アニメの製作陣が原作を自分なりに解釈して変更を加えることは個人的には全く問題無いと思っています。ですから、もし仮に、自分が想像しているように2クールから1クールへの変更があったとしたならば、その時点で原作の区切りのいいところで話を終わらせるようにするか、あるいはオリジナルエピソードを追加してでも無理なく話を終わらるようにしたほうが、あんなダイジェストを作るよりはよっぽど良かったと思います。オリジナルエピソードは原作支持組の人からは避難を浴びるかもしれませんが、それでもオリジナルエピソードで人をうならせるような着地を決めたら、それこそクリエーター冥利に尽きると思うのですがどうでしょう。
いずれにせよ、こんな個人のブログでちょこちょこ言うよりも、この作品の最終話はBlu-rayの売上にものすごく影響を与えてしまっているようなので、製作陣は怒られる筋からは既に怒られているのでしょうね。とりあえず猛省を願います。

ただ、ここまで書いておいて言うのも何ですけれども、それでも、この作品には好意的な感じを持っているんですよね。アニメ作品としての出来はともかく、なんやかやで楽しめた箇所はありましたから。それは、やはり原作力に負うところが大きかったのかもしれませんね。

PS1:
この作品を見るまで、自分は"俺たちの戦いはこれからだEND"というものは、ふざけた終わり方だと思っていたのですが、無理やりたたむより良いという考えに変わりました。自分の考え方を変えという点においては、意味のある最終回だったと思います。

PS2:
やはり最初のOPは素晴らしかったので、動画を貼っておきます。



その他、以下の作品は、残念ながら途中脱落してしまいました。
・それでも世界は美しい
自分は、この作品をもうちょっとファンタジー色の強い物語なのではないかと最初思っていました。それならば、子供が国王でも、なんとかアニメ補正を働かせることができるかなと思ったからです。しかし、この作品ではそうなっておらず、わりとマジにこのショタ国王に政治をさせようとしていました。当たり前ですが、その子供がいくら頭が良くても子供に政治はできませんし、そこにアニメ補正を働かすことも出来ません。ニケのキャラクターはとても魅力的でしたし、りビも悪い性格ではなかったので、頑張って見続けたのですが、どうにもそこが気になってしまい途中でGiveUpしてしまいました。

・魔法科高校の劣等生
主人公の俺TUEEEEEE!に限度がなさすぎなのではないかと以前の記事の中でも書きましたが、それだけでなく敵YOEEEEE!という感じがするのも残念なところでした。それを最初に感じたのは、バトルではなく、たしか4話か5話あたりで、魔法力が弱い生徒が学校に対して差別の撤廃を求めて学校を占拠しようとする事件で、その際に行われた生徒会長との討論の内容にはちょっと期待していただけに本当にがっかりしました。生徒会長はごく普通のことしか言わないし、その普通の言葉を聞いただけで顔を覆ってうなだれる抗議活動を起こした生徒とかは、ただの間抜けにしか見えませんでした。やはり主人公たちの力を強く見せるために相手を弱く描くのは見ていて気持ち良いものではありません。また主人公たちを周りが持ち上げすぎるのも考えものです。妹の「流石ですわ、お兄様」に関しては、もはや様式美として聞き流すことができたのですけれどもね。

追加:京騒戯画
京騒戯画

以前からいつかちゃんと全部見たいなと思っていたので、先月あたりにまとめて1日で見てしまいました。
以前、0話を見たときに、そのビジュアルに圧倒されました。自在に動くカメラワークと極彩色の色使い、奔放なまでに飛ぶ場面転換とアニメでなければ表現できない描写が次々と繰り出され目は画面に釘付けでした。まさにアニメーションの全力投球という感じ。しかし、いかんせん話の内容はさっぱり分からずじまいで、これは面白いのかどうかさっぱりわからないなと思っていたところ、TV版が去年の秋から放映されるとのアナウンスがあったので録画しておいたものでした。
さて、1話から見てみると、あれほど訳の分からなかった0話が何となく分かってきたような気がしました。ただ、とても全部がわかったなどとは言えるものではなく、相変わらず難解ではありましたが、毎回のアニメーションの冒頭で述べている通り、これは「家族再生の物語」であるはずだから、それ以外の細かい設定は気にする必要ないなと思って、理解できない点は割り切ってみていました。多分この物語の見方は、それで良いのだと思います。

そしてこの物語の白眉は最終回で、この回ではそれぞれの登場人物たちの心の内側がわかり、そこへ主人公のコトが思いの丈をぶちまけます。
コトの家族と一緒に笑ったり泣いたり一緒にご飯が食べたいと願いに対して、それでも拗ねている面倒くさい性格の父と長男にぶち切れてぶん殴るコト。彼女の家族と一緒にいたいと思う我儘は、見ていて実に気持ちよいものでした。それはきっと家族にだけ見せられる甘えであり我儘だったから。

それでも一番感動したのは、さらに最後の場面。コトに頭突きをくらってもなお、自信がもてなくてウジウジする父に銀河万丈氏演じる"神"が稲穂でビシバシ叩く。そして最後に一言「居るだけじゃいかんのか?」。これにはやらた。今まで聞いた中で一番の"救い"の言葉でした。この言葉を聞いただけでも、自分にとっては、この作品を見続けた甲斐がありました。
京騒戯画4京騒戯画6

非常に前衛的な表現があり難解な作品であったにも関わらず、終始優しい雰囲気を感じられて見ていて楽しかったです。説明編と言われる10.5話を見てもなおよくわからない部分が残ってしまったのですが、自分にとっては非常に良い作品でした。

スポンサーサイト

 | HOME | 

プロフィール

aiuto!

Author:aiuto!
会社員
英語の勉強と日々気になることを日記風に書いていきたいと思っています。


最新記事


最新コメント


最新トラックバック


月別アーカイブ


カテゴリ

はじめに (6)
英語 (93)
(2013/9月-2014/2月) (35)
(2014/3月-2014/12月) (41)
(2015年) (2)
(2016年) (12)
音楽 (10)
EL&Pの音楽 (1)
King Crimsonの音楽 (1)
広橋真紀子さんの音楽 (1)
音楽雑記 (6)
アニメ感想 (17)
フルメタル・パニック感想 (1)
とらドラ! 感想 (1)
PSYCHO-PASS -サイコパス- 感想 (1)
灰羽連盟 感想 (1)
ゆゆ式 感想 (1)
新世界より 感想 (1)
じょしらく 感想 (1)
男子高校生の日常 感想 (1)
らきすた, みなみけ, 苺ましまろ, あずまんが大王 感想 (1)
Steins;Gate 感想 (1)
とある科学の超電磁砲 感想 (1)
宇宙戦艦ヤマト2199 感想 (1)
ガールズ & パンツァー 感想 (1)
TARI TARI 感想 (1)
花咲くいろは 感想 (1)
今期のアニメ (13)
2016年冬アニメ 感想1 (1)
2015年冬アニメ 感想 (1)
2014年秋アニメ 感想 (1)
2014年秋アニメ (1)
2014年夏アニメ 感想 (1)
2014年夏アニメ (1)
2014年春アニメ 感想 (1)
2014年春アニメ (1)
2014年冬アニメ 感想 (1)
2014年冬アニメ (1)
2013年個人的ベスト10アニメ (1)
2013年秋アニメ 感想 (1)
2013年秋アニメ (1)
今期のアニソン (6)
2014年夏アニメ アニソン (1)
2014年春アニメ アニソン (1)
2014年冬アニメ アニソン (1)
2013年秋アニメ アニソン (1)
個人的お気に入りアニソン(ED編) (1)
個人的お気に入りアニソン(OP編) (1)
アニメ雑記 (57)
趣味 (6)
バイク (3)
車 (1)
時計 (1)
推理小説 (1)
一般雑記 (64)
お城訪問 (22)
旅行 (20)
隣の国の困った人々(特亜3国) (8)

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

検索フォーム


RSSリンクの表示


リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる


QRコード

QR

    


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。